片貝沖のハナダイ釣りで30cm超え混じりに入れ食い絶好調【千葉・増栄丸】
2024年02月20日 16:30
抜粋
外房片貝を代表する人気釣り物といえばハナダイ。1月28日(日)、同港の増栄丸から出船。40cm級の大型は出なかったが、入れ食いタイムもあり、存分に楽しめた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 リポーター坂本康年)
増栄丸でハナダイ釣り
ハナダイは引きが強く、姿・型がきれい、食べても美味しく、さらに数が釣れる。厳寒期のため水温の影響などでムラがあり、連日規定数到達とはいかないようだが、いい人は30~40尾くらい釣れている。
まだ暗い5時半に僚船とともに、熱田正二船長の操船で出港。ポイントの堀川根を目指す。
1投目から空振りなし
6時半が竿入れ。キャビンでゆっくりしすぎた私は出遅れ。右隣の宮原さんが1投目で食わすが、私はまだエサを付けている段階。普通はコマセが効きだしてからアタリが出るのだが、当日は待ってましたとばかりにアタリがきた。
海上はいいナギ。船長の指示ダナは21~18m。ハリス2号のウイリー3本仕掛けで1本は空バリでオキアミを付ける。
指示ダナから50cm刻みに軽くシャクる。この釣りはいかに早く当たりダナと、最適なシャクリのパターンを見つけるかが釣果の分かれめ。仕掛けもウイリーに限らず、カラーバリやオキアミのエサだけなど、いろいろ試すのも必要だ。
しかし、当日は探る必要もなく19mで私にも1投目からアタリ。手のひろちょっとくらいだが、小気味よい引きを楽しませてくれる。1時間ほど、ほぼ空振りなしにヒット。ウイリーには反応がなく、オキアミばかりに食ってきた。
宮原さんはイサキやアジは狙うが、ハナダイは初めて。すぐに対応できたようで、その後も連発していた。
最初の場所は大型が今ひとつ。8時に船長は大型を探りに移動を決断。しかし広範囲を探るが、なかなか釣果が上がらない。
入れ食いタイムを満喫
10時すぎに入った20~16m指示のポイントでは一時入れ食いタイムが到来する。
左舷トモの植田さんは、3時間かけて遠路はるばる釣行。何でも狙うらしいが勝浦や南房にイカ釣りでよく行くらしく、「たまにはきれいな赤い魚釣りもいいものだ」と楽しんでいた。
トモ2番の奥矢さんは、たくさん釣れて、近くて楽、とくれば「行くしかないでしょう」らしい。
左舷ミヨシ2番の碇さんも30~40分の近さが魅力で、船長のお兄さんが操船していたころはよく通っていたらしい。最近は少しペースが落ちたが、それでも奥矢さん同様に、近くて釣れる、が片貝のキーワードらしい。
右舷ミヨシの岡部さんは、両人と同様に千葉県在住だが、近さだけではなく、釣りのためなら夜討ち朝駆け苦にならず。当日も終わってから内房まで夜のメバル釣りにいくというタフネスぶり。ハナダイをいっぱい釣って、夜まで勢いを持続しますと意気盛んだ。
最終釣果
当日は大型こそ出なかったが、手のひら級主体に30cm超交じりで19~36尾。20~30尾くらいが多かった。50尾の規定数到達にはいかなかったが、これだけ釣れれば土産は十分だろう。
一日やってアタリが数回という釣りとは違い、時には入れ食いもあり大忙しの汗かきタイムもあるくらい。土産は間違いなく、イチ押しの釣り物だろう。
<週刊つりニュース関東版 リポーター坂本康年/TSURINEWS編>