ボートワカサギ釣り基本解説【釣果アップのための対策7選と基本のマナー】
2023年12月17日 11:30
抜粋
ワカサギ釣りの魅力は、手軽な釣りであること。釣り初心者で道具が何もなくても、ワカサギ釣りが盛んなフィールドならサオ、仕掛け、エサ、ライフジャケットなどレンタルできる。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)


ワカサギ釣りの魅力
釣り方は、基本はエサを付けたハリを沈めるだけの簡単な釣りなので、そこそこ条件が整っていれば釣果が出やすい。他魚種に比べると数釣りができるのも魅力だ。
タックルや誘いで釣果に大きな差が出る(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)詳しいポイントはボート店などで聞けば教えてもらえる。そしてワカサギは食べてもおいしい魚で、料理方法も基本天ぷらなど揚げ物になるのでご飯やビールのお供にピッタリだ。
ワカサギ釣りのスタイル
ワカサギ釣りは地方によって釣り方が異なってくる。氷に穴を開ける氷上の釣り。屋形船の中で釣るドーム船釣り。桟橋から釣る桟橋釣り。今回紹介するのは全国的も最もポピュラーなボート釣りの紹介だ。
電動リールと重めのオモリで手返しアップ(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)ボート釣りのシーズンは大体10月ごろから春先までだが、夏でも狙えば釣れる。冬しか釣れないイメージだが、マニアは夏でも狙う。自分でボートをこいで好きなポイントを選択できるのが魅力。また紅葉の季節には景色も絶景だ。
基本的な釣り方
ワカサギ釣りは、エサを付ける。仕掛けを落とす。誘う。アワせる。巻き上げる動作の簡単な釣り。活性が高いときは、仕掛けを落としただけで食ってくる。小さな魚なので力も必要ない。
ワカサギ釣りの仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版 松森渉)道具は小さくて軽いので、扱いやすく疲れない。しかしそれなりに数を釣るにはある程度のコツはある
・リールのドラグをフリーにして仕掛けを落とす。
・仕掛けが底に着いたら、ドラグをロックして少しイトフケを取る。
・誘いを入れる。誘いの回数や強弱は状況によって使い分ける。
・誘いを入れたら、穂先でアタリを見てアワせる。
・穂先にワカサギの重みを感じたら巻き上げる。
応用的な釣り方
応用的な釣り方のポイントを紹介しよう。
食い渋ったらエサを交換しよう
新鮮なエサはワカサギの食欲を誘うエキスがたっぷり。エサが白くなったら交換のタイミングだが、余裕があれば白くなる前に交換したい。
定番のベニサシ(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)エサを小さくカットしよう
エサは基本チョン掛けにするが、食い渋ったら半分または3分の1にカットする。サシは頭と尻の上下にハリを刺して半分にカットするのがコツ。
アカムシも定番(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)タナを変えてみよう
ワカサギは群れで回遊する回遊魚。タナは状況によって変わることはよくある。基本的に底狙いの釣りだが、タナが中層だと数は伸びないので釣れないときは、タナをこまめに変えて探ってみよう。
ブドウムシを使ってみよう
ボート店には置いていないことが多いので、事前に釣具店で購入しておく必要がある。手間がかかるが、その分効果はある。ブドウムシハンガーと呼ばれるハリなどに付け、ハサミで切りエキスを出す。そのエキスにワカサギが寄ってくる。
ブドウムシ(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)仕掛けを交換してみよう
仕掛けは事前にハリの号数などをボート店で確認しておき、釣りをするが食いが止まったら替えてみよう。仕掛けを替えただけでも食いが違ってくることはよくあること。またワカサギ釣りとはいえ、ハリ先は鈍るので同じ仕掛けで一日釣りすることは好ましくない。できれば最低でも午前と午後で仕掛けは新品にしておきたい。
仕掛けの種類
通常は6本バリの全長60~70cmの仕掛けでいいが、タナがバラバラで定まらないときは全長の長い1~1.2mの仕掛けに替えると、釣果が激変することはよくある。全長の長い分扱いにくいが、それは慣れるしかない。
オモリは重めを使う
オモリが重いほど仕掛けが底に落ちるスピードが速くなる。つまり手返しが必然的に速くなる。またオモリの負荷でハリ掛かりしやすくなる。6~10gだが、最初は6g辺りから慣れていくといいと思う。
ワカサギ釣りのマナー
まずは必ずライフジャケットを着用すること。基本寒い時期での釣りなので、防寒対策はしっかりとしてほしい。風が強い日は無理な釣行は避けよう。また釣り場によってその釣り場のルールがあるので、必ず守ってほしい。
例えば練りエサなどの寄せエサは禁止の場所もある。湖によって出航時間も決まっている。ボート釣りでアンカーを降ろす際は、勢いよく降ろさないこと。ゆっくり降ろさないと底の泥によって濁りが発生して、せっかくの群れが散ってしまう原因にもなる。
2本ザオで効率よく数を伸ばす(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)そして当然だが、ゴミは必ず持ち帰ること。今年も釣って楽しい、食べてもおいしいワカサギ釣りが始まる。今年はどんな調理法で食べようか今から楽しみだ!
入鹿池・見晴茶屋
入鹿池は例年10月ごろからシーズンインし、11月は紅葉も楽しめる。10月~11月ごろはボート桟橋の対岸、五条川河口から今井川河口付近で釣果が上がり、気温が下がると深場のボート桟橋付近に釣り場が変わってくる。
入鹿池の概況(作図:週刊つりニュース中部版 松森渉)入鹿池では基本的に水深が10m以上あるタナを狙うので、タックルは電動リールが有利だと思う。穂先は手返しを考えると長め(30~40cm)が扱いやすい。穂先の調子は先調子が気に入っている。
東海地区のメインフィールド入鹿池(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)仕掛けはいろいろ用意している。基本は底狙いの袖型1~1.5号の5~6本バリ仕掛け。中層も視野に入れるなら、仕掛けの全長が長くハリスも長いもの。号数は1.5号。他10本バリ仕掛けも有効だと思っている。後は底中心に釣れるなら、オモリの下に付ける下バリも必要になる。
見晴茶屋(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)号数は1~1.5号。オモリは近年重めのオモリ(7.5~12g)が良いと実感している。オモリが重ければ、狙ったタナにいち早く仕掛けを落とせるので、手返しが速くなる。またオモリの重さで食い込みが良くなると実感している。
エサは食いが活発ならベニサシ、食い渋ってくればアカムシ。マキエ効果があるブドウムシもあると心強い。
見晴茶屋のボート船(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)他注意点は、防寒対策は万全に。安全に釣りをするためにライフジャケットの着用は必須。ライフジャケットは各ボート店で貸し出している。
また見晴茶屋では、今季からドーム船を導入。これから寒さが本格化しても、快適にワカサギ釣りを楽しめる。
伊自良湖・ラブレイク
伊自良湖は、岐阜県山県市の北西に位置する人造湖。春は桜、夏は涼、秋は紅葉、冬はワカサギ釣りと四季を通して楽しめる。伊自良湖のワカサギ釣りは、基本はボートからの釣りがメイン。湖には要所にロープが張ってあり、このロープにボートを固定して釣りするのが伊自良湖スタイル。アンカーを下ろさなくて良いので楽ちんだ。
タックルはハリは1.5~2号がメインで、オモリは重めを使用する。オモリが軽いと良型ワカサギが食い上げたときに、仕掛けがオマツリしやすくなる。また電動の二刀流だと、なおさらトラブルが起こる。
伊自良湖のワカサギの群れは足が速い印象がある。魚探に移ってもすぐにどこかへ行ってしまうのだ。群れを追いかける「追っかけ釣り」もあるが、高性能の魚探が必要なので基本は群れの通り道で「待ち伏せ釣り」の方が釣果は上がる。
エサはアカムシとベニサシを購入できる。釣れるポイントは、釣行の際にラブレイクでしっかり確認しよう。また時合いもしっかり確認しよう。
伊自良湖は山沿いのため、真冬になると道路は凍結の恐れがあるので、冬用タイヤの装着は忘れずに。防寒対策も必須でカセットコンロが燃料の簡易のガスストーブがあれば心強い。伊自良湖は上流に民家が少ないので水質は良く、ワカサギも美味だ。
また伊自良湖を管理しているラブレイクは、おしゃれなカフェ風になっており食事も楽しめる。お勧めはピンクラーメン(800円税込み)。魚介系のスープがベースで、今までにない味のラーメンだ。またワカサギのフライ(600円税込み)あるのがうれしい。ラブレイクは恋人の聖地に認定された場所でもあるので、釣り好きなカップルにはピッタリの釣り場だ。
伊自良湖・ラブレイク
釣り券:日釣大人800円、子供400円、65歳以上、障害者500円シーズン券大人4000円、子供2000円。
レンタルボート平日1000円、土日祭日2000円、土日祭日は要予約。
ワカサギの磯辺風フライ
小さい魚なので、きめの細かいパン粉を使うことで相性が良くなる。青さのりをブレンドすれば、いつもと違うワカサギフライの完成だ。
材料
・ワカサギ 数匹
・きめの細かいパン粉 適量
・青さのり 適量
・卵 適量
・塩コショウ 少量
・小麦粉 適量
(1)ワカサギは、塩で軽く塩もみして汚れを落とし、キッチンペーパーで水気を取り塩コショウを振っておく。においが気なる場合は、何度も塩もみしてもいい。
(2)パン粉はきめ細かいものを使用するのがポイント。パン粉と青さのりを半々の割合で混ぜる。
(3)小麦粉→卵→パン粉の順番でワカサギに衣を付ける。
(4)170~175℃の油で揚げて完成。
<週刊つりニュース中部版 松森渉/TSURINEWS編>

















