今週のヘラブナ推薦釣り場2024【東京・清水池公園】
2024年02月27日 11:00
抜粋
冷え込みで食い渋る釣り場も多かったが、今後は気温の上昇とともに水温が上がりだす。そしてヘラ釣りのビッグイベントの巣離れから乗っ込みの季節に入る。今回紹介するは東京都目黒区にある清水池公園。日研&全放協で新ベラ放流がおこなわれているので魚影が濃く、ウキがよく動くので初心者からベテランまで手軽に楽しめる。
(アイキャッチ画像提供:マルキユーフィールドスタッフ山野正義)
清水池公園の概況
東京都の高級住宅街の一角、目黒区にある清水池公園はヘラブナ釣り場として60年以上の歴史があると言われている。私自身、45年前に学生時代の知人が武蔵小山に住んでいたので遊びに行った時のこと。ヘラブナが釣れる公園があると聞き、釣具店に行って安い竿を買い2人で釣りをした。釣果は私が2~3枚で知人がオデコだった記憶がある。
そのあと、週刊へらニュースの中村直樹APCが何回か取材されていたので気になっていた。今回の取材でわかったことは、この釣り場は湧き水があるため厳寒期でも水温が高く、浅ダナの両ダンゴでも釣れるほど活性があるということ。
水が黒い色をしているが、温泉が流れ込んでいるという情報もある。車は池の近くにあるコインパーキングに停める。池の横にある有料駐車場は24時間で平日¥1300、休日が¥1000。
ポイント
遊具がある北側は釣り禁止エリアになっている。そのほかは底釣りと宙釣りエリアに分かれている。
南にある道路側が宙釣りエリア。水深が2m近くあり、どちらかというと超浅ダナか深宙で釣る人が多い。魚が岸寄りに着いているので、竿8~10尺を使う人が多い。底付近に良型が着いているので、竿7~8尺の段差の底釣りで釣る人もいる。
底釣りエリアは日当たりのいい西側のトイレ寄りが人気。竿は好みの長さで楽しめるが、12~13尺をメインに15尺竿前後や7~8尺で手前を狙う人もいる。底釣りエリアは基本的にバランスの底釣りや中・外通しオモリを使うドボンで狙う。比較的底釣りエリアのほうが、型は揃う傾向がある。
池は柵で囲まれ万力を付けるタル木がないので、自作の釣り台などを使用する人が多い。私の場合は角材をテープで柵の上に取り付けて万力をセットしている。釣りはベンチに座るスタイル。
釣り方とエサ
魚が濃い釣り場なので通常使用する仕掛けで対応できるが、スレた魚も多いことから好釣果を上げるのなら細い道糸、ハリスを使う。
宙のセット釣りの場合、道糸0.6~0.8号、ハリス上0.4~0.5号8~10cm、下0.35~0.4号35~50cm。ハリは上セッサやバラサ5~6号、下がリグル2~3号を使う。ウキはボディ4~5cmでパイプかPCムクトップが使いやすい。
バラケは粒戦をベースにヤグラやセットアップ、サナギパワーなどを配合する。食わせは感嘆や力玉などのウドン系を使う。
魚の活性が高く、寒い時期でもバラケに反応する魚が多い。カラツンが多発する時は下ハリスを詰めていくが、それでも解消しない場合は上バリのサイズを落としバラケ、食わせのどちらを食ってもいいハイブリッドスタイルで釣ると効果的。
底釣りの場合は、道糸0.8~1号、ハリス0.4~0.5号で上30~35cm、下40~45cm。ハリはセッサやバラサの4~5号。ウキはボディ6~8cmでトップはパイプかPCムクを使う。
エサは比重のある底釣り用のダンゴを使う。ダンゴの底釣り芯華をべースにペレ底やGDなどを配合する。ダンゴの底釣り芯華単品の標準作り(芯華200㏄+水100㏄)でも対応できる。上ずりに注意しながら明確なアタリを取るようにする。
<週刊へらニュース マルキユーフィールドスタッフ山野正義/TSURINEWS編>