管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説

2020年04月14日 06:00

[TSURINEWS]

抜粋

4月を迎え、多くの川は渓流釣りシーズン本番迎えている。しかし、解禁直後の渓はエサ釣りの人が多く、フライは肩身の狭い思いをするシーンも多い。そんな時期にお勧めなのが管理釣り場だ。今回は管理釣り場で役立つフライとその作り方を解説する。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説

エサ慣れした魚にフライが有効

不思議なことに今年の冬は、3月中旬から4~5月の気候になる日も多かった。暖かくなったから、トラウトたちも元気にファイトしてくれるのかなと思うのだが、暖かい日の日数も関係しているようで、なかなかそうはならないようだ。明確に春と呼べるようになるまでは水中昆虫もおいしくならない、そんな感じである。

一般河川では4月から解禁の所もあるが、いずれもエサで釣る人が多いから、こんな河川ではフライフィッシングでトラウトたちと遊ぶにはもう少し待つ方がいいと思う。だが解禁後、渓流エサ釣りの人も少なくなった河川では、フライやルアーが面白くなる。なぜならエサ馴れした魚や、釣り外してハリの怖さを知った頭のいいアマゴやイワナ、レィンボートラウトは、虫に似せたフライには意外と反応するのである。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説自然溪の野生化したニジマス(提供:WEBライター・森宮清釣)

春から初夏のトラウトの食性

水温上昇でカゲロウやカワゲラなどの幼虫も大きくなって、トラウトたちはこれらを好んで食べる。トビケラの幼虫である黒川虫は好んで食べることはないが、ニンフ(ラーバ)でこのスタイルを作ると、万能に近いニンフになるから不思議だ。

晩春から夏にかけては脱皮前後(ピューパ)や成虫(アダルト)や毛虫(キャタピラ)、蝶の幼虫、なども好んで食しているが、毛虫などは風の強い時、蝶の幼虫や蟻などは強い雨で増水している時が使用するチャンスだ。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説アダルト(左)とラーバ(提供:WEBライター・森宮清釣)

管理釣り場で効果的なフライ

今回は、「渓流の釣り場の混雑が解消されるまで、フライフィッシングを管理釣り場で楽しんで腕前を上げよう!」ということで、管理釣り場用のニンフを紹介する。管理釣り場と言っても侮ることなかれ。常設釣り場の場合は魚種もサイズも豊富、ここでは普通釣れることのない超大型も夢ではないのだから。

また、管理釣り場ではドライフライよりもニンフフライの方が釣りやすく、手間が掛からないこともメリットだ。

管理釣り場攻略のコツ

リーダーにインジケーターを取り付け、ティペットに小さなオモリを付けて、釣りたい深さを設定、インジケーターからニンフの間が水深になるようにするのだが、オモリからニンフまでの長さは約30cm、流れがある場合はニンフの重さによってオモリより先に流れる場合があるので、やや長めに調節することも大事。

いつでも「絶対釣れる」フライはない。フライフィッシングでトラウトたちと遊ぶ時は必ず様々なフライを最低10本くらいは持参した方がいい。ショップで適当に購入してもハズレの時が多く、高級品だから釣れると思わないことを知っていてほしい。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説ファイトがたまらない(提供:WEBライター・森宮清釣)

 

ヘアーズイアニンフの材料

今回紹介するフライは、ヘアーズイアニンフ。まずは材料から紹介しよう。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説ハリはニンフ用を(提供:WEBライター・森宮清釣)

ハリはニンフ用(やや太めになっている)#10~12。スレッドは6番、カラーは好みでいいと思うが、ブラックやレッドの方がアピール度が高いので効果的かと思う。マテリアルは、ヘアーズイア、ティンセル、テイルに使えるクイル、頭部に使うカラスウイング。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説マテリアル(提供:WEBライター・森宮清釣)

ヘアーズイアニンフの作り方

1、イトオモリを10回弱巻く。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説イトオモリを巻く(提供:WEBライター・森宮清釣)

2、#6のスレッドで下巻きし、大まかなスタイルを作ってテイルを作る。この場合水中で滑らかに泳いでいるように見せるため、テイルは真っ直ぐに取り付け、ワイヤーテンセルも一緒に取り付ける。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説大まかなスタイルを作ってテイルを作る(提供:WEBライター・森宮清釣)

3、スレッドにヘアーズイアを指でよじりながら巻き付ける。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説ヘアーズイアを巻き付ける(提供:WEBライター・森宮清釣)

4、先にヘアーズイアの形を整えながらスレッドで巻き、巻き終わったらティンセルを一定の間隔を開けながら巻く。その後黒クイル(フェザー)を取り付ける。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説ティンセルを巻いてクイルを取り付ける(提供:WEBライター・森宮清釣)

5、ヘアーズイアを太めによりつけてヘッド部分に巻き、黒クイルをかぶせるようにして、3回ほどスレッドで巻く。その後折り返すようにして数回スレッドで巻いて、余分をカット。ヘッド部分にスレッドを数回巻き付けて、形を整える。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説へアーズイアに黒クイルを被せて余分をカット(提供:WEBライター・森宮清釣)

6、ヘッドセメントでイトが解けない様に固める。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説セメントで固める(提供:WEBライター・森宮清釣)

7、ヘッド部分が固まったらニードルで胸部の毛を引き出して形を整えてできあがり。

管理釣り場攻略に有効な『毛バリ』とは フライタイイングについても解説ニードルで胸部の毛を引き出して形を整える(提供:WEBライター・森宮清釣)

なお、ニンフの場合はオモリを仕込んだ物と、そうでない物も必要だ。スレッドはオモリを仕込んだ物とそうでない物をニンフのヘッド部分で識別できるようにすると便利。

水の底を狙う場合はイト状のオモリを10回くらい巻いて、それ以外は5回くらいで十分だ。なぜかというと、ニンフを泳ぐ姿に見せるためである。ぶら下がった状態では釣れないから、水底でも尾にあたる部分は水平か少し浮いている状態にすること。

このヘアーズイアはいつでもどこでも使えるいいニンフなので、フックのサイズやオモリの量、カラーなどをかえて色々作っておくといい。使用に際しては、中層か表層、底など狙いをはっきり決めること。よく釣れる色は、暑い季節は茶色系統、冷え込む季節ではキャメル、ジンジャーなど明るい色がいいようだ。

<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>

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