富山湾アカムツ釣りで1kg超え頭に本命11匹【秦誠丸】後半1時間は入れ食いに
2023年10月20日 11:00
抜粋
富山では、アカムツ【ノドグロ】数釣りで連日にぎわっていますが、9月下旬に秋雨前線の影響もあり富山周辺では風が強く大シケに。2ヶ月前から予約をしていた船は秦誠丸での釣行模様をレポート。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)


当日の様子
二日前から前線の影響で雨と風、更には大シケと予想はしていましたが、船長に聞くと見事に的中。大シケで海がかき回され、濁りがキツイとの事。陸では曇り空に、風はあんまりない状態(北風2m)釣りやすくて良いと思っていましたが、出てみると波も1.5m位はありそうな感じです。釣りづらいかもしれない…。前日に気合を入れ過ぎて仲間内でお酒を飲みすぎたことを思い出し、Fさん大丈夫かな…と頭をよぎります。
波のある状況で出船(提供:TSURINEWSライター荒木清)アカムツ釣りタックル
前日まで、吹き流し仕掛け、2本針と1本針を用意。以前、悔しい思いをしたので、何があっても対応可能にしてあります。ハリスや捨て糸も60cm~1mを用意し、ロッドはタイラバロッドのやや固めと柔軟性があるものをセレクト。
この日のオモリは80号、PEラインが細いため可能な号数です。FさんはPEラインが太い為4号、150号を使用です。ほかの釣りでも、同じことが言えますが、PEラインは非常に重要です。特にアカムツはアタリが小さい時もあるので尚更。
自分のお勧めはPEライン1~1.5号で、アカムツ釣りに不慣れな方でも、アタリがとりやすいと思います。また、自分は1号と1.5号を巻いたリールをいつも常備で持っていきます。何故なら、アタリの取りやすさもありますが、フグやタチウオ、サゴシによる高切れがあるからです。昔それで釣りが出来なくなり、隣のお客さんからタックルを借りたことがあり、ご迷惑をかけてしまいました。本当にその方には感謝しかありません。
そういった経験があり、常にPEラインも300mの物を持ち歩いています。皆さんもせっかくの楽しみの為の釣りが、ラインが不足して釣りが出来ない…なんてこともあるかもしれませんので、予備のラインやタックルも持っていくことをお勧めします。
当日使用した吹流し仕掛けのタックル(提供:TSURINEWSライター荒木清)激濁りの海
AM7時30分、5時から始めてもう2時間半。魚のアタリはなく、時折船を動かしていると、プロペラの回転で海の表面あたりが、かき回されるのですが、それを見て驚きです。海が白い…いや茶色の薄い感じ。皆さんに、カフェオレ状態と言えば分かりますでしょうか?そんな色です。
濁った海で釣りをした経験は多々ありますが、これは今までの濁りよりひどい気がします。仕掛けのオモリが、50cm~1mくらいで見えない状態です。こういう時に怖いのが、濁りが得意で歯が鋭い魚。例えばタチウオ、サゴシ、カマスなどは、比較的に濁りがある時に登場するので、高切れが増える可能性があります。オモリや仕掛けなどは多めに準備しておきましょう。
濁りのせいか開始から2時間アタリなし(提供:TSURINEWSライター荒木清)激流の潮
濁りに加え、今度は潮が激流に…。PEラインの角度が、ほぼ真横に動いたりする状態。仕掛けは吹き流しの3mを4mに変更、フロロカーボンラインを1mほどカットして、元の仕掛けに付けるだけです。カットしたラインの端と端に輪を作り、天秤側とハリス側に輪を通して、セットしたら完了です。
ハリス延長用の仕掛け(提供:TSURINEWSライター荒木清)真鯛釣りされる方はご存知かと思いますが、ハリスの長さをこうやって調整する事もあります。例えば元の短いハリス【3m】に写真上の様にハリス【1m】を作ることで4mに長さの調整が可能になります。自分は流れにより、作ったハリスに、スイベルを付けたり、付けないまま使用したりします。
勿論、乗船した船により、お客さんの人数などで、吹き流しがダメな場合もありますので、注意が必要です。船長に聞いてみることをお勧めします。
8の字結びで輪を作る(提供:TSURINEWSライター荒木清)魚の気配0
開始から結構な時間が経ちましたが、依然としてカレイやフグなどの魚さえ当たらないです。潮が早いから仕掛けはそのままですが…他のメンバーもアタリが出ない状態。船長も竿を出してやっていますが苦笑いです(笑)。餌もワタ抜きや、一本掛けなどを試しますがダメ。餌が綺麗に戻ってきます。
待望の1匹
潮が多少緩み、棚を取り直した直後。竿先がモゾモゾ、餌を飲み込ませる感じで2、3秒待ち、グッと入ったので軽く合わせます。フッキングを確認し、巻き上げ開始です。
時折、ガツガツ…と竿を叩く感じは、間違いなく本命と確信。上がってきたのは、25cmの綺麗な魚体のアカムツ。待ちに待った待望の1本!!!ですが…、小さいので可哀想になります。が、アカムツはアカムツ!大事に持って帰るために、血抜きをして即、海水氷に入れます。釣れない時の1匹目は最高に幸せです。
待望の1匹目が登場(提供:TSURINEWSライター荒木清)大御所・船長がポイントを右往左往
秦誠丸さんは昭和50年から遊漁船を開始。その長い間、富山湾というフィールドで経験を積み重ね、老若男女の方々に楽しんでもらおうと、日々努力されています。そんなベテランの船長でさえ、この日は辛かったと思います。
なんせ、激濁り・激流・激渋のトリプルパンチ。こういう時の方が燃えるのは、自分だけでしょうか?(笑)。アカムツ船で有名な強神丸さんやほかの船と連絡を取り合いますが、その船でさえもまだ何も釣れてなかったのです。
決断の時
この時、もうできる時間が3時間と迫っていて、自分の経験上、ここは大きくポイントを変えた方が良いと判断。大きく場所を変えれば、潮の状態や魚の活性などが違う可能性があります。
船長に以前、ボート釣りでアカムツを爆釣したポイントを話すと「行ってみるか?」と快諾して頂き、自分のGPSを見て、船はそのポイントへ急ぎ向かいました。
ポイントを移動(提供:TSURINEWSライター荒木清)緊張の第一投
不安が残る中、ポイントに到着です。先ほどの濁りよりは良さそう…、ホタルイカを3本針に付けて投入します。水深は150m、オモリが水底に付きハリス分4m上げます。少し潮が早い為、棚を低めに取り直すことに。水底から4mを半分の2mにします。
なぜかと言うと、流れがある場合、ハリスが多少ですが、浮き上がると考えます。その為、流れないときはベタ底~1m、2mだった餌が(餌はベタ底だと✕)流れで吹き上がり、もっと上を漂ってしまうと考えます。その為、自分は流れが早い時などは、棚を低めに設定しています。
わずか数分でアカムツラッシュ
棚を取り直して数分後、竿を煽り、餌をアピールすると、【ガツガツ…】と良い引きです。吹き流し仕掛けなので、少し食い込ませるイメージで待ち、フッキング。なぜ少し待つかというと、胴付きとは違いハリスが長い分、アタリが伝わってくるのが少し遅くなると考えているからです。
この日最大の1.1kgのアカムツ。針も良い所にフッキングしています。そこからはすごかったです。入れるたびにアタリが続き、船の中で歓喜が次々と上がり、船長もうれしそうです。メンバーのFさんも1キロ近いアカムツをゲット。同船した方も良い型のアカムツをゲット。潮もいい感じに流れていて、次々とヒットします。
1.1kgのアカムツをゲット(提供:TSURINEWSライター荒木清)撮影することも忘れ時間を見てみるとまだ40分くらい。その後、2匹を連続で釣り上げ、アタリが止まった時点でストッフィッシングとなったのです。
あと一点、ハリスが長いため合わせで掛けるというより向こう合わせの釣りです。たまに勘違いして思い切り竿を煽る方がいますが、それは✕です。バレの原因になりますので注意が必要です。
すべてこの一か所で釣れたアカムツ(提供:TSURINEWSライター荒木清)吹き流しが功を奏した
最初に胴付き仕掛けでやろうと思っていたのですが、潮が早い為、吹き流し仕掛けに。胴付きもやりましたが、案の定、流されて釣りどころではなくなり…ダメです。底と棚の把握が一番大事です。胴付きでやるには、この日は少し不利に感じ、吹き流し仕掛けで通しました。
吹き流し仕掛けの釣りは、胴付きと比べ、棚の把握が少し難しいかもしれませんが、やっていくうちに体で覚えると思います。覚えると、吹き流しも面白いです。潮の流れや、風等で何パターンか持っておくことも、釣果に繋がります。釣れない時は違うことを試してみましょう。
当日は吹流し仕掛けで通した(提供:TSURINEWSライター荒木清)今回の攻略ポイント
・潮の流れを把握し、即仕掛け変更。
・エサの付け方を色々試す。(1本つけ・ワタ抜きなど)
・潮の流れにより、ハリスの長さを調整する。※試して良いか船長に確認
・ポイント移動。
・船長の賛同・(1番大事です)
・蛍光玉、マシュマロボールの有無やカラー。(今回は蛍光玉M1、マシュマロボールピンク1の割合)
最後に
今回の様なパターンはまれで、テクニカルな釣りになり皆さん苦戦していましたが、情報の共有をし、無事に全員安打。それも船長の金山さんがポイント移動の賛同をしてくれたことが、今回の釣果に繋がったと思います。反対されれば、この釣果はなかったと思います。船長にその日、他の乗合船はあまり良くなかったとお聞きしたからです。
全員安打を達成(提供:TSURINEWSライター荒木清)<荒木清/TSURINEWSライター>

















