初心者でも実践できる【渓流エサ釣り上達法】 まずはキャスト精度向上から

2024年02月24日 16:30

[TSURINEWS]

抜粋

春になると、全国各地で渓流釣りが解禁となる。著者はこれまで「渓流釣りを始めたい方」向けの記事を書いてきたのだが、釣果をアップさせるためにもう少し踏み込んでほしい!という方のために、今回の記事を用意した。初心者でも実践できる、著者が考える上達の方法を解説しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

初心者でも実践できる【渓流エサ釣り上達法】 まずはキャスト精度向上から

キャストの精度アップを目指す

大変敏感な渓魚を狙うため、狙い通りの場所にピンポイントで振り込むキャスト技術をアップさせると、釣果に直結する。ここでは、キャストの精度を上げるための方法を紹介しよう。

静かに投入を心がける

渓魚は大変目が良い上、音に対して非常に敏感だ。静かに入渓した後は、キャスト時も着水音を立てないよう、静かにフワっと行う事を心がけよう。いきなり狙いのポイントに投入するのではなく、白泡が立っている場所なら着水音にも気づかれにくいので、こういった場所に投入してから流していくようにしたい。 

初心者でも実践できる【渓流エサ釣り上達法】 まずはキャスト精度向上から白泡に投入して流していく(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

投入後動かしてOK

まずはざっくり遠目の白泡が立っている場所にキャスト。少し待って仕掛けを馴染ませてから、ゆっくり狙いの筋まで引っ張ってきて、そっと流す。この手法を取ればピンポイントキャストが出来なくても楽しめるはずだ。渓流釣りは「投入後に意外と仕掛けを動かす機会が多い」と言うのも心得ておこう。

硬く短めの竿を使う

柔らかく長い竿は扱いが難しく、投入も慣れるまでは難易度が高い。4.5m程度の硬調竿だと軽くてハリがあり扱いやすいので、初心者のうちは短めのやや硬い竿を使うと良いだろう。

支流で練習

川幅が4m~7m程度、頭上に木が無い支流であれば、4.5m程度の竿でも十分釣りになる。こういった場所で何度も竿を振り、キャストの練習をしておきたいところだ。基本は振り子送りでOKなので、まずは目標とした場所に投入できるよう工夫してみよう。

初心者でも実践できる【渓流エサ釣り上達法】 まずはキャスト精度向上から狭い支流で練習を積むのがオススメ(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

重めのオモリ・エサを使う

渓流釣りで使用するエサは大変小さく軽いものが多い。その中でもイクラ、ミミズはそれ自体に重さがあり扱いやすいので、初心者にオススメだ。

また、慣れるまではガン玉のB程度を使用するなど、やや重めのオモリをセットしておくと仕掛けを扱いやすい。当然浅場には不向きなので、やや水深のある場所で練習すると良い。

管理釣り場で練習

管理釣り場は対象魚を目の前で放流してくれる上、釣り場は川幅が狭い自然河川を区切った場所が多い。キャストだけでなく、実釣の練習に最適と言えるだろう。

初心者でも実践できる【渓流エサ釣り上達法】 まずはキャスト精度向上から管理釣り場は良い練習になる(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

状況によって釣り方を変える

刻一刻と状況が変化する渓流釣りでは、その状況に合わせた釣りをすることで釣果が変わる。著者は当TSURINEWSにて、様々な面から渓流釣りを研究する記事をアップしているので、是非参考にしてほしい。

魚の着き場を理解する

寒い時期は流れが緩く深い場所、気温が上がれば流れのある場所・・・といった具合に、状況により魚が居着く場所は変化する。流れを読む技術を身に着け、魚がいる場所を的確に把握しよう。

エサの使い分け

解禁当初はイクラが有効だが、多くのアングラーがこぞって使用することもあり、スレてくると日々渓魚が食べ慣れている川虫の方が釣れるようになる。これら複数のエサを上手く使い分けるのが重要だ。

オモリの使い分け

水深が一定でない渓流釣りにおいて、オモリの使い分けは釣果に直結する。魚のタナをいち早く把握し、使い分けるためのテクニックを知っておきたい。

水位変化を味方に

河川はちょっとしたことで増水・渇水に陥りやすい。水量が変化した際は、ラインの太さやオモリを変える、狙うポイントを変えることで、釣果に結びつく。特にちょっとした増水時は大チャンスだ。

道具のレベルアップ

渓流釣具はランクアップすると、いきなり釣果の差となって表れるケースがある。とはいえ、著者が考える「ランクアップしてほしい釣具」は以下の3点のみだ。予算が許す方は、是非ワンランク上の釣具を使用してみてほしい。

延べ竿

安価な竿の穂先は、一般的に固定式リリアンとなっている。これがワンランク上がると回転トップリリアンになるのだが、こちらは穂先そのものが回転するため、糸絡みを劇的に解消してくれる。

さらに値段が上がると直結穂先となるのだが、これは穂先に直接ラインを結合するため、感度が飛躍的にアップする。小さなオモリが底石に当たる感覚まで把握できるほどの感度となるので、小さなアタリも的確に捉えることが出来るのだ。

初心者でも実践できる【渓流エサ釣り上達法】 まずはキャスト精度向上から価格帯による穂先の違い(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

偏光サングラス

最も予算をかけたいのは、なんと言っても偏光サングラス。流れの把握が至上命題である渓流釣りにおいて、これほど頼もしい道具はない。是非一度、騙されたと思って使ってみてほしい。誇張表現ではなく、文字通り見えている世界が変わるはずだ。

過去記事リンク挿入:(渓流釣りの【偏光サングラスの役割とメリット】 仕掛けが圧倒的に流しやすくなる)

ウェーダー

数千円の物でも普通に釣りはできるのだが、値段が上がると素材が変わり、釣り中の快適さ・動きやすさが段違いにアップする。疲労軽減・集中力が持続する上、安全確保の面から見ても非常に重要だ。

渓流釣り名手への道

著者は小学生の頃から釣りを始め、実に様々な釣りを楽しんできたのだが、渓流釣りが最も難しく、そしてもっとも楽しいと感じている。釣果情報を入手しにくい釣りのため、何度も釣り場へと足を運んで地形を把握し、魚の着き場をひたすら探していく。時には釣れるか判らないような場所であえて竿を出してみる。

こういったトライ&エラーを繰り返し、その時間や過程一つ一つも楽しみながら、考えられる全ての手法を試すという事こそ、渓流釣りが上達する一番のエッセンスと言えるだろう。最初の1匹をゲットした瞬間は本当に感動的なので、読者の皆様がその1匹に出会えることを、心から祈るばかりだ。

<荻野祐樹/TSURINEWSライター>

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