今日からできる【釣行記録のススメ】 理由・記述すべき項目・注意点を解説
2024年01月20日 16:30
抜粋
突然だが読者の皆様は、釣りを楽しんだ後、釣行記録をつけているだろうか?著者は長年に渡り、媒体を変えながら釣行記録をつけ続けているのだが、釣行記録というのはアングラーにとって大きなメリットが存在する。今回は、釣行記録とはどのようなものかを詳しく紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)


なぜ記録をつけた方がよいのか
釣りというレジャーは、普通に楽しむだけでも良いのだが、釣行記録をつけるとアングラー自身に様々なメリットをもたらしてくれる。詳しく見ていこう。
次回釣行に役立つ
アジやブリといった回遊性の強い魚は、ポイントに回遊してくるタイミングが存在する。また、根魚やヒラメ・カレイのような居着きの魚であれば、「エサを捕食するタイミング」が非常に重要となるのだが、記録をつけ続けることで、これらの大まかなタイミング(いわゆる時合い)が自然と判るようになる。
毎年同じ場所に回遊してくるアジ(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)また、年単位でデータを積み重ねていくことで、そのシーズン中だけでなく翌年以降の大まかな釣れる時期・時間帯も予測できるようになり、目的の魚をゲットできる確率が大幅に上がるのだ。
最適なエサの量が判る
エサ釣り師であれば、避けては通れないのが「余り餌問題」。多めに買って余ったエサを処分するのはもったいないし、かといって「エサ切れで納竿」というのもよろしくない。その日釣り場に持ち込んだエサに対し、釣行終了時に余ったエサの量(大まかな目測)を釣れ具合と共に記載しておけば、エサが余る・足りないといった問題は大きく改善されるはずだ。
二匹目のドジョウ作戦
メバルやキジハタ(アコウ)、カレイといった魚は、条件が揃えば必ずと言っていいほど同じポイントで釣れる。お気に入りポイントの状況を記録して細かく把握し続けることで、より釣果を得やすくなると言えるだろう。
良型メバルは実績場が狙い目(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)記録するべき項目
では、実際に釣行記録に記載しておくべき項目を紹介しよう。
天気
晴れ・雨といった空模様だけでなく、その日の気温や風の強さも併せて記載しておきたい。可能であれば、大まかな水温も記載するとグッドだ。
潮汐/川の水位
海釣りであれば、満潮や干潮の時間と潮周り(大潮など)といった潮汐情報は必須となる。渓流釣りやアユ釣りといった川釣りであれば、その日の河川の水位や濁り具合も併せて記載しておきたい。
釣行場所
こちらはざっくりとした地名から、実際に入釣したポイントまで詳しく記載しておきたい(例:〇〇海釣り公園、料金所から200mほど東、堤防カーブ付近など)。入釣した場所をスマホで撮影しておくと、後に記録をつける際に便利だ。
小柿渓谷放流釣り場の入釣場所の例(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)使用タックル
釣果を得られた場合・得られなかった場合に関わらず、当日使用したタックルは細かく記載しておこう。これは、釣果が良い時=釣り方とアプローチが正解だったという事が判るし、逆に釣果が悪い時=タックルに何か問題があったかもしれない……といった事柄を把握できるためだ。餌釣り師なら使用餌、ルアーマンなら使用ルアー/リグも記載しておきたい。
釣果
これが判らなければ釣行記録の意味がない、といっても過言ではない。この項目には、本命のサイズや数だけでなく、外道で釣れた魚種も記載しておくと、後々の釣行に役立つはずだ。
ヒットタイム
釣果と併せて記載しておきたいのがヒットタイム。こちらを記載することで、天気や潮汐、河川状況と釣果の因果関係が自ずと判るようになってくる。
釣行記録の注意点
釣りをするうえで欠かせない情報になりえる釣行記録だが、注意すべきこともある。詳しく見ていこう。
継続できる範囲で
上にあげた「記録すべき項目」はどれも著者的に必須と言える項目だが、どこまで細かく記載するかは人それぞれ。オススメしたいのは「詳しく・細かく記載する」事ではなく、「負担なくずっと続けられるレベル」での記録だ。
釣り禁止場所について
昨今はマナー問題が取り沙汰されるようになり、数年前まで釣りOKだった場所の多くが閉鎖されてしまった。自身の釣行記録を見て「久しぶりに~へ行こう」と訪れてみたら釣り禁止になっていた……といった事態に注意したい。
今は釣り禁止となってしまった場所(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)勿論、釣り禁止のエリアで釣りをする等の行為はもっての外なので、久しぶりの釣り場を訪れる際は、事前に釣りOKなのかといった事柄を確認しておこう。
SNSやブログへの掲載範囲
プロの釣りライターは釣行記録を公開することが仕事だが、今回紹介している釣り記録はあくまで個人で楽しむもの。詳しいポイント等を公開すると、後に場荒れやマナー違反といったトラブルへと発展しかねない。
情報を公開する場合は、公共施設を利用した時以外、ポイント図等の重要項目は伏せておきたいところだ。
釣行記録は振り返るのも楽しい
釣行記録は、未来の自分へのメッセージとも呼べるもの。アングラーとしての自信の歩みを記録し続けることで、高みを目指すための大きな役割を担ってくれることだろう。そして、「過去にこんな獲物が釣れた、この時はどんな気持ちだった」と言ったことが、具体的な内容と共に鮮明に蘇ってくる。これらを釣り仲間と共有する時間も大変楽しいものだ。次の釣行後から、気軽に始めてみてはいかがだろうか。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>















