ルアー釣り愛好家なら分かる【仕掛けへのこだわり】 もはや美意識の領域?
2023年11月04日 16:30
抜粋
ルアーフィッシングは「美」である。何かしら美しさを追求するものである。そうでなければ「これで釣りたい」とルアーやカラーにこだわるアングラーはいない。何を隠そう筆者も並々ならぬ釣り美学の持ち主である。ライトゲームを中心に、以下のような「およそ釣果には影響しないこと」も突き詰めて見ずにはいられない。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


美的な部分で気になること
とある釣り番組で女性プロアングラーが、同行者の男性のノットを見て、「リーダーの結び目の処理が、ひどすぎる!」と笑っていた。リーダーの端線が2cmほどもあったのだ。そのプロアングラーは笑っていたが、根っから怒りの釣り人である私なら、「オイ!」と注意さえしかねない。
そんなものはまあおよそ釣果には影響しないのだが(それにしてもライトゲームのノットで2cmの端線はちょっとひどすぎないか?)、気になるものではある。他にも、細かいことをいえばいくらでもある。美的な部分。たとえば、まあ大丈夫だろうハリのちょい錆び。ワームの微妙な刺し毀し、などなど。
――あなたは気になりませんか?
こんなの、気にならない?(提供:TSURINEWSライター井上海生)釣りに対して失礼?
ともかく気になることは、釣りという漁に対する「不敬」にも近いものでもあって、後顧の憂いないように解決しておきたい。「ラインの端線の処理が甘かったから魚が見切って釣れなかったんだ」なんて、思いたくないでしょう?そういうことです。
以下、ライトゲームアングラーである筆者が気にしている細かいことについて語りたい。
ラインの残りは「焼き切る」
スナップやルアーのアイに結んだイトの端線は、もうとにかく気になる。まったく美しくない。いちいち完全にカットしているとキリがないのだが、あるタイミングがくると、いっせいに処理することにする。方法は簡単で、ライターで焼き切るというものだ。もちろん火を使うので注意しよう。
美しくないぜ、ラインの端線残り(提供:TSURINEWSライター井上海生)スナップは「開閉の具合をチェック」
これも嫌いなのだが、スナップ周り。ルアーにつけっぱなしにしていたり、開閉の具合が悪くなったりしている。そこにラインの端線がついていると最悪で…(以下略)。
こいつは外して、開閉の状態もチェックするようにしよう。特にライトゲーム用の簡易スナップは、アイを通すスリット部分が緩くなりやすい。その割にあまりバラシ事故を起こすものではないものだが(*個人の印象です)、私は一度自身最大級のキビレを水面に浮かせたところで、スナップからジグヘッドだけ外れてバラしたので、もうこの失敗はしまいとチェックを徹底している。
錆びは「錆びとり、あるいは交換」
ルアーの錆びは海で釣る以上絶対に避けられない。どれだけ流水できれいに洗っても行く末腐食する運命。ただ、この画像程度の錆びならどうだろう?
軽度の錆び(提供:TSURINEWSライター井上海生)釣るのはメバル、最大30cm、アベレージ20cm前後。おそらく10回釣行、合計50時間で100尾釣ってもまったく問題はないだろう。まあ、その頃には交換時期が来るものと思われるが。こまめに錆びとりを吹けば多少寿命も延びるかな?
ま、この段階なら無視するが、気になるものではある。もし、もしこいつに「夜のはぐれマダイ」が食ってきたらどうしよう?60cm以上なら確実に折られるか伸ばされるかする…。
ワームの刺し跡は「修理or捨てる」
ハリを刺すワームの頭部分の刺し毀しも、ある程度になるとさすがにあきらめないといけないレベルになる。ケチな私はボンドで固めたり、レジンとUVライトを用い高度な修理をしていたりもしたが、さすがに最近は捨てるようになった。理由はひとつ、美しくないからだ。
潔く捨てましょうか(提供:TSURINEWSライター井上海生)実は釣果に影響する細かいこと
他にもいろいろと気になることはあるが、まあこんなものだ。いずれもほとんど釣果には影響しないことではあるが、いやさ、影響するものもある。
たとえば、上述の、スナップのガバガバ緩み問題。これは確実にバラシにつながる。ハリについた小さなゴミなんかもよくない。イカは藻がついたエギを徹底的に嫌い、そんなものを見かけるとすぐに群れで逃げていくというのだから、恐ろしい。
小さなゴミも大問題(提供:TSURINEWSライター井上海生)ワームの刺し毀しもダメだ。これでワームがぐずぐず動いてしまうと、魚が見切る。ライトゲームで釣れる魚は、ワームが曲がっていても、ちょんがけでも釣れるが、ワームとヘッドのあいだが1mmでも空いていると絶対に食ってこない。刺し毀したワームを使っているとヘッドとの隙間が毎投発生する。よくない。
美学の世界だからこそ美しく
冒頭で述べた通りルアーフィッシングは、美の世界だ。少なくとも「釣り人のマインド」においては。実際にはちょっとした瑕疵や不格好など気にせずに魚は食ってきたりするのだが、「これが良くなくて食ってこなかったんだ」という至らぬ後悔をしないためにも、常に“ルアーおしゃれ”の気持ちを忘れずに釣っていきたい。
<井上海生/TSURINEWSライター>


















