ChatGPTに【アジングとはどんな釣りか】を聞いてみた 回答各所に違和感あり
2024年01月05日 17:00
抜粋
最近ヒマなときにChatGPTと話している。本当になんてヒマなことなんだろう。ChatGPTとはご存じのように文章表現のAIで、ネットにあるソースをもとに、こちらが投げた質問に対して答えてくれるものだ。釣りのことも教えてくれる。今回はこいつにアジングについて深く聞いてみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)


AIはアジングをどう語るか
まず、アジングのことをChatGPTは何と言うのか?
YOU:アジングって何のこと?
ChatGPT:
アジング(Ajing)は、日本発祥の釣りのスタイルで、アジ(HorseMackerel)を主なターゲットとする釣りのことを指します。アジングは、軽いタックルや小型のルアーを使用し、比較的軽いラインで行われます。この釣りは、主に海岸や港湾、船上で行われます。
アジングに使用されるタックルは、軽量で、アジなどの小型の魚をターゲットとしたものです。ルアーも小型で、アジに似た動きを模倣するようなものが使われます。一般的なアジングの釣り方には、キャスト&リトリーブ(投げて巻く)やジグヘッドリグ(ジグヘッドと呼ばれる特殊なフックを使用)を用いたものがあります。
アジングは、手軽で初心者にも取り組みやすく、都市部や港湾周辺で気軽に楽しむことができる釣りの一つとされています。
――と答えてくれた。
アジングを語るChatGPT(提供:TSURINEWSライター井上海生)一読してみると、やっぱりマズイ内容だ。私が大学の釣り講師で、もしこんな論文が出てきたら「ChatGPT使ったな」と分かるだろう。「ルアーも小型で、アジに似た動きを模倣するようなものが使われます。一般的なアジングの釣り方には、キャスト&リトリーブ(投げて巻く)やジグヘッドリグ(ジグヘッドと呼ばれる特殊なフックを使用)を用いたものがあります。」というのは相当怪しい。「アジに似た動きを模倣するようなもの」は使わない。そして「一般的なアジングの釣り方には、キャスト&リトリーブ(投げて巻く)やジグヘッドリグ(ジグヘッドと呼ばれる特殊なフックを使用)を用いたものがあります。」とあるが、ジグヘッドリグをキャスト&リトリーブするのがアジングで、文章になっていない。
どこか”翻訳調”と言うのでもない、いかにもAIが書いた感じがする。
……でもアジって「HorseMackere」って言うんだ。サンフィッシュだと思っていた。今調べてみると、サンフィッシュとはスズキ科のことらしい。まあ科の括りはそれなのか。
さて、前提としてアジングをこう語るChatGPTに、もう少し深く聞いてみよう。
ChatGPT語るアジングタックル
YOU:アジングタックルってどんなもの?
ChatGPT:
アジングに使用されるタックルは、一般的に軽量で、アジや他の小型の魚を対象としているため、細かい動きに敏感であることが求められます。以下は、一般的なアジングタックルの要素です。
ロッド(竿):ライトロッドまたはアジング専用ロッドが使用されます。
長さは一般的に6~8ft(約1.8~2.4m)で、軽量でありながらもキャスティングやルアーの操作に適しています。
リール:フィネス(軽量な釣り)用のスピニングリールが一般的です。
ラインキャパシティが軽く、繊細な操作が可能なものが好まれます。
――やはりここもマズイ部分が多い。アジングに8ftのロッドは一般的には使わないし、「ラインキャパシティが軽く」は文章になっていない。まあそこは本質的ではないが、全体的に語っていることがズレていたり、間違っている。
間違うねえ、アジングについてChatGPT(提供:TSURINEWSライター井上海生)ライン要件の答えは……
承前で、タックル要件について聞いていると、ラインとジグヘッドのことはこう語った。
ChatGPT:
ライン:細くて軽いPEラインやフロロカーボンラインが使われます。ラインの太さは、釣り場や状況によって調整されることがあります。
ルアー:小型で軽いルアーが一般的です。シャッドテール、ソフトプラスチックワーム、ミノー型のルアー、ジグヘッドなどが使われます。カラーバリエーションも豊富で、釣り場や水色によって効果的なものが異なります。
ジグヘッド:ジグヘッドは、ルアーを取り付けるための特殊なフックで構成されています。アジングでは、これを使用してルアーを取り付けることがあります。
――ここなんだよなー。PEとフロロがメインライン。エステルは不正解!?とでも言いたいのだろうか。聞くと、「あまり使わない」みたいな答えが返ってくる。ジグヘッドについての答えも同語反復や、ヘタクソなぼかしが見られる。
ポイント情報も薄い……
さて、次はアジングのポイント(場所)について聞いてみた。
YOU:大阪湾奥のアジングのポイントを教えて?
ChatGPT:
大阪湾奥でのアジングの釣り場としていくつかのポイントが挙げられますが、釣り場の選択は季節や天候、潮汐などによって変わる可能性があります。以下は一般的なアジングの釣り場の例です。釣りに行く前に現地の釣り情報を確認し、規則を守って楽しんでください。
大阪港内:大阪港内には様々な釣りポイントがあります。特に波止や堤防からアジングが楽しめます。大阪港の中でも南港や堺港などが知られています。
泉北埠頭:泉北埠頭もアジングのポイントとして人気があります。堤防や岸辺でアジが釣れることがあります。
阪堺港:阪堺港周辺の波止や堤防がアジングのスポットとして知られています。適切な季節や潮汐に注意して釣りを楽しんでください。
堺湾沖合い:大阪湾の奥、特に堺湾沖合いでもアジングが楽しめる場合があります。船釣りが可能であれば、沖合いでのアジングも視野に入れてみてください。
泉佐野市周辺:泉佐野市周辺にもアジングに適したポイントがあります。釣り場に行く前に地元の釣り具店や釣り仲間、釣り情報サイトで情報収集をおすすめします。
――薄い!結局どこで釣ればいいんだ!「ここ!」とちゃんと言ってくれないと!
常夜灯下とか言ってくれないと!(提供:TSURINEWSライター井上海生)実践的な釣り方との距離が微妙
アジング愛好家の私が言うなら、実践的なアジングは、以下のような回答になる。
「アジングとは、アジのルアーフィッシングであり、5ft~6ft台までのアジングロッドと1000番または2000番のリールに、0.2号~0.3号のエステルラインを用いて行います。強度の弱いエステルラインの破断や摩擦を避けるために、ショックリーダー3lbを50cmほど3.5ノットで結束し、ドラグを500gの力まで緩めて運用。ラインの先端にジグヘッド0.4g~1.5g程度と2inch前後のワームを装着します。釣り方には、キャストして任意のレンジに沈めてふわふわと釣る『ふわ釣り』と、ゆっくりとリールのハンドルを巻いて釣る『リトリーブの釣り』があります。大阪湾奥での釣り場としては泉大津の漁港や、大阪南港のシーサイドコスモの釣り開放地区が一級ポイントでしょう。常夜灯下のポイントも鉄板です。」
こんなところだ。ちなみに私の文章は300文字、ChatGPTの文字数は1500文字くらい。5倍の開きがある。
ところで、こうして書いていて気付いたのだが、ChatGPTはなぜか「数字」をあまり使わない。ライターは「数字を使って書け」と言われる。数字は人間がとっさに反応してしまうものだから、だ。たぶんカネについての感覚からそうなっているのだろうと推測する。ちなみに自己啓発系の本にも、この手の「数字がついたタイトル」が多い。『あなたの人生を幸せにする30の法則』など(実際にこのタイトルがあったらすみません)。
あまり数字を使わないChatGPT(提供:TSURINEWSライター井上海生)以上。ChatGPTが語るアジングと、実践的なアジングとの距離について暴いてみた。あなたはどちらの言うことを信じますか?できたら人間の語りを信じて、TSURINEWSの記事を読んでくださいね。
<井上海生/TSURINEWSライター>















