沖磯フカセ釣りで46.5cm1.69kg口太メジナ登場【西伊豆・田子】ラスト1投でヒット
2023年04月06日 11:30
抜粋
例年伊豆半島では河津桜が咲き始める頃から釣り上げたメジナのお腹を見ると、少しずつ抱卵し始める。そうなってくると、メジナは身も厚みを増し、ボテッとしたナイスなボディコンディションとなる。一年で一番、長寸と重量がある大型メジナを狙える季節到来だ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)


春のメジナ釣り
ただ、単純に喜んでばかりはいられない。この時期は冬から春へ季節の変わり目。強風やウネリなど、天候という自然が妨げとなりなかなか思うような釣行ができない。それと、海水温の上下変動が大きい時期でもある。
ただでさえ産卵期を迎えたメジナは気難しくなっているのに、日によってもしくは干満の時間帯等によって、食いが立つこともあれば、極端な食い渋り状態になることも多々ある。
そういった様々な条件をクリアーして、釣り上げた良型メジナを見たとき、この時期ならではの釣りの醍醐味と感動を味わうことができると私は思っている。一日やってたった一回のアタリで、一発大物を釣り上げる。例え釣り上げられなくてもそれも釣り。ロマンがあると思いませんか。
西伊豆の田子へ釣行
そんなロマンを求めて、天候に恵まれた3月15日、静岡県西伊豆町の田子地区へと釣行した。いつもお世話になる田子港福由丸(ふくよしまる0558-53-1120)船長へは、前日に予約をして出船時間の6時までに港へ入った。
福由丸(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)ヨンボリへ渡礁
平日にもかかわらず大勢の釣り人が来ていた。船長の指示で順番に磯へ釣り人を降ろしていく。
田子の沖磯群(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)ようやく私の番が来て、渡礁したのはヨンボリという収容人数1名の独立した小さな磯。田子には、沖磯と地方の磯があり、特に沖磯には男島(おじま)と女島(めじま)という二つの大きな島がある。その周りに独立した小さな磯が点在し釣り場となっている。
釣り磯「ヨンボリ」(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)男島にあるヨンボリは小さな磯ではあるが、上がってしまえば足場は良い。北西向きがポイントとなり、水深は7~8m前後。大小の沈み根がいたる所にあるので、その根と根の溝と根際を主に狙うこととなる。
使用したコマセ&タックル
最初に準備したのがコマセ。一日分を一度にバッカンの中で作ることは無理なので、前半用を作った。全解凍したオキアミ3kgをマゼラーで粗めにカット。その中に「グレパワーV11」を半分入れてよく混ぜ合せた。
フカセ釣りで使用したコマセ(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)次に「グレパワーVSP」、続いて「超遠投グレ」其々半分入れては混ぜ合せた。仕上げに海水を少しずつ入れやや硬めにした。理由として、近場狙いだけではなく、大遠投するシーンがきたときのため。後半分は、前半用を使い終わってから作るようにした。
タックル
フカセ釣り仕掛け(ノーシンカー)(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)タックルは、サオ:がま磯インテッサGⅤ1.25号5m、リール:22トーナメントISO競技LBD、ミチイト:銀鱗SSブラックマスターエクストラ1.75号、ハリス:トヨフロンスーパーLEXハイパー1.7号を10m取り、その中に塩田ウキMサイズ00号仕掛けを組んだ。ハリ:A1一刀グレ6号。
フカセ釣りのタックル(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)浮きグレ狙い撃ちで38cm本命
釣りを始めるにあたり、磯の周辺をよく観察していると50~60mほど沖で浮きグレの群れを発見。最初はハリに付けエサを付けてダイレクトに仕掛けだけを大遠投してみた。
群れは大きいようだが、やはり警戒心が強く、着水した仕掛けに驚いて群れは沈んでしまった。そこで、緩く流れる上り潮の潮上に仕掛けを投入してアタリを待っていると、竿先を少し曲げるアタリがきた。
フカセ釣りで使用したウキ(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)釣り開始30分後の7時30分に最初の口太メジナ38cmを釣り上げることに成功。早い段階で本命の姿を見ることができてホッとした。2匹目のドジョウならぬメジナを狙おうとしたが、浮きグレの姿はどこかへ消えてしまった。
回収間際に居食いヒット
こうなると、狙いどころは沈み根際や根と根の間の溝の中。ここヨンボリはそれらの条件が揃った磯だ。潮が右へ緩く流れ、沖の沈み根際を攻めるには打ってつけの流れ方をしている。
磯際へコマセを数杯撒き、ポイントへコマセが流れるように本命のコマセを数杯撒いたあと、仕掛けを投入した。仕掛けがなじむと、コマセの沈下速度と同調しながら沈む設定にしている。何回か投入を繰り返したが、魚からの反応はいまひとつ。潮も当て潮気味に流れたり、蛇行気味に流れたりと安定しない。
フカセ釣りで使用したハリス(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)「そう簡単には釣れないな」と思いつつ、沈めていた仕掛けを回収しようと竿先をそっと上げてききアワセると、魚が居食いをしていた。それもなかなかの重量感。残念ながらすぐにハリが外れてしまう。しっかりとアワセておけばよかった。
付けエサ丸残りの状況に
その後は、付けエサが丸残りすることの方が多いくらい、魚からの反応がない。海面と海底の海水温度差が大きいのか。潮もあまり動かないのも一因か。いずれにしてもこちら側には理由は全く分からない。
フカセ釣りで使用したハリ(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)しかし海に仕掛けを入れないことには魚は釣れない。遠近ポイントにコマセと仕掛けの投入を繰り返した。
終了間際に潮が良い雰囲気に
気がつけば磯上がりの16時30分まで残り30分ほど。ちょうどその頃から、運が向いてきた感じがしていた。不安定な潮流が、左から右へと真横にやや速い流れ方をしだしていた。「メジナは潮を釣れ!」の格言があるほど、潮流はメジナの食い気と大きな関係性がある。
フカセ釣り仕掛け(半遊動)(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)タイミング良く、だいぶ前から仕掛けをノーシンカー仕掛けから、塩田ウキMサイズのB号を使ったタナをしっかり取って狙う半遊動仕掛けに組み替えていた。むやみにタナを探る釣り方よりも、タナを決めて狙った方が効果的な場合がある。
46.5cmメジナが登場
その仕掛けで、右沖の沈み根際へ付けエサを届けた。すると、その結果は数投後にでた。作戦的中。朝にハリ外れしてしまった根際ポイントへ仕掛けが差しかかった途端、ウキを消し込み、がま磯インテッサGⅤの穂先を一気に曲げる強烈なアタリがきた。
ここは、ミチイトが根ズレで切られないよう、一度少しだけ沖へ魚を走らせ、動きを感じてミチイトを出さなかった。あとは魚がこちらを向いている間に、リールを巻き間合いを詰めた。やり取りの最中、何度も走りだそうとするが、絶対にこちら側を向けたやり取りをして、ミチイトも出さないようにした。
組んだタックルバランスを信じた結果の勝利。今釣行時間最後の一投となる仕掛けの投入で、良型の口太メジナを釣り上げることができた。
沖磯で上がった口太メジナ46.5cm(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)港に戻って福由丸船長に検量してもらうと、46.5cm。1.69kgのグッドコンディションなメジナだった。厳しい状況下での貴重な良型に、船長も喜んでくれて、価値ある1尾となった。
自己記録更新を目指そう
水温の変動、産卵末期など、いろいろな状況から厳しい日が多くなる。ただ、依然として一発大型は十分狙える。自己記録更新を目指す意気込みで、気を抜かずに大型メジナ釣りにチャレンジしてみてはいかがだろう。
沖磯で上がった口太メジナ1.69kg(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)<塩田哲雄/TSURINEWSライター>
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