『スプリットショットリグ』でのタチウオ狙いのススメ バス釣りリグが効く?
2023年08月27日 17:00
抜粋
タチウオ釣りといえば、電気ウキを用いたウキ釣り・テンヤの引き釣りの他、プラグやワインドタックルを利用したルアー釣りが有名だ。だが実は、バス釣りのリグとして有名なスプリットショットリグ+エサという組み合わせが良く釣れる、という事はほとんど知られていない。今回は、タチウオを追いかけて約20年の著者が食い渋り時に釣果を上げるためのメソッド、スプリットショットリグの引き釣りについて解説していこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)


スプリットショットリグ
スプリットショットリグとは、バス釣りの世界で昔から愛用されてきたリグ。リーダーにワーム用フックを結び、そこから距離を開けた場所にシンカー(オモリ)を打つという、非常にシンプルなものだ。海のエサ釣りの世界でいえば、探り釣りや穴釣りをするときの仕掛けに近い。
これはシンカーとエサが離れているために、タチウオがエサを咥えたときに違和感を感じにくいのが最大の特徴で、「テンヤでアタリはあるけどなかなか乗らない」といった食い渋り時に抜群の効果を発揮する。シンカーのウェイトも簡単に変更できるため、潮の流れが速くても遅くても対応する事ができる。道具立てもシンプルなので、ダメ元で手軽にチャレンジ出来るのも魅力だ。
使用するタックル
この釣り方におけるタックルは、引き釣りで使用しているものとほぼ同じものだ。詳しく見ていこう。
ロッド
軽めの仕掛けなので、遠くにキャストしやすいのはエギングロッド。食い込みを重視したい場合は柔らかめのシーバスロッドも良い。適合ルアーウェイトが3g~20g程度のライトなものがオススメだ。
リール
2500番程度のスピニングリールが最も扱いやすい。これにPEラインの1.2号を巻き、フロロカーボンラインのリーダー20lb~30lb(5号~7号)を1mほど結んでおこう。
仕掛け全体図
まずはリーダーに大きめのカミツブシオモリを1~3個、重さにして1号~2号程度取り付けておく。オモリをセットする場所は状況によって変えたいが、活性が高い場合は針から30cm上、渋い場合は60cm上を目安にしてほしい。フックは、軸が長いバス用のワームフック(オフセットフック)が最適。針の軸にラインが来ないよう、クリンチノットで結んでおこう。
キモとなるオフセットフック(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)著者はこのまま使用するが、ラインブレイクが気になる場合は、フックの上数センチにスリーブをセットしておくのも良い。ケミホタルは37~50番程度の物をサルカン周辺にセットしておくと、アタリを視認しやすくなる。
スプリットショットタックル全体図(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)エサ
生きた魚をイメージして引きながら釣るため、キビナゴが小ぶりなイワシがベスト。ただし、大きすぎると食い込みが悪くなるため、オフセットフックのサイズに合ったものを使用したい。目から針を通して一度針先を抜いた後、胴体のやや尻尾よりの辺りに再度針を通す。針先は必ず出しておこう。
実際の釣り方
では、実際の釣り方についてみていこう。基本の釣り方はテンヤの引き釣りとほぼ同じだが、よりナチュラルにアクションすることを心掛けたい。また、イトフケが大きく出ると簡単に切られてしまうため、常にラインテンションを張り気味にしておくのがコツだ。
キャストしてカウントダウン
潮上にフルキャストし、着水したら素早くイトフケを取り、ラインテンションに注意しながらカーブフォールで沈めていく。この時、より釣果を伸ばすために、きちんと何秒沈めたかカウントを取っておこう。最初は水面直下~5秒カウント程度から始め、徐々に深いタナも探っていく。
ゆっくりサビく
フォールでアタリが無ければ、竿をフワ~っと1m程度持ち上げて、そのまま2~3秒ストップ。竿先を下げながらイトフケを巻き取り、また同じ動作を繰り返す、というのが基本のアクションとなる。エサが小さなカーブフォールを何度も描きながら、徐々に寄せてくるイメージだ。
時折チョンチョンアクション
時々サビくのをストップして、竿先を10cm~20cm程度チョンチョンと動かすのも効果的だ。スプリットショットは、細かいアクションを付けても動くのはオモリだけ、という特性がある。この時、後ろにあるエサはナチュラルにフワフワ小さく漂う形になる。この動きにタダ巻きを組み合わせて、「ス~っと泳いで、フワフワ動く」というイメージを持ってみてほしい。
アタリと取り込み
アタリの出方はほぼ決まっていて、急に手元にガツガツ来ることが多い。ここで動きを止めると切れる危険性があるので、ラインを張りつつ、ゆっくりリールを巻き続ける。徐々に竿先に重みが乗ってくるので、そのあとにゴンッと首を振る感触を感じた瞬間に強く合わせる。
良型の引きは強烈(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)あとはラインを緩めないように引きを楽しみつつ、最後はゴボー抜きしよう。抜き上げが難しいような大型は、躊躇せずタモを使わないとラインブレイクの危険性があるので注意したい。
工夫次第で釣果は変わる
著者は15年ほど前、食い渋り時に思いつきでこのリグを試してみたところ、周囲が全く釣れていない中、ただ1人1時間で12匹という爆釣を経験した。今でも食い渋り時に重宝している釣り方だ。1匹でも魚を釣った経験があれば、「タチウオのエサ釣りといえばこの仕掛け」、といったような固定概念を持ってしまいがちだが、初心者と上級者の違いは思考の柔軟性にある。
どのような状況にも対応できるよう、日ごろからアンテナを伸ばしておき、「もしかしたら、あの釣り方を試せば釣れるかも」といった思考を持てるよう、心掛けてみてほしい。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>
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