シロギスの聖地『弓ヶ浜』でのちょい投げ釣りで20cm級良型キス手中【鳥取】
2023年09月21日 16:30
抜粋
鳥取県境港市から米子市まで約20km、美保湾に面して美しい砂浜が続いている。海岸線が弓のように弧を描く姿から「弓ヶ浜」と言う。弓ヶ浜は、山陰地方のシロギスのメッカであり、有名メーカーの大会が開催されるほどだ。そんな、弓ヶ浜にシロギス狙いのちょい投げに出掛けた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)
鳥取県の弓ヶ浜でキス釣り
8月17日、大潮。釣具店で500円分(40gほど)のアオイソメを購入。午後4時ごろに弓ヶ浜に到着。今回は、お手軽にちょい投げ。
ちょい投げとは、文字通り「ちょいと投げる」の意味だ。本格的な投げ釣りの道具と比べてコンパクトで準備も簡単。初心者向けである。
ちょい投げキス釣りの仕掛け
仕掛けは別図の通り。シーバスロッドにPEライン1号を巻いた中型スピニングリールを装備。先イトを付けて、ジェットテンビン12号に市販の仕掛けを取り付けた。
ロッドやリールは、ルアー釣りで使っているものを転用した。コンパクトロッドなどでもよい。
市販の仕掛けを使用する場合、ハリの本数が2、3本のものを選ぶとトラブルが少なくなり、手返しも早くなる。ハリのサイズは、流線形の10~12号が一般的だろう。
エサをハリにつけるときは、なるべくハリを隠す。出すのはハリ先のみ。また、ハサミでアオイソメをカットすると体液が出て集魚効果がアップする。
ちょい投げキス釣りの釣り方
釣り方を説明すると、まず人が周りにいないことを確認して安全を確保した上でキャストする。キャストする時は、テンビンから下の仕掛けの部分を地面に垂らした状態からキャストすると遠くに飛ばすことができる。
ラインの張り具合で着底を確認したら、ロッドを横にゆっくり引っ張る。この時、アタリが取れるように常にラインは張った状態にすることが肝心。そして、ロッドを元の位置に戻し少し停止。これを繰り返す。テンビンがズリズリ海底を擦ることでキスが興味を示す。
釣行では20cmの良型も登場
海底をズル引きしているとコツコツコツとアタリがあったので軽くアワせる。掛かったようなので一定のスピードで取り込むと20cmの良型。
この日は2時間で5尾。エサが余ったので翌日に持ち越し。余ったアオイソメは少し水を与えて涼しいところに置いておけば翌日も使用できる。
翌日は1時間で3尾
翌18日、中潮。午前7時から1時間ほど釣りをした。この日はチャリコ(小ダイ)やヒイラギに邪魔をされながらも本命3尾追加。
エサがなくなったので納竿。合計3時間ほどの釣行だったが楽しむことができた。キスは、15cm以下はリリースした。持ち帰ったキスは、干物にしておいしくいただいた。
ゴミ拾いをして帰宅
最後にゴミ拾いをして帰ることに。残念なことに砂浜には焚き火や花火の残骸やらが散乱していた。
弓ヶ浜は「日本の白砂青松百選」に選出され、地元の人たちの大切な場所だ。来た時よりも美しくの精神で訪れよう。
<週刊つりニュース西部版APC・中濱友也/TSURINEWS編>
弓ヶ浜