岸和田旧一文字での投げ釣りで36cmマコガレイ手中【大阪】ボッチ釣行が奏功?
2024年01月16日 11:30
抜粋
2023年12月24日のクリスマスイブ、賑わう岸和田沖一文字を避け、旧一文字で一人ぼっちの投げ釣りに挑み続けた私(筆者)の元に、岸和田のサンタクロースは36cmのマコガレイをプレゼントしてくれた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)


岸和田一文字で投げカレイ釣り
12月、岸和田一文字に渡している岸和田渡船のホームページにカレイの釣果が突如掲載された。「クリスマスカレイ」と呼ばれる冬の風物詩の到来だ。しかし、釣期は1か月足らずの短期決戦。即、決断しないと後の大混雑は必至。
クリスマスイブの12月24日は渡船営業が決定したことを確認し、釣行を決断した。ちなみに私は岸和田一文字のカレイ釣りでは、過去2年連続でカレイを仕留めている。
その模様は過去の掲載記事でレポートしているので、興味のある方は参考にご覧いただければと思う。
始発便の予約は秒殺
岸和田渡船の早朝便はインターネット事前予約制となっており、カレイの釣果実績が出ている沖一文字(通称「沖の北」)の南側一帯に釣り座を構えるためには、始発便の予約枠を手に入れなければならない。
岸和田一文字略図(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)前日、12月24日の予約開始と同時に、私はホームページの予約専用ページ上を猛スピードで操作したが、始発便の予約枠は何と10秒ほどで「秒殺!」。再度猛スピードで操作し、辛うじて二番船を予約した。
しかし、二番船では沖一文字のカレイのポイントに釣り座を構えるのは非常に困難だ。当日は朝4:30過ぎに乗船場に到着し、忠岡漁協の2階にある事務所で乗船受付を済ませた。
始発便の送りから折り返し帰ってきた船長に先客の渡提の様子を聞くと、「(沖一文字も)どこかには何とか入れる……とは思う」と色好い返事はもらえない。
裏を返せばカレイの釣れそうなポイントの大半には、既に先客が釣り座を構えているということだ。やむなく沖一文字への渡提は断念して、「旧一文字の3番へお願いします」と船長に告げて、6時発の二番船に乗り込んだ。
岸和田渡船(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)カレイの投げ釣りタックル
カレイの投げ釣りシーズン到来ということで、岸和田渡船からは、一人あたり竿3本までの制限がアナウンスされている。
私のタックルは投げ釣り用の竿にスピニングリール、ミチイト5号、力糸5~12号、スパイクテンビン30号の組み合わせで、幹糸4号にハリス2.5号、カレイ専用針12号の自作の2本針仕掛けを用意した。
本来なら遠投は必要ない釣り場なので、常連の中には初心者用の投げ釣り用の竿やショアジギロッドに、オモリは15号以下のロケットテンビンという軽量タックルで挑む人もいるようだ。
しかし、潮の流れが早い時には軽量タックルだと流されておまつりトラブルを招きかねないので、投げ釣りに最適のタックルで挑むことをおすすめしたい。
エサは惜しまず3種類を用意
エサは食いが立っている時は青イソメだけで十分だが、釣れる可能性を高めたい一心で、私はエサ代を惜しまずマムシ、青コガネ、青イソメの3種類を用意した。
3つの虫エサ(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)虫エサは海水バケツに入れて活きの良い状態を保たせておき、使う分だけエサ箱に取り分ける。2本針仕掛けのエダスの針のほうには青コガネか青イソメを、下の針のほうにはマムシを針のチモトの上までたくし上げ、その下に青イソメを刺す「青マムシ」という使い分けをした。
海水バケツに入れて長持ちさせる(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)カレイの時合いは短いので、活きの悪いエサのまま海中で放置していては、わずかなチャンスを自ら逃してしまう。3本の竿・計6本の針にこのようなエサの使い分け・刺し換えをするのは手間がかかるが、私はエサ代だけでなく手間も惜しまず、一攫千金のカレイを狙う。
旧一文字で投げ釣りは一人ぼっち
岸和田一文字は、沖一文字と旧一文字の2本の防波堤の総称。2本の防波堤は目に見える距離にあるが、私が渡った旧一文字は、大半の釣り人が渡って賑わう沖一文字とは正反対で釣り人は全員でたったの3人。
北端の赤灯台の1人は独自路線の釣り、私ともう一人がカレイの投げ釣りをしていたが、この日までに旧一文字でカレイは釣れておらず、当日もカレイの気配は全くない。
3番の船着き場から少し4番寄りの方向に移動して釣り座を構え、7:00前から沖向きに投げ釣りを開始。波止際から沖向きに70m先、50先m、30先mぐらいに遠近を投げ分けていたが、近投はフグと思われるエサ取りの猛攻にハリス切れの連続で打ち切り。
3本の竿は全て遠投から手前に少しずつ引いていく釣り方に変更する。ところが事態はさらに暗転。もう一人いた投げ釣りの人が見切りをつけて、7:30の便で旧一文字から去ってしまい、ついに投げ釣りは私一人ぼっちになってしまった。
一人ぼっちで釣りをすることに(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)9時前に釣れた20cmのキスが後の布石に
何とか打開策をと思い、釣り座を4番寄りに少しずつスライドしていく作戦に打って出た。孤軍奮闘が功を奏しての1匹にようやく巡り会えたのは9時前。巻き上げる時にわずかな重みを感じたその正体はキス。サイズは20cmの良型だった。
20cmのキスが釣れる(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)キスはスカリに入れて投げ釣りを再開。遠投から手前に引いていく際に、海底の起伏が大きそうな所を竿先からの感触で捉えて、そこに少し留め置くことで、魚に出会える可能性が高まるのは過去の経験で立証済。キスを仕留めたことで、今回もその釣り方が正しかったことを確信した。
カレイの時合いはせいぜい8時過ぎまでなので、時既に遅しの感はあったが、実はこのキスが釣れた時の体感は、後の布石となったのだ。
予想外のマコガレイ36cmに遭遇!
カレイは釣れずとも、他の魚でもいいから拾っていこうと、先ほど釣れたキスのポイントで得た海底の感触と似たような海底の起伏の大きい所を、手前に引きながら探り当てていく。
手荷物は4番の船着き場に移動させると、壁面に日本釣振興会大阪府支部が設置したマナー啓発の看板を発見。神戸港の沖防波堤が渡船禁止となり、残された渡船可能な貴重な釣り場を守ろうと釣り人に呼びかける看板に身の引き締まる思いで釣り座に戻る。
3本の竿を4番寄りに少しずつ移していく過程で、1本の竿に今までとは明らかに違う重みを感じた。これは何かが付いていると思って慎重に巻き上げていくと、突然強い締め込みの感触が伝わった。
ハネ?イシモチ?と頭に浮かんだ魚種とは違う魚が海面に姿を現した。平べったい茶色の魚体はカレイ。時合いをとっくに過ぎた予想外の展開に心は動揺するばかり。旧一文字は海面の高低差が約5mあるので抜き上げは危険と判断し、タモ網のある所まで慎重に誘導してから、2回の締め込みをやり過ごしてタモ入れに成功。
慎重にタモ入れ(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)「やったー!」「嬉しい嬉しい!」と、誰も聞いていない中で歓喜に浸った。一人ぼっちで奮闘する私に、岸和田サンタは36cmのクリスマスカレイをプレゼントしてくれた。
36cmのマコガレイ(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)賑わう釣果報告にスタッフも歓喜
この後粘るも追釣はならず、マコガレイ36cmとキス20cmの最終釣果を手に11時の便で波止を後にした。船内には、午後での釣果を狙う釣り人が乗り込んでいて、沖一文字の船着き場では引き上げの釣り人との入れ替わる様が見られた。
乗船場に戻ると、私は意気揚々で船長とスタッフに釣果報告。船長が「旧一文字今年初!」、「型イイッすね!」と盛り立ててくれて嬉しさはひとしお。
その後も沖一文字でのカレイの釣果が続々と報告され大賑わい。良型揃いの4匹の釣果を持ち込んだ釣り人には「凄い!」の声があがるなど、船長・スタッフも歓喜の面持ち。
一つ便の前で戻った釣り人たちからも数多くの釣果報告が寄せられており、岸和田渡船のホームページには私の釣果も含めて多数の釣果情報が掲載され、当日は岸和田サンタから大盤振る舞いのカレイのプレゼントがあった一日となった。
帰宅後、持ち帰った獲物は目も舌も大いに満足させる夕食の主役の一品となった。
釣果は夕食のメインに(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)<伴野慶幸/TSURINEWSライター>



