釣りのご飯タイムにはなぜか大物がヒットする説 釣り人ならみんな経験済み?
2023年12月31日 16:30
抜粋
釣りを楽しんでいる最中、もう一つの楽しみともいえるのが、釣り場で食べるゴハンだ。だが食事中というのは、思いもよらぬ獲物がヒットする事が多い。今回は、著者の印象に残っている「釣り中の食事時」に起こった出来事を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)


釣りの食事時には大物がヒットしがち
釣りをしている最中は、誰しもが集中モードに入ることだろう。それは針先から微かな殺気(?)となって、水中の魚たちに伝わっているのでは……と信じているアングラーも多いのではないだろうか。
実際どういうわけか、「潮が動いていないからゴハンを食べよう」と置き竿にしたら大物がヒットした……なんて話は枚挙に暇がない。今回はその中から、特に印象に残っている2つのエピソードをピックアップしてみた。
竿が海中へと消えていく
「多分大丈夫だろう」と油断すると、とんでもない目に遭う。ここで紹介するのは、まさにそんなエピソードだ。尻手ロープを付けていなかったばかりに、長年愛用した竿とリールが海中へと消えていった出来事を紹介しよう。
カワハギを狙っていた著者
ある日著者は、1.1mの竿と小型両軸リールを使用して、足元でカワハギを狙っていた。
カワハギ釣りのタックル(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)ある程度釣果を得た昼頃、丁度潮止まりになってアタリが一段落したため「そろそろ昼休憩にするか」と、リュックからおにぎりを取り出すために置き竿にした。今思えば、これが大きな油断だったのだ。
小物釣りなら大丈夫という慢心
なんせカワハギ釣りの仕掛けはハリスが極端に短く、エサはアサリ。当然フィッシュイーターが掛かる事もなく、カワハギ以外にヒットするのはフグやベラ、ガシラ程度だ。
サンバソウくらいなら大丈夫だった(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)そう考えながら仕掛けを足元へと放り込み、「念のため」と竿尻には水汲みバケツを置いておいた。仮に何かヒットしても、これなら大丈夫!という慢心がどこかにあったに違いない。
突如竿先が舞い込む
そうして竿からほんの少し離れ、リュックを覗き込んでゴソゴソしていると……突如ガタッ!!という音が聞こえた。慌ててそちらを振り向くと、なんと竿先が大きく舞い込んでいたのだ。そしてあろうことか、竿尻に乗せておいた水汲みバケツは、勢い余って真横にひっくり返ってしまったのである。
血相を変えて竿を掴みに行くもあと一歩届かず、竿は凄まじい勢いで空へ。そのまま海の中へと引きずり込まれていった。竿は約10年、リールは学生時代から20年近く連れ添った相棒だっただけに、呆然としてしまった。
正体はおそらくコブダイ
近くにいた常連さん曰く、「ここは時々デカいコブダイが掛かる事がある」とのこと。エサがアサリだったことを考えると、正体は十中八九コブダイだろう。
コブダイは小型でも強烈な引き(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)実際別の場所のカワハギ釣りでは、割とよく小ぶりなコブダイがヒットするのを、この時になって思い出した。例えカワハギ釣りのような小物狙いであっても、やはり尻手ロープをつけておけば……と心底後悔した著者であった。
ノマセ釣りでヒラメがヒット
次は、学生時代に堤防で父と夜釣りをしていた際、食事中にヒラメがヒットしたというエピソードだ。
何気なくノマセ竿を用意
この日著者はブッコミ釣りでアナゴを狙うため、父と共に夕方から堤防を訪れた。お土産確保を兼ねてサビキ釣りをすると多数の良型アジが釣れたのだが、この中の1匹に歯形のような傷が付いていた。
これは近くにフィッシュイーターがいるかも?と思い、急遽ブッコミノマセタックルを用意してミオ筋へと投入。この時はもちろん「フィッシュイーター狙い」という事もあって、きちんと尻手ロープをセットし(片側はクーラーへと固定)、ドラグもしっかりと緩めておいた。
ヒラメ40とはこのこと
あっという間に夜になり、投入した仕掛けを眺めながらのんびりオニギリを頬張っていたら、ノマセ竿に大きな前アタリが出た。そこから竿先がゆっくりと入っていき、ドラグもジリジリ引き出されたのだが、突然ピタっと静止したのだ。
ブッコミノマセで初めて体験するアタリだったために大変興奮したものだが、このアタリ方はヒラメだと信じて、あえてもう一つのオニギリを頬張りつつ、じっくり待ってみることにした。
バッチリフッキング
食べ終わってからお茶を飲み、そろそろと思い大きくアワセを入れると、ズシッという重量感と共にバッチリフッキング。見事、43cmのヒラメを仕留めることができた。
もし手持ち竿であれば、最初のアタリが出た瞬間に慌ててしまい、空振りしていたかもしれない。これでコツを掴んだのか、この日は一晩で38cm~43cmのヒラメを5枚仕留めることができたので、今でも大変強く印象に残っている。
尻手ロープはマスト
今回著者が紹介したようなエピソードをお持ちの読者の方は、実はそれなりにおられるのではないだろうか。釣れないときはあえて置き竿にして、気を紛らわせるため・間を置くために食事をするというのは、案外良い方法なのかもしれない。
とはいえ、大事なタックルを紛失しないためにも、必ず尻手ロープをセットしておこう。どんなタイミングであっても、釣り中に油断は禁物だ。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>














