秋の北海道で3日間の渓流ルアー釣行を堪能 45cm筆頭に良型ニジマスと対面
2023年11月09日 06:00
抜粋
秋に入ると越冬を意識し始めたニジマスが支流や上流域をに移動を始めます。今回は、秋の小渓流で3日間に渡り、ニジマス狙いのルアーフィッシングを楽しんだ釣行の模様をお伝えします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)


気難しいヤマメやイワナに翻弄される秋の釣り
9月に入ると残暑も少しづつ鳴りを潜め一雨降る毎に水温が下がっていきます。あれほど鬱陶しかったブユや蚊などの虫をほとんど見かけなくなり、釣り自体は快適です。
しかしながら秋の釣りでは産卵を控えたヤマメやイワナはどんどん気難しくなったりサクラマスや鮭が支流や上流域にも姿を現し始めてポイントを占有していて難易度は上がるばかりです。
ニジマスは秋の好敵手
そんな中、アグレッシブにルアーに反応を見せるのがニジマスです。秋に入ると越冬を意識し始めたニジマスが支流や上流域をに移動を始めます。ニジマスの産卵は冬〜春と言われているので秋の釣りではヤマメやイワナと比べるとやりやすいと感じています。
Day 1:苦戦の渇水の小渓流で
9月の2週目、その日は秋ヤマメとニジマスを狙うべくとある小渓流の上流域を訪れました。しばらく降雨がなかった事もあり全体的に渇水している状況で苦戦が予想される中での釣り上がり。そしてその予想通り、魚影こそ濃いもののヤマメは非常に神経質な様子。
こちらの気配に勘付いたら全く反応しない厳しい展開。要所要所でアレコレと手を尽くしながら釣り上がります。釣れるヤマメもイワナは産卵に関わらない10cm程度の小型ばかり。15cm以上の魚はニジマスのみとはっきりパターンに違いが見えます。
そんな中、10mほど続くトロ瀬にてようやくフッキングまで持ち込んだ良型ヤマメをバラす痛恨のミス。
美麗な尺上トラウトを手中
”今日はダメな日かも”と思いながら岩に座って水分補給の小休止の後、遡行を再開して緩い水深のあるカーブに河畔林の影が被さったいかにもな好ポイントに辿り着きます。
姿こそ見えないものの、魚は必ず付いているであろうボサ際に狙いを定めて45mmにシンキングミノーをキャスト。フェザーリングで静かに着水させてトゥイッチを入れると2m後方からミノーめがけてすっ飛んでくる影が。
その魚はミノー後方を旋回しながら徐々に距離を詰めてきたのでそれに合わせてロッドティップを小刻みに震わせてさらに誘いをかけます。回収まであと2mのところでその魚は躊躇いなしにドンッ!とバイト、その感触から尺上クラスのニジマスと確信します。
ドラグをギュンギュン引き出し、ジャンプを繰り返す剛力は興奮ものですが、同時にラインブレイクも起こりうるので慎重にやりとりします。
一進一退の末に何とかネットで掬い上げ勝負あり。そのニジマスはサイズこそ35cmですが先程のファイトも納得する見事な体格。色合いが北米に棲むCutthroat Tout(カットスロートトラウト)を思わせる美麗な個体でした。
ドラグを鳴らした35cmのニジマス(提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)Day 2:鮭と櫻がひしめく里川
数日後、仕事終わりにチョイ釣りをしようということで久しぶりにとある里川へ向います。2ヶ月前に様子を見に行った時は酷い渇水状態でしたが今回は前日の雨の影響で水量は十分。
この時期にこの里川に入るのは初めてでしたが無数のサクラマスと鮭がひしめいていました。堰堤の深みなどはほぼ櫻と鮭に占拠されている有様。
またウグイの多い区間でもあるので大型遡上魚を避けつつウグイの猛攻を掻い潜って探るトリッキーな釣りになりそうでした。
付き場を読んでヒットに持ち込む
この区間のメインターゲットはニジマス、たまにヤマメとイワナですが主だったポイントは全て鮭と櫻が占有している有様。
そこで、ウグイがたむろしているようなポイントにニジマスが定位しているのではと考えて、普段はニジマスが付かないようなポイントを重点的に狙います。
最初に探ったのは、橋脚に流れがぶつかって深みを形成しているポイント。その日は増水していたのもあって普段より水位が高く流速もウグイには速すぎて、鮭や櫻にとっては定位するよりかは早々と通過していくような感じ。
もしやと思い45mmのシンキングミノーを投げ込んで流れに馴染ませながらシェイクさせて誘います。最初のトレースで何かはモサモサと触る感覚がPEラインを通して感じられたので、2度目のトレースでは少しだけラインを送り込んでレンジを下げて誘っていきます。
35cmのニジマスをキャッチ
今度はガツンといかにもニジマスなバイトでフッキングもしっかり決まります。パワフルなダッシュからのジャンプはまさに秋のニジマスでドラグを鳴らし中々楽しませてくれますが油断するとラインブレイクも有り得るパワーだったので何とかいなしてランディング。
サイズは35cmに少し足りない感じでしたがチョイ釣りには十分な結果。鮭の産卵を邪魔するのも憚られたのでそこで終了としました。
パワフルな35cmのニジマスを手中(提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)Day 3:雨後の大場所で
10月に入り、サクラマスの遡上もひと段落。鮭の遡上も最初のピークがすぎたかもと考えて6日に大物のアメマスをキャッチした大場所へ向かいました。
前日にまとまった雨が降った事もあり渇水状態が解消されたことでアメマスがいるかもと期待しつつエントリー。大場所の水位はやや高めで水色も悪くない状況でさらに期待が高まります。
5.5gのシンキングミノーをセットしてフルキャスト。かけ上がりにいるであろう魚にアピールするように早すぎず遅すぎずのスピードでトゥイッチしていきます。1投目、2投目では小さなヤマメのチェイスのみ。3投目で同じレーンをトレースしていると「モサッ、モサッ、ガツン!」というバイトが。
45cmのニジマスを手中
アワセを入れるとバットから曲がり弧を描くロッド、ジリジリと鳴くフルロックだったドラグ。重量感のあるファイトから60cm級のアメマスの可能性があったので、ロッドを立てて慎重にテンションを保ちながら立ち回ります。
中々浮いて来ない中焦らず急がずで片手でネットをマグネットから外し、いつでも掴める体勢にして距離を詰めていきます。ようやく見えてきたのはレッドバンド。60cmはないものの太い魚体でグイグイと底に向かってダッシュしていくのが見えました。
何とかラインを巻き上げてネットに誘導し勝負あり。浅瀬に横たわるニジマスは黒光りする燻銀の魚体に紅いレッドバンドを持つ太い見事なプロポーションのメス。サイズは45cmで狙っていたアメマスではないものの大満足の結果でした。
引きの強い45cmのニジマスをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)<小峠龍英/TSURINEWSライター>

















