【九州2020春】始めよう『ウキフカセ』釣り タックル流用でもOK
2020年03月16日 11:30
抜粋
ウキを使っているフカセ釣りは表層から海底までの対象魚を幅広く狙え、釣り場についても河口から防波堤、砂浜、磯までと対応の幅がとても広い。使用するタックル類についても、手持ちのサオ(ルアーザオ、ノベザオなど)の流用でOKだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)


ウキフカセ釣りの対象魚
ウキフカセ釣りの対象魚は幅広く、代表例としては表層ではサヨリ、中層にかけてはアジ・サバ・クロ(メジナ)・マダイ、中層から海底にかけてはチヌ(クロダイ)・メバル、海底付近ではアラカブ・ハゼなど、多様な魚種が狙えるのが魅力である。
季節によって釣れる主な魚種例は以下にまとめる。
年中…チヌ、クロ、アジ、サバ、マダイ、アラカブ、ボラなど
3~5月…サヨリ(大型が産卵により接岸)
5~8月…イサキ、キスなど
8~11月…ハゼ、キス、サヨリなど
6~2月…カワハギ、イシダイなど
ウキフカセ釣りのタックル
磯ザオを使用する方法を基準にして、紹介していく。
仕掛け例(作図:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)サオ&リール
クロの対象サイズを23~30cmクラスと想定すると、サオは磯ザオ(アウトガイド式あるいはインナーガイド式)の0.6~1号クラスの5.0~5.3mを、リールはレバーブレーキ付きあるいはドラグ式のスピニングリールの2000~3000番クラスでミチイト1.75号クラスを150m巻けるものを選んだら良い。いろいろな種類・価格があるので、釣具店スタッフに尋ねながら自分に合っているものを選んだらよい。
ウキ
ウキについて、初めは浮力がB~3Bくらいのものを使用した半遊動仕掛け(別図参照)を組んだら良いと思う。慣れてきたらG2・G3…0号と浮力を徐々に小さくしてみることや、潮が速ければ5Bクラスのウキを使用するのも有効。
アタリの取り方はウキが沈んで数秒後にアワせたり、ウキが沈んでミチイトが走るタイミングでアワせたりするとよい。
アタリの小さい時は、ウキ周辺に波紋が発生することがあるので、数秒後にアワせると良いこともある。
また、波紋が発生するほど活性が高くなったと感じた場合(特にクロ・アジ・サバ・サヨリ)は、小型棒ウキを使用した2段ウキ仕掛け(別図)も有効で、状況にもより、棒ウキが沈んだタイミングや飛ばしウキまで沈んだタイミングでアワせてみるとよい。
使用するウキ(提供:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)ミチイト
ミチイトは前述の通り、ナイロン製の1・75号が良い。慣れたら1・5号も使用してみると良いと思う。理由は号数が細ければ仕掛けが絡みやすいからだ。
なお、少しでもミチイトに傷が入ると、アワセを入れた時に高切れを起こしてしまいせっかくの獲物が台無しになるから、時々でよいので、ミチイトに傷がないか確認しておくとよい。
ミチイト(提供:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)ハリス
ハリスはフロロカーボン製の1.5号で十分。万が一、40cm以上のクロやチヌが釣れても十分対応できる。もし、食い渋りに遭った場合は1.2号に落としてみるのも良い。
ハリス(提供:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)ハリ
ハリについては、クロ釣りを例に挙げると、グレバリ、伊勢尼バリの3~6号、あるいはチヌバリの1~3号があれば十分。食いが活発な場合は大きめのハリで良いが、食い渋りに遭った場合は段階的にハリの号数を落としてみる。そうすることで、クロやチヌ・アジの食い方が変わってくることもあったり、口に掛かりやすくなると思う。
ハリ(提供:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)主な魚種別において、使用するハリの例については以下のようになる。
チヌ…チヌバリ1~3号
アジ、サバ、アラカブ…グレバリ3~7号、チヌバリ1~5号、メバルバリ9~11号など
マダイ…グレバリ6~8号、チヌバリ3~5号、伊勢尼バリ6~9号など
サヨリ…サヨリバリ3~6号、袖バリ8~11号など
キス、ハゼ…キスバリ7~10号、ハゼバリ7~10号、流線型9~12号など
ルアーザオを使用する場合
ルアーザオの長さはメートルに換算すると、約1.8~3mなので、ハリスの長さは磯ザオ使用時に比べれば短くなることを留意したい。
サオが短い点を長所に置き換えると、表層を主に狙える分、手返しについては早くできるので、サヨリやアジ・サバを対象魚としては向いている。また、小っ葉グロも引きが強いので、やり取りがしっかりと堪能できるだろう。
仕掛け図(作図:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)ノベザオを使用する場合
リールがないので、海面から高さのある防波堤では不向き。近距離をピンポイントで狙え、リールを巻く動作がない分、手返しについては早くできる。
対象魚はルアーザオ流用時と同様にサヨリ・アジ・サバ・小っ葉グロ・メバル。また、河口でのキスやハゼも面白い。仕掛けについては、別図を参照していただきたい。
仕掛け図(作図:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)ポイントと釣り方
防波堤の場合
防波堤の場合は地形の変化に乏しいところもある。海面を観察すると、泡状(潮目)のものが発生したり沈瀬が見えたりすることがあるので釣り場に到着したらよく観察しておくこと。また、防波堤の角といった変化のあるところやテトラなどがあるところでは、5~10m沖までテトラが沈んでいることがある。別図にも示しているが、前述のところをポイントに定めたら良いと思う。
ポイント図(作図:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)地磯や河口
地磯では、泡状の潮目や沈瀬周辺はもちろんのこと、サラシのあるところも有効。
河口ではカケアガリや沈瀬を中心に狙ってみる。
いずれも使用するサオの長さにより、狙える範囲で楽しんでほしいと思う。
ポイント図(作図:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)狙うタナ
狙うタナについては、初めはハリからウキ止めまでの長さを1~2ヒロ分(約2~3m)として、エサが取られる場合はウキ止めの位置を下げたりハリスを少しずつ切ったりして浅めに調整していくとよい。
もし、エサが残る場合は、ウキ止めの位置を少しずつ上げていき、深めに調整してみる。魚の活性を確認しながら小まめにタナを調整することが重要であると思う。
さしエサ&まきエサ
さしエサ及びまきエサについては、釣る時間を半日と想定すると、オキアミ生2角に集魚材2袋を用意しておくと十分であると思う。釣り場で混ぜても良いが、釣具店で混ぜておくとゴミの持ち帰る量が少なくできるのでそちらをお勧めしたい。
まきエ作成については、解凍したオキアミを砕き、集魚材を万遍なく混ぜ合わせて必要に応じて水を加えていくとよい。手で握って耳たぶの軟らかさくらいがちょうど良いと思う。予備でパン粉や集魚材を1袋ほど持っていったらなおさら良い。
さしエサはパック入りのオキアミ生やサシアミなどがあれば大体の対象魚には適用できる。なお、キスやハゼを狙いたい場合は、小ケブや青ケブの虫エサ、そのほかとしてエビのむき身やパン粉ダンゴなどいろいろなものを使ってみると面白いと思う。
さしエサと配合材(提供:週刊つりニュース西部版APC・横田宏徳)装備と注意点
釣り場での装備についてだが、安全のためフローティングベストの着用が必須である。理由は落水したときに備えるためのほか、ハリやハリス・ウキなどの小物が収納でき、荷物の量が減らせるから。
地磯やテトラに行く際は、磯グツの着用も必須。ゴミについては必ず持ち帰り、釣り場のまきエを洗い流して綺麗にして帰ること。マナーを守っていかないと、釣り場が立ち入り禁止になることも考えておきたい。
ウキを使ったフカセ釣りは仕事帰りやほかのサオの流用で十分対応できるので、興味があればチャレンジしていただけたらと思う。ぜひ、チャレンジしてみてほしい。
<週刊つりニュース西部版 APC・横田宏徳/TSURINEWS編>















