冬の堤防エギング釣行でキロ超えアオリにヤリイカ【京都府】まさかのヒラメも登場
2024年02月08日 11:30
抜粋
ようやく今年の初釣りに行ってきました。初釣りは船ジギングを予定していたのですが、悪天候で中止に……。我慢できずに日本海へ走りました。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター・田村昭人）
アオリイカとヤリイカの両方を狙った釣行
正月からしばらく天候が良かったらしいのですが、最近雨や雪と暴風の日も多くなり水温が下がったかと思い、深場もある漁港を選択。
まだアオリイカが残っているのか、例年のようにヤリイカが入ってきているか、また魚も入れ替わっているのかを試す釣行です。
使用したタックル
今回はエギングタックルを使用。エギはスクイッドマニアのワイルドチェイス3.5号をいくつか仕入れたので使ってみることに。
メバルが入ってきていないかとメバリング用ルアーも用意しました。青物が残っていたらジギングでもしようとハードロックフィッシュタックルも持参しています。
まずはメバリングから
12月は沢山のエギンガーがいたのに今日は無人。やはりアオリイカは終盤をむかえているようですね。
貸し切り状態なので、まずは駐車場から歩いて漁港内を散策し、メバリングからスタート。シーズンに入っていると良型のデカメバルが現れるので、プラグから反応があるかと試してみることに。スロープまわりを丁寧に探ってみるも反応無し。停泊している船まわりも順番に狙うも反応無し。
ここにメバルの好きな藻が生えていないので、付き場が無くていないのかもしれません。12月にあった小さな藻場も荒天でちぎれて少なくなっています。
キロ超えのアオリイカをキャッチ
堤防先端まで来ると、外側では遠くに鳥達が潜って魚を補食しているように見えます。潮通しの良い沖にはベイトも入っているようなのでここでエギングに変更。
足元にはベイトもいないので水温低下とみて沖の深場での底狙いでアオリイカの居残りを狙ってみます。まずはベイトカラーのハクト金アジを選択。
まあまあの風が外向きだと追い風で吹いているので、風に乗せて遠投したのですが、鳥達が集まっている場所まではギリギリ届かず。フォールで潮の流れを感じながら、着底からの小さめの2段シャクリ、カーブフォールでゆっくり着底させてステイしているとズンとした感触が手に伝わります。秋から冬のアタリになりましたね。
合わせた時の重さからいくとデカいと思ったのですが、活性が低いのか余り抵抗しないですんなり上がってきました。キロアップは確定なのでまずは目標達成でホッとする。今年のファーストヒットはアオリイカから始まりました。
単発予想でしたが、ここから潮目や沖を狙うも沈黙……エギにジグが引っ掛かりGETしたのみでした。
ヒラメを手中
ここからハードロックフィッシュ用の竿でジギングをしてみることに。使用するのは引っ掛かってきたジグです(笑)。水温低下前はサゴシが回っていたのでその時に使ってたジグでしょう。ベイトも少なくなって期待薄だが遠投して探ってみます。
しかし反応が無く、時間だけが過ぎていきました。ワームでメバル狙いをするも、アナハゼやガシラしか釣れません。
入れ替わりで入ってくる魚はまだだったかと思いながら、もう夕方だなって時に、着底からのシャクリ上げフォールでガツンと魚のアタリが来ました。あまり走らないのでエソかと思ったらまさかのヒラメ。良いお土産確保となりました。
ここで常夜灯が漁港を照らし出し、周囲がだんだん暗くなってきました。いつもならこの時間は帰宅しないといけない時間帯なのですが、今回は許してもらおう（笑）。
ナイトゲームでヤリイカを手中
ここからも本番、ヤリイカが入ってくるか集中して海の様子を伺います。常夜灯の当たっているところにマイクロベイトがポチポチ現れたがそれほど多くないようで、ここに見えイカが現れてくれるか！？とエギを投げながら観察するが反応がありません。
そこで、ベイトカラーから視認性が高いオレンジ金テープのワイルドオレンジに変更。表層から1mほどしか沈めないテンポの早いエギングで狙ってると早々にヒット。やはりヤリイカが入ってきました。同じ攻め方でポツポツと3バイ釣れてくれましたが、小さいメスばかり。
ちぎれ藻の塊周辺に投げて2mほどフォールさせてから表層までシャクリ上げ、水平フォールをさせるとひとまわりデカいのがついてきました。常夜灯の明るい所まで追ってきて、ちょんと触ったのでアワセたのですが、掛かりが浅くバラしてしまいました……。
ここからヤリイカの反応が悪くなり、常夜灯の明暗の境い目をプラグでのメバル狙いにしたのですが反応も無く納竿としました。
釣り終了&振り返り
久しぶりに長時間19時過ぎまでの釣行でした。狙いのアオリイカ終盤戦とヤリイカの序盤戦は達成できました。アオリイカは帰宅後計測で1.3kgあり、今年の初釣りとしては満足のいくイカのサイズでした。
しかしヤリイカが例年通りに入ってきているのに、デカメバルがいないのは居着く場所が変わったのかも知れませんまた課題が増えました。
この漁港で初めてヒラメが釣れたのも新発見で、冬に入ってくる魚達も変化しているのか今後の水温低下にも注目です。ちょっと遅い晩御飯でしたが、家族からはアオリイカよりもヒラメとヤリイカが大好評でした。釣り残業しても許されたので良かったです（笑）。
＜田村昭人／TSURINEWSライター＞
