晩秋の小渓流ルアーアメマス釣り攻略法 【タックル・ルアー・探し方・釣り方を解説】
2023年12月01日 11:30
抜粋
晩秋ともなれば渓流は釣り人も減り一見落ち着いた様子に見えますが、まだまだ楽しめる渓流でのターゲットがアメマスです。北海道での晩秋のアメマスといえばやはり道東エリアの湿原河川での釣りが有名。今回は小渓流でのアメマスの釣り方を解説します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)


小渓流でのアメマス釣り
私の住む後志エリアでアメマスを狙う場合は、本流河川の下流域か小渓流での釣りになります。この時期のアメマス釣りは、簡単に数釣りが出来る日もあれば、なかなか1尾に辿り着けない日も。
ゲーム性に富んだもので、筆者にとっては晩秋の一つの楽しみでもあります。
晩秋の小渓流はアメマスが釣れる(提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)小渓流でのタックル
川幅が5m以内、水深も深くて腰上くらいの小渓流なら〜6ftのトラウトロッドに〜2500番のスピニングリールで十分事足りますが、ラインは強いものを使用した方が良いです。
この時期のアメマスのアベレージサイズは30cmほど。40~50cmクラスも十分狙える上に、それ以上の大物も釣れることがあるので、ナイロンなら5〜8lbが良いでしょう。PEラインなら0.6〜1.2号でリーダーはフロロカーボンかナイロンの8lb〜12lbと突然の大物との遭遇にも対応できるようにしておきます。
タックルとアメマス(提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)ランディングネットは必携
もう一つ準備しておくべき重要なタックルがランディングネットです。ネットはよくある源流〜渓流用よりも大きなものを使いましょう。せっかく掛けた大物が大きすぎてネットイン失敗、そのまま逃げられてしまうという展開は悔やんでも悔やみきれないものです。
私にもそんな経験があり、アメマス狙いのときは、本流用の大きめの内径縦42cm横30cmで全長60cmのものを使っています。
ルアーセレクトについて
ルアーは定番のものでも十分ですが、私は45mm〜70mmのシンキングミノーと5g〜10gのスプーンを状況によって使い分けます。重さはボトム付近に付いている魚にアピールできるように少し重めの物、もしくはよく潜るものを選んでいます。
カラーはミノーでもスプーンどちらもチャート系の派手目なものが効果的。特にピンク系はイワナ族にかなり効きます。赤金や黒金も有効ですが、あえてノーマルなヤマメカラーや黒茶系、反射を抑えたマット系も使います。
アメマスがボトムに張り付いて反応が鈍い時などは、スプーンの5g〜10gのものをポイントによって使い分けています。
ルアーに反応するけれどなかなか食わないアメマスには、ミノーでもスプーンでも形状の異なる物を用意して誘いにバリエーションを持たせることも大切です。ミノーだと平打ち系とローリング系やフォール速度が早いもの遅いもの、スプーンだと重さはもちろん厚みも異なる複数のものを用意しておくとかなり役立ちます。
ルアーローテーションの重要性
最初のルアーが見切られたとしてもアクションのリズムに変化を加えたり、サイズを上げたり(下げたり)、派手なルアーから全く別系統のカラーに切り替えたりしてイレギュラーな動きや変化に思わず口を使うこともあります。
ゆらゆらと震えながら沈下するシミーフォール系のミノーは、沈んでいる間もアピールできるので、かなり有効と言えます。またクランクベイトも有効で一気に潜らせてから一瞬止めるとたまらずバイトしてくることもあります。
付き場を見極める
アメマスの付き場は、晩秋に差し掛かる頃には流れのあるポイントに現れる事は少なく、イワナのセオリー通りの流れが緩い水深のあるポイントである事が多いです。大きな沈み石や倒木のある緩い深みのポイントは必ず探りましょう。
小渓流だと濁りがほとんどないクリアな水質であることが多いので、アメマスの姿は見つけやすいです。特に大型になれば、より目立つのですぐに分かりますが、その分アメマスにこちらの気配も気取られやすいので間合いをとって動作の少ないフリップキャストなどでアプローチしましょう。
緩い深みのポイントに本命は潜む(提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)アメマスを見つけたら
アメマスの付いていそうなポイントを見つけたら距離をとって静かにキャストし、スプーンならゆっくりただ巻きでミノーならゆっくりトゥイッチングして誘いを入れます。
この”ゆっくり”とは夏のヤマメやニジマス狙いでのリトリーブ速度の半分のスピード感です。アメマスが何らかの反応を見せたら食わなかったとしても間髪入れずに誘い続けます。
一発で食ってくることもありますが、多くの場合チェイスしてきてUターン、もしくはバイトに失敗してUターンを繰り返すことが多いです。フックに触っていなければ何回も反応を見せることもあり、ここでルアーローテーションを有効に活用するとフッキングに持ち込めます。
立ち位置を変えてアプローチ
また探る際の釣り人の立ち位置を変えるのも重要なテクニックの一つ。最初はアップクロスでアプローチして反応が無くなったので、ダウンで誘う立ち位置に移動、といった具合です。
特に底活性時は、ダウンでのアプローチはとても有効。その際はルアーを1箇所に留めて”点”で誘うイメージを意識します。
ここで重要なのはあまり派手にルアーを動かさないということです。可能な限り、アクションは川の流れに任せます。ミノーなら”ツン、ツン”とロッドティップで少しだけ動きをつける程度に留めます。
スプーンなら下手にロッドで動きをつけてしまうと動きが破綻することもあるので、控えめにして基本的に流れに任せるのが良いでしょう。
大物が掛かったら
アメマスは、アベレージサイズでも結構力強いファイトを見せますが、50cmを超えるサイズともなると、ずっしりと重く頭をブンブン振り回す動きが独特です。大型になればその口はとても硬くフッキングが決まったと思っていても実はフックが貫通していないこともあります。
大物が掛かったら、ラインテンションは緩めずリールを巻き続けてフックをしっかりと貫通させます。取り込みの際にアメマスの頭が自分と逆方向に向いている状態でラインの角度が極端に下がってしまうとフックが外れてしまうので、取り込みの際はアメマスの頭を自分側に向けるように誘導しましょう。
大物に出会える可能性もある(提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)<小峠龍英/TSURINEWSライター>


















