九頭竜川でのアユのトモ釣りで25cm級頭に60匹をキャッチ【福井】
2023年09月20日 11:00
抜粋
8月28日は今年のホームグラウンドと言っても過言ではない福井県・永平寺町の九頭竜川中部漁協管内に釣行した。九頭竜川のアユは確実に終盤へ向かっているが、今年は尋常じゃないほどアユがいるので、その分若いアユも多いはず。9月後半までは楽しめる。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
九頭竜川でアユのトモ釣り
9月になったが、例年になく暑い日が続く。しかしアユ釣りは終盤戦に突入している。田んぼの稲穂は首を垂れ、稲刈りを待つばかり。河原に赤とんぼが無数に飛び交い、秋の到来を示している。
8月28日、午前7時に坂東島の笠川オトリ店に到着。駐車場は満車に近い状態だった。オトリを2匹購入し向かった先は坂東島地区でも下流の通称釜渕だ。九頭竜川でも屈指の大淵で、終盤には自然とアユが集まる場所。狙いは釜渕上流の瀬や深瀬だ。
午前8時すぎに入川。すでにサオを出していた先行者はヘチ寄りで3連発したそうだ。
23cm級良型アユゲット
まずはオモリ1号と小沢式背バリで瀬肩を探る。しかし反応は皆無。15分ほどでオトリが逃げる反応があった。反応があった場所で粘っていると、コツンと小さなアタリ。サオを立てるとギューンと下流へ走る。サオを絞るが浮いてこない。
「デカそうだ」と、3歩4歩と下りしっかりサオをためる。慎重に引き抜いたアユは、23cm級の良型だ。いきなりの良型にテンションが上がる。
しかしこの後はなかなか釣れない。それでも辛抱して探ると、ポツポツ掛かるが型は18cm前後。
10匹以上釣って対岸へ渡り、朝一やった瀬肩を探るといきなり出し掛かりとなった。しかも20~23cmの良型ばかり。ただ目印がぶっ飛ぶようなアタリは少なく、コツンやモゾモゾのアタリが大半だった。引きは相変わらず強い。
深場で入れ掛かり良型連発
11時半に少し早いが昼食とした。午前中の釣果は26匹と、この時期としてはまずまず。昼すぎからは活性が上がるだろうと思ったので、移動はせずに午後からも釜淵上流の瀬で釣りを続行だ。
昼からは最初から中州へ渡り、釜渕の流れ込み付近から始めた。終盤はこうした大淵周りで釣れるはず。その予感は的中した。
流れ込みの脇や白泡下で入れ掛かり状態になった。型はバラバラで黄色いアユもいれば白いアユもいる。アタリもさまざまでコツンやモゾモゾ。活性の高いアユはギュギュやギューンだ。いろんなアユが集まっている証拠だと思う。
当日最大級25cm級が登場
流れ込み付近で15匹以上は釣り、次に流れ込みの瀬肩を探る。やはりここも入れ掛かりだ。型はバラバラだが、黄色いアユばかり。そして瀬肩の一番の深みを探る。ここはデカいのが潜んでいる予感がする。オトリを沈める。瀬肩の一番の深みの対岸へスライドさせている最中にコツンと小さなアタリ。サオを立てて取り込み体勢に入るが、浮いてこない。
これはデカいと確信して下る。やっとの思いで取り込んだアユは、25cmはありそうだ。
最終釣果
この後も良型が掛かり最後は瀬肩で数匹釣り、午後4時に納竿とした。結果24cm頭60匹。
最後に当日最大級が脱走
検量時に2匹逃げられてしまった。その1匹が当日最大の推定25cmオーバーだったので悔やまれる。
九頭竜川のアユは確実に終盤へ向かっている。大水が出ると一気にアユが下る可能性もあるが、今年は尋常じゃないほどアユがいるので、その分若いアユも多いはず。9月後半までは楽しめると予想している。
<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
九頭竜川中部漁協
電話:0776(61)0246