ボートでのウキフカセ釣りでマダイ8尾 藻場で連発【鹿児島・錦江湾】

2020年03月31日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

南国鹿児島では『入りダイ』シーズンに突入した。ぽつぽつと各地で釣れ始めているようだ。そこで霧島市の隼人沖へボートを出して、ウキフカセ釣りでマダイを狙い30~35cmの食べごろサイズを満喫した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・小場康裕)

マダイ狙いのボートフカセ釣り

2月20日、ボートフカセ釣りでのマダイ釣りにチャレンジしてみる。場所は錦江湾だ。錦江湾といっても広範囲なため、自宅からほど近い霧島市の隼人沖でサオを出すことにした。

当日ポイント周辺図(作図:週刊つりニュース西部版APC・小場康裕)

ここは内海特有の河川からの栄養物が豊富に流れ込むことで、そこにプランクトンが溜まりやすく回遊性の高いマダイなどが集まりやすい場所だ。そのためマダイの実績が高い。

午前7時に出航し、ポイントに7時30分に到着する。魚探で確認するとチラホラとまずまずな反応が見られた。まきエサをまき、魚が寄って来るのを期待して錨泊する。水深は18mだ。水深10m前後からの急なカケサガリを狙う。

チヌ用集魚材をコマセに利用

今回使用するまきエサにはチヌ用集魚材を使用する。チヌパワー1袋にパン粉1kgとオキアミを3kg混ぜて使用した。

水深が深いことと、潮の流れが速いことからエサのまとまりと沈降速度を考慮して選んだ。まきエサを作り終えるとタックルを組んでいく。さしエサには自作の加工オキアミを使用した。

当日の仕掛け(作図:週刊つりニュース西部版APC・小場康裕)

水深25mのポイントで1尾目マダイ

タックルを組み終えるとさっそく釣っていく。足元から潮に乗せて流していき、ウキに反応があったらアワせるといった単純なフカセ釣りだ。1投目を50mほど流したところで回収する。さしエサは残ったままだ。その後も特に生命反応がないまま30分ほどが経過したところで潮が緩くなってしまった。

すると、ベラのオンパレードだ。タナを浅くしてみる。だが結果は同じ。そこで早くもポイントをチェンジする。潮の流れているところを探して回る。やや沖めにポイントを変更してイカリを下す。ここは水深が25mあるため、タナを深めに設定した。

30mほど流していると、最初の1投目でウキがスパッと入った。アワせるとそんなに強い引きではないが、頭を振って抵抗する引きがサオに伝わる。ジワーッとゆっくり寄せてくると、ピンク色の魚体が見えた。マダイだ。

30cmぐらいの小物だが、この日最初のマダイがきたことで期待が高まる。だが、そこからが続かなかった。その後は再び生命反応がなくなり、魚探にも反応がなくなった。

アタリ続かずに移動

前日までの連日のシケによる気温と水温の低下が影響しているのかもしれない。そう考え再度ポイントを深場にチェンジすることした。

次は水深30mのウキフカセ釣りで狙えそうな限界ぎりぎりのラインを攻めてみる。魚探ではぽつぽつと大きな反応がある。だが、底の方に反応があるため、そこまで仕掛けとまきエサが届くのかが心配だった。

入念にまきエサを練り込み、粘り気を強めて足元からまいていく。その潮に乗せるように仕掛けを流してみる。100mほど流しても特に反応がない。仕掛けが底まで届いていない可能性も考えられたため、ガン玉を少しずつ足しては流してを繰り返す。だが結果は同じだった。2時間ほど粘ってみたがポイントを移動する。

藻場絡みで追釣り

この日は中潮であり、この時点で11時前の干潮を迎えていた。そこで上げ潮に期待して上げ潮ポイントへ移動する。次のポイントは水深がやや浅めのカケアガリが多数存在するポイントを選んだ。

底まで15mほどのポイントで藻が生い茂っている。これが吉と出ることを祈りつつサオを構えた。すると、半遊動で流していた棒ウキが50mほど流すとスパッと海中に消えた。即アワせるも乗らない。エサは残って返ってくる。

再び同じように流すと、やはり同ポイントでウキがスパッと入った。少し待って5秒ほどしてアワせると、サオがギューンっと弧を描く。潮の流れもあってなかなかの引きをみせてくれる。マダイに間違いなさそうだ。引きを楽しみながら寄せてくる。するとまたしても30cmほどの塩焼きサイズのマダイが上がった。

潮が変わってクロ連釣

その後も同ポイントで6尾ほどマダイを追加すると、潮の流れが若干かわった。その途端に釣れる魚種がクロに変わり、クロを5尾連続で釣り上げた。本命のマダイが来てほしいのだが、クロの活性が上がったようだ。

しばらくクロと戯れていると、パタッとアタリがなくなった。アタリがなくなっても流し続けていると、再び30mほど沖でウキがスパッと消えた。アワセを入れると強烈な引きがきた。

一気にカケアガリの方に突っ込まれハリスごとプッチンとバラしてしまった。バラしてしまったせいかその後はアタリがピタッと止んでしまった。ただ、この日いちばん魚の反応が良かったポイントのため、納竿予定の午後1時までここで粘ってみることにした。

1時間ほど粘ってもアタリがなかったので、もうあきらめてサオをたたもうかと思っていたところ、再びウキがスパッと海中に消えた。遅アワセでアワせてみる。

42cmチヌ顔見せ

ギューンッとサオが曲がり、魚が掛かった。だが、魚も激しい突っ込みをみせる。強気のやり取りでこちらも応戦する。やはり頭を振るような引きをみせる。カケアガリの方向に走らないようにサオを寝かせてラインを巻いていく。マダイにしては結構な暴れ方だ。

ジワーっと浮かせて寄せてくると、銀色の魚体を確認した。チヌだ。42cmのチヌであった。白子ピューピューとこちらは乗っ込みに入っており、食い気が高まっているようだ。

最終釣果

その後もとにかく休む暇がないくらいに1投ごとにウキがスパスパと入る状況が続き、マダイの30cmから35cmまでをなんとか8尾キープした。そのまま納竿時刻となったので、そこで終了した。

食べごろマダイが揃った(提供:週刊つりニュース西部版APC・小場康裕)

自宅に帰ってから塩焼きと刺し身にしておいしくいただいた。腹の中には白子とマコが4割程度入っており、腹パンパンとなるまでもう少しかかる様子だ。本格的な『入りダイ』シーズンに入れば、まだまだ食い気が上がり数も型も伸びてくるだろう。

<週刊つりニュース西部版APC 小場康裕 /TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2020年3月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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