泉佐野一文字のサグリ釣りで小物釣りを堪能【大阪】釣果のカギは極小針
2023年12月21日 16:30
抜粋
好ポイントが限られている泉佐野一文字で始発便に乗れず青物狙いは望み薄。ならばと路線を変えて、極小針とイシゴカイの組み合わせでサグリ釣りに転じ、小物を拾って釣趣を堪能することができた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)


泉佐野一文字で沖堤防釣行
タチウオシーズンが終わり、青物も下火になってきた12月3日。釣り人も減ってきたのでスペースも空いて青物狙いのノマセ釣りが出来るのではと、一攫千金を狙って泉佐野一文字への釣行を決めた。
泉佐野一文字略図(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)釣行日の近況は、釣果があがっているポイントが分散気味のようなので、始発便にさえ乗船できれば大丈夫だろうと、波止に渡す葵渡船の駐車場前に深夜2:30に到着。
しかし、無人の乗船場に足を向けて呆然。葵渡船特有のローカルルール「荷物置きルール」によって、はるか以前に地元常連を中心とした何十人もの先客が一人一個の荷物を乗船場の並び列に整然と置いて、先着権が主張されていた。
置かれた荷物の数を数えると、船の定員数を超えている。始発便には乗れない現実の前に心の中で「終わった……」とうめくしかなかった。
荷物置きルール(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)ノマセ釣りは断念
朝4:30の始発便に乗れず、泣く泣く折り返しの2番船に甘んじた私は、1番の船着き場で波止に渡った。
葵渡船(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)実績のある北端の赤灯台一体は常連グループが先に釣り座を構え、その隣のエリアも一足早くカレイを狙おうとする別の常連が竿出ししていてガックリ。
仕方なく離れたところ何とか釣り座を構えたが、ノマセ釣りのための小アジ(活きアジ)は、盛期と違って冬入りするとサビキ釣り自体が厳しく、赤灯台周りにしか回遊がない。
私の釣り座付近に回ってきたおこぼれは、掛かった時点で弱っていた小アジ2匹だけ。これではノマセ釣りのエサに使えない。朝7時の時点でノマセ釣りは断念した。
なお、泉佐野一文字の形状と船着場などは略図のとおりだが、詳しい解説は、以前の投稿をご覧いただきたい。
また、乗船手続きやライフジャケット規格に関する主な注意事項などは、葵渡船のホームページの「お知らせ」に掲載されているので事前に確認しておいてほしい。
極小針にイシゴカイの組み合わせでサグリ釣り
周りの様子を見ていたが、ルアー、ノマセ釣り、カレイの投げ釣りのどれも釣果が見られなかった(※後の葵渡船の釣果情報では、ハネとハマチの釣果を確認)。
この日は誰がやっても青物は厳しい日なのだろうと心の中で自分に言い聞かせ、実はこの事態も予想しての保険とも言える全く別のタックルの準備にかかった。
そのタックルは、昨年の12月にも泉佐野一文字で敢行した極小針とイシゴカイの組み合わせでサグリ釣りのもの。6.3mの磯竿2号にミチイト2号を巻いた小型両軸リールの組み合わせで、仕掛けは中通しオモリ5号に1.7号ハリスの2本針仕掛け。イサキ針6号という極小の釣り針がこの仕掛けのポイント。
サグリ釣りの2本針仕掛け(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)カワハギ、ウマヅラハギ、波止グレといった口が堅く、小さい魚をターゲットにするために選んだのがこの針だ。エサはイシゴカイ。針を丸ごと覆うように通し刺しにし、海底ギリギリを探る。エサの石ゴカイは海水バケツに入れて活きの良い状態を保っておく。
イシゴカイは海水バケツで生かしておく(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)サグリ釣りというとイカダ釣りのような短竿を波止際に置いて釣るイメージが一般的かもしれないが、6.3mの磯竿を用いるのは、波止際から沖向きの竿下まで幅広く探れるメリットがあるからだ。
なお、去年12月の泉佐野一文字でのサグリ釣りの模様は、以前の投稿をご覧いただきたい。
イソベラ中心に小物を拾う
7:30前頃からサグリ釣りを開始。外向き(沖向き)は複数の釣り人が釣り座を構えているので、内向き(陸向き)をメインに波止際から探り歩く。
泉佐野一文字(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)12月に入り、カワハギのサイズアップや太った波止グレに期待したが、外気温の低下に比べて水温はそれほど低下しておらず、エサ取りの活性がまだまだ活発だ。
ククッという小気味良いアタリがあっても、なかなか食い込まずに石ゴカイは端だけ食いちぎられていたり、ハリスを傷つけられたりとエサ取りに悩まされる。
針掛かりしてもフグやミニガシラが中心で、こうなると極小針へのエサの付け替えがおっくうになってくる。しかし、手間を惜しんでは獲物には出会えない。
そうしているうちに、強めの魚の反応に遭遇。やりとりを楽しみながら浮かせた魚体は、エサ取りとは違うポテっとしたイソベラだ。小物の範疇といえばそれまでだが、煮つけや南蛮漬けにして美味しい獲物なので、ありがたくクーラーに収めた。
極小イサキ針にかかったイソベラ(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)空いた外向きでサイズアップ
当日は全体的に釣果が上向く気配が見えず、9時の迎え便で早めに切り上げる釣り人が多く、その分波止の外向きがかなり空いてきた。
ここを好機と捉えて探るポイントを外向きに転じると、これが正解。サイズアップしたイソベラを3匹追加できた。落とし込み釣りでも外向きに釣果が偏ることから、サグリ釣りでも同じような傾向があるようだ。
釣り座を変えて得られた釣果(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)カワハギはサイズアップならず
その後、外向きで念願のカワハギを掛けた。引きが強かったので期待したが、海面に上げてみると掌よりも小さいサイズでガッカリ。秋頃の魚体からさほどサイズアップしておらず、やむなくリリース。
このサイズが中心なら粘っても良型には出会えないだろうと、10時前に納竿。イソベラ、ガシラ、小アジの五目釣りならぬ三目で9匹の最終釣果をお土産に、10時の迎えの便で波止を後にした。
当日のお土産(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)船は3番、4番、6番の船着き場を回って帰る釣り客を順に迎えたが、全体的に目ぼしい釣果が無かったようで、辛そうな表情の人が多い中、2人ほど満足げな表情の釣り人が乗り込んできた。
案の定、乗船場に戻り船長に報告したのはさすがの釣果。フカセ釣りの日とは波止グレを、ノマセ釣りの人はメジロを仕留めていた。常連は強し。一方の私は小物9匹に終わったとはいえ釣趣は十分堪能でき、夕食でもまずまずのお惣菜を賞味することもできたので、及第点を得た釣行となった。
釣果は煮付けで賞味(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)<伴野慶幸/TSURINEWSライター>



















