コウイカエギングのシーズンが開幕【和歌山】本命の他に良型マダコもゲストで登場
2024年03月02日 06:00
抜粋
例年なら12月後半から釣れ出すコウイカ。海水温の影響で遅れていると思い、2月に入った段階で行ってみました。足場の良い漁港でお気軽エギングです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
コウイカ狙いのエギング釣行
放射冷却で朝は気温が低かったが良い天気に晴れてくれました。まず11時に定番の漁港に到着すると、アジ釣りの方々で賑わっていて入る隙間もありませんでした。話を聞いてみると今年はまだまだ良く釣れるとのこと。隣の漁港へ移動します。
外向きの西側には人が多く、潮もよく動いている感じ。アジ釣りの方の間にエギンガーがいましたが、反応は無い様子。墨跡もほとんど無く、まだ反応は薄そうです。アジ釣りの方に聞くと朝は良かったけど昼から反応が薄くなった模様。
東側へ行くと空いていたので、アジ釣り師さんの隣をを確保。こちらの方がまだ新しい墨跡が2つ。入ってきている期待大です。
使用したタックル
この日使ったエギは、ヤマシタのエギ王Kシリーズ。着底を意識して狙うのでティップラン用のパタパタシンカー15gを付けて狙います。
ズル引きならアゴリグも良いかも知れないのですが、今回はシャクりも入れて誘うので動きと根掛かり回避を重視。重くなるエギをフルキャスト出来る、ちょっとパワーのあるエギングロッドを選びました。
釣り開始直後に本命ヒット
隣の方は遠投してアジを釣っている模様。割りと大きめのアジが釣れていました。西側よりも沖にベイトがいる見たいです。左に潮が流れているので、右側でちょっと距離をあけて遠投で狙ってみます。
沖は砂地、所々に根があり、狙うのは沖メイン。手前は捨石が多いので根掛かり回避の為、回収が必要です。
パタパタシンカーを付けてエギ王Kの金テープ、キャロットゴールドから始めると、沖でシャクりからの着底、コンとアタリ。早々にコウイカGET。やはり開幕しておりました。
潮の動きが止まる
12時を過ぎた途端に潮が止まってしまいます。全く流されなくなり、隣のアジの反応も悪くなっていました。時折釣れるアジもサイズダウンしている様子でした。
さらに西側先端へ移動。ジギンガーの方がいたのですが、青物も全くダメとのこと。イカはいるかと思うのですが反応はありません。内側では子アジが釣れているみたいです。
ベイトの様子を観察するものの、外向きはアジでなくスズメダイがゆっくりしているだけ。全く潮が動かない中、ここで15時になったので元の場所へ戻ることにしました。
ゲストにマダコが顔出し
足元に見えていたスズメダイもちょっと沈んでおり、潮が動く様子も無く遠投。着底から何回かシャクり落とすと岩礁帯に当たり、回避して砂地に落とす。するとズズっとアタリが。
これは明らかにコウイカの反応ではありません。上がってきたのは500g程のタコ。
ここでパタパタシンカーを外して狙うもアタリが無い時間が過ぎていきます。横風が吹いてきてラインがふけ始めます。しかし15g追加は重すぎると感じ、鉛巻きにしてみました。
時折雲がかかり太陽が隠れるようになったので、エギを赤テープに変更。軍艦グリーンを使ってみることに。着底からのシャクりで反応を探るもアタリがありません。
ここで隣の方が納竿、やはり潮が動かなくなって反応が悪い、動き出すのを待っていたが止まったままなので終了するということでした。
1200gのタコを手中
16時30分になっても潮が動かず、終了タイムが近づく中、着底でステイしているとズズンと手元が重くなります。しかし根掛かりのように全く動かない、竿を信じておもいっきり底から浮かすと、ゆっくり上がってきたのはキロUPの1200gのタコでした。
潮が動かないとタコの反応が良いようです。コウイカの反応が無いまま、ここで17時の放送が鳴り納竿としました。
釣り終了&振り返り
潮が動いている時にコウイカの反応が得られて良かったです。確実に着底させるのと飛距離を出す為のパタパタシンカーは正解でした。潮が止まっている時はタコの活性が高いので、エギングタックルもデカイカ狙いのタックルじゃないとあげられないので注意。
これから数も釣れ出すと思うので近場でお気軽エギングも楽しみですね。
<田村昭人/TSURINEWSライター>