タイラバ釣行で51cmマダイをキャッチ【三重】船中良型アマダイも顔見せ
2024年03月20日 16:30
抜粋
早春デカマダイの様子を見ようと、三重県志摩市和具の遊漁船に2月中旬、単独釣行した。志摩では遊漁船のほとんどがトンジギでにぎわうなか、タイラバを出す船は珍しくマダイが釣れるのかどうかも分からない。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)
志摩沖でタイラバ釣行
釣行当日はあいにく強風で波も2.5mと高い予報だが、無風よりは望みがある。
出船は午前6時15分。トモから常連の佐藤さんと牟田さんに続いて、3番目となり胴を選択した。そして4人組がミヨシに向けて並んだ。
ポイントは御座沖だ。約1時間でポイントに到着した。私は手巻きと電動の2タックルを準備した。ディープタイラバで強風となると、200m以上流す場合があるので電動を使用する。
手巻きタックルには160gタングステンシンカーに、スタートのオレンジカーリーをセット。電動タックルには210gのタングステンシンカーに、タコカーリーのブルーグローをセットした。
当日の海況
船長から「ボトムまで80mです。始めてください」と声がかかった。ボトムを確認後、一定スピードで巻き取りを開始する。期待とは裏腹に全くアタリはない。角度が悪くなりライン出しで200m近くなると、いったん回収して落とし直した。
8時すぎにようやくミヨシのアングラーが、良型のアマダイを取り込んだ。ヒットしたのはタコカーリーのグローラメとのこと。タコカーリーは底物に強く、低活性時には効果的だ。
しかし、何とか本命が釣りたいので、この時点ではネクタイに固執していた。船は1.2kt程度でほど良く流れていたが、ウネリは強い状況だ。どんよりとした曇り空なので、シルエットが明確に出る色が良いだろうとイグレイの桜一(オウカ)鱗レッドに変更した。しかし、波動が強すぎるのかアタリはない。
牟田さんはダイワの中井チューンの赤黒に変更し、アヤメカサゴを取り込んだ。波動の小さいネクタイの方が良いか。しからばと、細身で波動の弱いプロスペックにチェンジしてみた。しかし、これにも反応はない。
渋いなか本命51cm浮上
ここらで魚の顔を見ようと、タコカーリーを装着した電動タックルに替えた。水深120mのポイントだった。着底後10巻きしたところで、この日初めてのアタリが出始め、重量感が乗った。
手巻きで巻いていると船長から「電動で巻いた方がバレないぞ」とアドバイス。早速スイッチオン。時折小気味良い引きがあったが、ラインを引き出すほどではない。200m出されていたラインを巻き終え、水面下に白い魚体が見えてきた。本命だ。サイズは50cm程度のマダイだ。
常連仲間にはタコカーリーのブルーグローであることを告げた。右隣のアングラーもしばらくすると、良型のアマダイをタコカーリーで釣り上げていた。
良型アマダイも上がった
この日はタコカーリーに分があるようだ。タイラバ大好きの佐藤さんは、さまざまなカラーのタコカーリーを順次、取り替えながらアマダイ、ウッカリカサゴ、キダイを追加していた。
私もマダイを追加したいと粘ったが、一向にヒットはなく11時ごろにようやくアヤメカサゴを追加。ミヨシの4人組の中には船酔い離脱者も出たが、アマダイやカサゴを釣り上げ、中には50cmを超えるアマダイも交じった。
3月後半から乗っ込みシーズン突入
最後まで粘ったものの本命の追加はなく、午後2時に沖上がりとなった。釣り上げたマダイは51cmで、腹の中には白子が入っていた。
今回は様子見ということで参戦したが、3月後半からいよいよ乗っ込みシーズンに突入する。記録更新に向けて志摩そして敦賀に挑戦したいと考えている。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋/TSURINEWS編>