マブナ釣りで16cm頭に本命24尾 越冬場所狙いの「寒の釣り」を攻略
2020年03月21日 17:00
抜粋
2月26日(水)、朝から茨城霞ヶ浦にある稲敷市信太古渡のホソでマブナを狙った。寒の戻りで魚の食いはイマイチ。鳩崎の機場周辺の深場を釣って、午前中の釣果は7~11cmが3尾と貧果に終わった。そこで、午後は美浦村のホソを見てまわることに。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)
美浦村でマブナ釣り
13時30分すぎ、美浦村の馬掛第二機場に到着。機場周辺のコンクリートの壁に囲まれた水たまりのような空間でマブナの気配を感じる。水面を埋め尽くすように浮いている枯れ草が時々揺れる。ここで竿を出すことに。
タックルは2.4mのノベ竿にミチイト0.8号を竿いっぱいに結ぶ。ハリス0.6号7cmに袖バリ3号を丸カンで接続。ウキは発泡中通し玉ウキ5mmを3個ヨウジ止めし、トップのウキの頭が水面より2、3mm出るよう板オモリで調整。
エサは野釣りグルテンダントツを軟らかめに練り、小豆大に丸めてハリ先に付ける。
15cm級マブナが30分でツ抜け
水深80cmでウキ下を底に合わせ、機場と結ばれている地下排水溝の吐出しにエサを投入すると、1投目からウキがモゾモゾと動きだす。竿を軽く立ててアワせるとグリッ、グリッとした小気味いい手応え。そのまま抜き上げようとしたら、水面の枯れ草に仕掛けを引っ掛け、反動によるバラシ。すぐ次はきたが、今度は底の障害物に絡めてしまう。
そこでポイントをずらしてみるがアタリは遠い。ウキ下を60cmに詰めて再び元のポイントにエサを落とす。すると明確な消し込みアタリで、アワせると強く引き込む。小場所なので一気に抜き上げると15cmの奇麗なマブナ。
その後も同型がコンスタントに釣れ続き、30分でツ抜け。すると場荒れ気味かアタリが遠くなってしまう。
周辺では20cmのコイが連発
そこで、隣接する同じような空間を探る。水深1.2mと深く、底から探ってみる。水路の落水下にエサを落とすと2、3投でウキが動く。水中ウキを揺らした後、トップのウキを斜めに引き込むアタリ。「クチボソなどの仕業か」と思い、軽く竿を立ててアワせればガツンときて、良型と思われる強い引き。
土管の中に潜ろうとする魚を竿で止めて取り込むと、フナではなく20cmのコイだ。次も同じ魚が続く。
マブナの最終釣果
フナを期待して粘り強くエサ打ちすると派手な横移動のアタリで大きなクチボソが登場。それから数投後に、小刻みのアタリが出始め、アワせると小気味いい引きで10cmのマブナ。続けてでる同じアタリを取ると、強烈に引き込み16cmの同魚が登場。
その後も10cm前後がクチボソ交じりでぽつぽつと釣れて、メリハリの利いた引きを堪能。日没まで同じ場所で粘った釣果は8~16cmが24尾。越冬場所狙いの寒の釣りとなったが、中小ブナの数釣りが楽しめて満足できた。
3月も半ばをすぎると機場などの深場から巣離れしたフナがホソに出てきて活発にエサを追うようになるだろう。4月に入ると本湖からも魚が入ってきて乗っ込みブナが楽しめるだろう。
<週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦/TSURINEWS編>
美浦村馬掛