「渓流釣りの釣具は意外と安い?」エサ釣りに使用する竿・針・ラインを解説

2024年02月17日 16:30

[TSURINEWS]

抜粋

季節はもうすぐ春。これからの季節は、全国各地で渓流釣りが解禁となる。渓流釣りと言うと一見敷居が高くて難しそうな釣りだと思われがちだが、ある程度の釣具を揃えてしまえば、実に手軽に楽しめる釣りだ。今回は、渓流餌釣りで使用する釣具を詳しく紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

渓流餌釣り用の竿

渓流餌釣りで使用するのは、長さのある延べ竿だ。詳しく見ていこう。

長さと重さ

延べ竿にはリールが無いので、竿の長さと仕掛けの全長で、対応できる川幅が変わってくる。水深や川中に立ち込める距離にもよるが、目安として、竿の長さ+仕掛け全長-2m程度、と考えてほしい。

「渓流釣りの釣具は意外と安い?」エサ釣りに使用する竿・針・ラインを解説スペック表を参考にしたい(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

これを例に取ると、川幅が3m~7m程度の狭い場所で釣るなら3m~4.5mの竿、川幅が広い場所(10m以上)で釣るなら6m以上の竿が必要、といった具合だ。初心者が長竿を持つと、その重さ故に扱いにくくなり、トラブルに直結する。最初に買うなら4.5m~5.3m程度の3WAYズーム(3段階調整)タイプが最も扱いやすくオススメだ。

竿の柔らかさ=調子

延べ竿には柔らかさを表す「調子」という言葉が存在する。長年渓流釣りをやってきた著者が最初にオススメするのは、ある程度の硬さがあり、掛けた後に竿のパワーと反発で寄せやすい「硬中硬」か、穂先感度が良くアワセが決まりやすい「硬調」の2種類。迷った場合は「硬調」にしておくと無難だ。

高級品は何が違う?

一般的な延べ竿の穂先部は、糸を結び付けやすいリリアンになっていることが多い。これが高級モデルになると、竿の先端に直結するタイプになり、アタリを捉えるための感度か向上する。

また、竿本体の重量も軽量且つ丈夫な物になっていく。1日不安定な足場の中で竿を降り続けることになるので、当然軽い方が圧倒的に快適になるのだ。とはいえ、いきなり高級モデルを購入するのは大変勇気がいる事なので、この辺りは自身の予算と相談してほしい。

著者のおすすめ

以上の事から著者が1本目にオススメしたいのは、4m~5.5m程度、「硬中硬」もしくは「硬調」の3WAYズームタイプだ。有名メーカーの物で1万円~2万円程度と、比較的求めやすい価格になっている。これ1本で、里川~渓流部はある程度対応できるはずだ。

楽しみを実感してハマった後は、源流部も攻められるような短め・硬めのタイプや、本流を攻められる6~7mの竿を追加……というように、対応する場所が違う、異なるタイプを購入するのがオススメだ。

釣り道具

次に、実際に釣りで使用する釣具を、竿に近い順に見ていこう

天井糸

渓流釣りの水中糸は大変細いので、竿先に直接結ぶと糸絡み等トラブルの原因になる。従って、「天井糸」と呼ばれるやや太めの糸を1m~2mほどつけてから、水中糸と接続したい。

水中糸

こちらは、渓流専用の物が様々なメーカーから販売されている。最初は0.3~0.4号程度のナイロン(比較的安価)から始めてみると良い。慣れてくれば、スレた魚への対策として0.2号以下の細糸を使用したいところだ。

ラインのストックは多めに用意(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

大物狙いなら0.6号以上もアリだが、30cmくらいまでなら0.3号~0.4号で十分対応できる。ただし、ナイロンラインは劣化が激しいため、一度釣行で使用した仕掛けは使い捨てになることを追記しておく。

目印

渓流餌釣りの基本的な釣り方はミャク釣り。ウキなどを使用せず、目印でアタリを取る釣りなので、目印の色や材質が非常に重要となる。様々なタイプがあるが、著者はその場でカラーや数を調整しやすい糸目印を愛用している。

著者はこの組み合わせ(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

釣り場のコンディションや、着用するサングラスカラーによって見えやすさも違うので、2~3色用意しておこう。

オモリ

繊細な釣りを行うために、メインオモリはガン玉やジンタン。エサ、川の水量に合わせて重さを細目に調節する必要があるので、豊富に持っておきたい。著者が最もよく使うのは、支流ではジンタン1~3号、本流ではガン玉B~2B。時に5号のような極小から、4Bのような大きめを複数付けて使用することもある。

これがなくては始まらない。シーズン解禁当初は、イクラ1粒を刺しやすい小さめの3号や4号を使用し、そこからエサのサイズに合わせて徐々に大きくしていく。著者はシーズン中、4号~7号の針を使用している。

その他に必要な釣具

最後に、持参しておきたいその他の釣具を紹介しよう。

プライヤー

渓流釣りを始めたての頃は、アワセのタイミングがズレて針を呑まれやすい。そんな時に針外しとして使用したり、ガン玉をセットする際に使用するのがプライヤーだ。著者はスマートな形状のフォーセップタイプを愛用している。

ハサミ

ラインや目印をカットするときに使うハサミも必需品の一つ。小型のものをピンオンリールにセットし、ベスト等に装着しておくと便利だ。

著者はこの2種を使用(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

マナーボックス

いわば「携帯ゴミ箱」とも言えるのがマナーボックス。渓流釣りは細糸を使用していることもあり、ちょっとしたことで仕掛け全体がグチャグチャになりやすい。このダメになった仕掛けや目印の切れ端といった、ちょっとしたゴミを回収するために是非持っておきたい道具だ。

著者は糸くずワインダーを愛用(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

渓流釣りの釣具は意外と低価格

新しい釣りを始めるとなると、気になるのはコスパ。渓流釣りは竿以外の釣具がどれも安価なため、今回紹介した小物を全て揃えたとしても3000円~5000円程度と、意外と低価格で済む。プライヤーやハサミは海釣りで使用している物を流用してもいい。

物は試し、一度渓流餌釣りにトライしてみてはいかがだろうか。始めてみたら意外と敷居が低く、とても楽しいことに気づいてもらえるはずだ。

<荻野祐樹/TSURINEWSライター>

楽天市場で購入する
在有即日発送 プロマリン(PRO MARINE) ステン磯玉網セット 60CM AFF200-60
2,758 送料無料
サビに強いステンレス製フレーム 品番:AFF200 フレーム材質:ステンレス 規格:フレーム自重(網の深さ) 45cm:約180g(55cm) 50cm:約200g(60cm) 55cm:約210g(65cm) 60cm:約220g(70c...
楽天市場で購入する
【ネコポス対象品】レインズ 根魚フラット 2インチ #440 ブラック赤レンジャー
782
サイズ:50 mm  入数:8本             あの大人気の激釣れワームがソルトワームとして新登場!その名も「根魚フラット」 ●僅かな水流もつかむ蛇腹状テールとビリビリとした微波動を起こすアームで、あらゆるフィッシュイーターを魅了...
楽天市場で購入する
バレーヒル スクイッドシーカー 30 レギュラー #23RG オリーブアジ/金ホロ 【釣具 釣り具】
1,122
仕様表ティップランエギングのパイロットエギ。場所を選ばないティップランのエギングのオールラウンドタイプ。秋の釣りがしやすい海況で水深30mまでのポイントであれば、まずは30gレギュラーでイカの反応を確かめましょう。活性の高いイカが周囲にいれ...
楽天市場で購入する
ダイワ ブラックレーベル BLX SG 671MHFB-FR(ベイト) ndrod01
33,880
標準全長:2.01m 継数:2本(グリップジョイント) 仕舞寸法:172cm 標準自重:110g 先径:2.2mm 元径:14.9mm ルアー重量:7−28g ルアー重量:1/4−1oz 適合ライン:10−20lb カーボン含有率:99% ...

この記事を見る

モバイルバージョンを終了