冬の小川での淡水小物釣りでタナゴ・カダヤシ・ドンコに癒される【京都】
2024年02月14日 11:00
抜粋
農地の中の水路が減水して鯉や鮒やナマズがいなくなり、小魚がたまってそうな雰囲気だったので、道具も買いに行って小物釣りに行ってみました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
冬の小川でタナゴ釣り
今回訪れた水路では、タイリクバラタナゴが繁殖して在来種はほとんど見かけなくなりました。しかし、タイリクバラタナゴは観賞用に飼育するのも、フィッシュイーターの魚の飼育のエサにも最適な魚。特に真冬に活性の高いこの魚は釣るのも面白いです。
十数年前に子供達と気軽に魚が釣れて楽しめるから来ていたのですが、今回は大人ひとりでの釣行に行ってきました(笑)。
使用したタックル
昔に使っていた仕掛け等は、すでに手元になかったので、安価な振出万能竿の150とオーナーのたなごウキ仕掛けを購入。今では竿の長さに合わせた仕掛けサイズが売っていて感心してしまいます。お気軽に益々小物釣りに楽しめますね。
今回は1.5mの竿にセット出来る仕掛けを選択。今回釣りをする小川では、アカムシが昔から効果的なので、十数年前に使っていたエサと同じものを購入しました。
順調に本命をキャッチ
昼から雨予報なので、午前中の曇り空に雨が降る前に釣りに行くことに。ポイントに到着すると、思っていたよりかなり減水しています。底がむき出しになっていて、流れの中には鯉すらいません。狙いは本流ではないので、よどんでいる所を目指します。
狙いたいポイントの周りの底もかなり陸地になっていて、鳥の足跡だらけ。鳥に先を越されたかと思いながら仕掛けを用意。エサのアカムシをつけて狙ってみると、早々にタナゴが釣れました。読み通り、本流からのよどみの岸際にいました。
ウキが軽快に沈むことなく、シモリが動くアタリをとって何匹か追加してタナゴのアタリを楽しみます。どれも小型のタイリクバラタナゴ。次に投入直後に動くのでアワセてみると、釣れたのはカダヤシでした。それもタナゴよりも大きなサイズです。
タナゴ釣りは針にエサをつけるのが難しい
十数年振りにエサ釣りをしてみてタナゴ針の小ささにアカムシをつけるのも大変。年齢的に老眼が入ってきており、近くのものにピントを合わせるのが難しくなってきているため、これからは虫メガネが必要かな(笑)。
しかし、エサをキレイにつけないとアタリがあるも掛かりません。逆に、丁寧に針にそってうまく刺すときっちり掛かります。エサ付けに時間を要するものの、確実に釣るには仕方がありません。
今回のポイントに生息していたタナゴは外来種のタイリクバラタナゴで、真冬の減水期にはこの子らが楽しませてくれます。
ゲストにドンコがお目見え
ここで杭の近くに落とすと明確にウキが沈むアタリが。グングンと引く感触は、タナゴではない引き。この竿での小物釣りは面白いですね。上がってきたのはなんとドンコでした。コイツも愛嬌のある魚でキープ。飼育してみるのも楽しいターゲットです。
まだ違う種類もいるかと期待したのですが、雨が降りだし釣り終了。大漁とはいえないがタイリクバラタナゴが数釣れて、カダヤシとドンコもいて持って帰り、飼育するには楽しい仲間が増えました。
釣り終了&振り返り
この川には、鯉や鮒やナマズ以外に雷魚もいて、夏場にルアーで釣れるターゲットも生息しています。一方で、オイカワやモツゴ、ニゴイやカマツカなど多種の魚がいるので、時期に応じてエサ釣りも楽しめる環境は有難いですね。
やはりこの時期は流れの本流ではなく、よどみや岸際に魚が寄っていたので、群れが当たり短時間でも楽しめました。寒いこの時期に魚釣りをしてる人がいない水路で楽しめる極小のターゲットですが、釣り人としては熱い場所でした。
海になかなか行けず欲求不満でしたが、久しぶりのエサ釣りに新鮮さがあって、休みの過ごし方でリフレッシュできました。
<田村昭人/TSURINEWSライター>