尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】

2024年02月12日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

冬の風物詩ともいえる三重県・尾鷲湾のメタルスッテシーズンが開幕。特に今シーズンはスタートから絶好調で、連日アカイカ(ケンサキイカ)やスルメイカの数釣りが楽しめ、ヤリイカも好調だ。魅力満載のルアーゲームを堪能するべく、1月17日の夕方から紀北町引本浦出船のエヌテックマリンに乗船した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】

エヌテックマリンから出船

ルアーゲームであるメタルスッテゲームは「誘って食わせる」、「感じて掛ける」など釣果だけでなく、釣り人をトリコにする魅力も満載。もちろん、食べてもおいしい冬のツツイカ御三家は、帰ってからの食卓をにぎやかに彩ってくれる。

エヌテックマリンは、笑顔が素敵な中井船長のガイド船や乗合船だけでなく、レンタルボートのラインナップも非常に豊富。油圧ステアリングや魚群探知機などの装備もバッチリ。今夏は釣友たちとレンタルボートでオオモンハタやアカハタ釣りも楽しませてもらい、四季を通じて長年私の釣りシーンを彩ってくれている。

当日は午後4時に出船。自然豊かな山々の景色を眺めながら、風もなく非常に穏やかな状況のなか、ポイントまで進む。航程は20分程度。寒風厳しい真冬の季節でも、自然豊かな山々が北風をブロックしてくれるため、穏やかな海況で釣りを楽しめる。

水深は浅めの40m前後

水深は40m前後。船長がアンカーを投入し、船を固定。まだ辺りは明るく、「まだ釣れだすには早いよね~」などと話をしながら、日が落ちるまでしばしの談笑。メタルスッテのウェイトを選択するためリグを投入し、のんびりと潮の流れをチェックする。

メタルスッテゲームにおいて潮の流れは非常に重要で、流れが速すぎる場合はライトの明かりで集まるイカのエサとなる小魚が流され、その結果イカも散ってしまい釣果が悪い要因となってしまう。この日は海底へと吸い込まれるラインが、メタルスッテの20号でまっすぐとなり、速すぎず弱すぎずといった悪くない状況だった。

またリグ(仕掛け)は、市販の枝スの付いた2段仕掛けを愛用している。下にメタルスッテの20号、上側の枝スに85mmの浮きスッテを付けた。

使用したタックル

ロッドはメジャークラフトのトリプルクロスシリーズイカメタルモデル6.6ftを使用した。穂先のホワイトカラーが、細かい動きも視認できるため重宝している。また、調子は繊細な穂先の先調子となっている。穂先でアタリを感じ取り、強じんなバット部分で大型イカのダブル、トリプルヒットにも対応できる。専用タックルならではの繊細さとパワーを兼ね備えたモデルだ。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】メタルスッテのタックル(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

リールはカウンター付きのベイトリール。特にカウンターは必須の要素で、ヒットレンジの再現性、誘っているレンジの把握は釣果に直結する。メインラインはPEライン0.6号を使用している。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】当日使用したタックル(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

大型スルメイカのダブルヒット時などはやや慎重なファイトとなるが、潮流の影響を少なくするためには、細号数のラインに優位性がある。

使用したルアー

今回使用した仕掛けは、メジャークラフトのイカメタルリーダーシリーズをメインラインに取り付け、スッテはメジャークラフトのビッグアイシリーズを使用した。イカメタルリーダーは5種類がラインナップされており、私は仕掛け間80cmのショートタイプが船上での取り回しも良く好んで使用している。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】使用した各種ルアー(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

また、メタルスッテは12号から潮流の影響を考慮して30号まで用意。ボディーに大きな目玉のビッグアイがデザインされていることが特徴的で、イカ類が捕食する際はまず目玉から襲いかかるといった学術的なエッセンスが盛り込まれている。

カラーはメタルスッテ、枝スに付ける浮きスッテ、エギスッテ含め、黄色、白、緑などの定番カラーを中心に夜光、ケイムラ、ブルー夜光に加え、レッド、パープルなど波長の違うネオグローカラーも準備した。

 

 

アカイカ(ケンサキイカ)からスタート

辺りも薄ら暗くなり、「そろそろかな~」などと思っていたら、穂先にモゾモゾッとした違和感とも思える動きがあり、ちょいっと仕掛けを持ち上げ誘ってみると、微妙ではあるがコツッと穂先が入ったようにも見えた。疑わしきはアワセを入れるが鉄則。

すると、ロッドには生命反応。海面へと上がってきたのはアカイカ(ケンサキイカ)。30m付近でヒットしたことを伝えると、後ろの釣り座でサオを出していた打田さんにもヒット。夕マヅメの明るい時間帯だったが、アカイカのダブルヒットという幸先の良いスタートとなった。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】アカイカのダブルヒットからスタート(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

そして、ここからは今シーズンの好調な釣果を物語るイカ祭りが開幕。まずはアカイカ特有のコツンッ、モゾッといったメタルスッテゲームの醍醐味である「感じて掛ける」という繊細なアタリが連発する。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】序盤からコンスタントにゲット(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

もちろん感じるといった部分は、手元に伝わるといった手感度に加え、穂先の動きを視覚で感じる目感度が非常に重要だ。波の周期や船の揺れも感じ取り、穂先の入り方の違和感を感知することで釣果も倍増する。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】ペースを揚げてヒットを重ねる(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

また私が意識するアタリをより明確なものにするコツとしては、スッテをヒョイッとシャープに持ち上げて沈める、大きく跳ね上げて沈めるなどを仕掛けが止まってから5秒程度までに繰り返し、スッテを抱こうか迷うイカに対し好奇心を与え、最後はシビレを切らして激しく飛びついてくるといったイメージで演出している。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】順調にキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

そして辺りもすっかり暗くなり、本格的な夜釣りに突入。LEDライトが海面を煌々(こうこう)と照らし、海面には小魚も視認できるようになってきた。

暗くなってからはスルメイカ強襲

小魚も集まり始め、ここからが本番といった感じだ。すると早速手元までガツンという衝撃が伝わった。ロッドは大きく弧を描き、ギュンッギュンと強烈なジェット噴射がたまらない。海面へと姿を現したのは大型のスルメイカ。その引きは次の日の筋肉痛を心配するほど強烈だ。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】足元のカゴはみるみるいっぱいに(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

レンジやパターンを共有

ヒットパターンやレンジを共有することで、連続ヒットが望める。早速ヒットレンジを共有。「25mラインでーす」と周囲の仲間に報告する。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】スルメイカの水鉄砲が飛び交う(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

これもメタルスッテゲームの醍醐味で、仲間との情報共有はエサを追いかけて移動するイカの居場所を効率的に見つける有効な手段となり、同じ水深を探ることで連続ヒットへと突入する。

「ONETEAM」で釣果急伸

まさにこの日も船上は「ONETEAM」。ダブル、トリプルヒットと釣果を伸ばし、圧巻は4人同時ヒットまで達成。まさに船上はお祭り騒ぎだ。ヒットレンジも20m付近まで上昇し、スルメイカの活性は最高潮。船上では、あちらこちらでスルメイカの潮シャワーが飛び交う。

私の誘い方としてはアカイカ同様、スッテを跳ね上げてから一気にラインテンションを抜くことで沈めるスピードを速め、その後ピタッとスッテを止めることで動きにメリハリを与える。追ってきたイカがリアクション的に、スッテへと襲いかかるといった誘い方が中心だ。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】ラッシュ時には4人同時ヒットも(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

また、ヒットレンジ付近までスッテを沈める際も、ラインテンションを張ったままゆっくり沈めることでアタリに集中し、ラインテンションがフッと抜けるなどのアタリも捉えて、ヒットを積み重ねていった。

そして、午後9時を前にすでに皆さんおなかいっぱい。激しい攻防で上腕二頭筋にも張りを感じてはいたが、まだまだドラマはここからだった。

再びアカイカが連発

潮止まりも近づき、ややアタリが減ってきた状況で、釣りガールでメタルスッテゲームのエキスパートでもある萩原香さんが良型のアカイカをヒットさせる。潮の流れが緩み、スルメイカのアタリが落ち着いたこともあり、狙いをアカイカにチェンジ。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】良型のアカイカをキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

メタルスッテを12号へと軽くし、浮きスッテを小型のものに変更。見事ペットボトルサイズの良型アカイカをキャッチした。アカイカ狙いでは、スッテのシルエットを小さくすることが有効とのことだ。

また冬のメタルスッテといえば、やはりこのターゲットを釣りたい。冬イカとも呼ばれるヤリイカ。なんとこの日はヤリイカラッシュにも突入。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】ヤリイカも連発(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

底付近を丹念に探っていた中井船長、萩原さん、打田さん、乗船者の皆さんも時合いを逃さずヤリイカを次々とキャッチ。ヒットレンジはセオリーでもある底付近が多く、誘い方に大きな違いはないが、スルメイカ、アカイカは激しい誘いに反応が良い印象ではあるが、ヤリイカはヒョイッヒョイッとソフトな動きに反応が良い印象だ。

また今回中井船長や萩原さんといろいろ話をする機会もあり、アタリが遠のいた際や釣果が厳しい際の打開策についても聞かせてもらった。

アタリのないときこそ広範囲を探れ

ヒットレンジの共有や実績のあるレンジを丁寧に探ることは重要だが、アタリが少ないような状況では、イカの遊泳層がまとまらず点在していることが多い。そんなときは広範囲を手返し良く探り、高活性の個体を探すことが釣果につながる。

カラーローテやキャストも有効

またカラーチェンジも非常に効果的で、イカはエサが変わると食欲が上がるという話もある。見た目のカラーだけでなく、定番のグローやケイムラに加え、ブルー夜光など発光色にも着目してローテーションすることで反応を探ることが有効とのことだった。

また、こちらは水深方向に探るアプローチになるが、投入の際にアンダースローで前方にキャストし、カウンターを見ながら狙いの水深までラインを出す。その後、ラインテンションを保ちながらリグを足元までナジませることで、扇状に広範囲を探れるというテクニックも教えてもらった。

尾鷲湾メタルスッテ釣行でスルメにアカイカ(ケンサキ)フィーバー【三重】絶好調の釣果に大満足(提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)

このように釣果だけでなく、釣り談義に花が咲いた有意義な時間は早いもので、数釣りを楽しめた夜は午後11時に納竿。今シーズンの好調ぶりを実感する釣行となった。

今後も好調が期待できる。アカイカ、スルメイカの猛ラッシュ、ヤリイカの数釣りも非常に楽しみだ。またお土産を追加したい人は、ジグヘッドでの大アジ狙いも楽しめるだろう。尾鷲湾のメタルスッテシーズンはこれからが最盛期だ。

最後に

最後にメタルスッテゲームは、テクニカルな要素を楽しめる一方、船上で釣友たちとワイワイ情報を共有し、手軽な仕掛けで誰でも楽しめるルアーゲームとなっている。食べてもおいしい冬のイカたち。釣って楽しい、食べておいしい、大人の夜遊び。冬のメタルスッテゲームを楽しんでいただければと思う。

<週刊つりニュース中部版 橋本広基/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年2月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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