10kg超えブリ狙って丹後の春ジギング釣行【京都】サイズ届かずも一瞬の時合いを制す

2024年03月24日 11:00

[TSURINEWS]

抜粋

丹後の青物ジギングの調子がよい。昨年秋のシーズンインから10kgを超えるような巨ブリが続出、中には16kgというギガサイズまでも。こんなシーズンは滅多とないので、10kg超を求めて予約をするが、ことごとく悪天候で挑戦すらできなかった。年が明けるとブリの食いがいったん止まり、再び釣れ出すのは3月中旬からというのが例年のパターン。それを期待して3月16日に西舞鶴のポセイドンさんを予約して、やっとチャレンジできた。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田中耕二)

好調丹後へジギング釣行

丹後の青物ジギングの調子がよい。昨年秋のシーズンインから10kgを超えるような巨ブリが続出、中には16kgというギガサイズまでも。こんなシーズンは滅多とないので、10kg超を求めて予約をするが、ことごとく悪天候で挑戦すらできなかった。

年が明けるとブリの食いがいったん止まり、再び釣れ出すのは3月中旬からというのが例年のパターン。それを期待して3月16日に西舞鶴のポセイドンさんを予約して、やっとチャレンジできた。

巨ブリを求めて沖のポイントへ

6時半に集合して抽選の結果、右舷トモに釣座が決定。道具を積み込み、船長に当日のプランを確認すると笑顔で「沖へ行く、ずっと沖。」とひと言。

終盤を迎えつつある湾口のサワラ狙いでお土産を確保してからというスケベ心を見透かされようで、反省しながら沖を目指した。巨ブリ釣ったるで~。

ポイントへ移動中(提供:TSURINEWSライター・田中耕二)

釣行開始

ポイントに向かう途中から数羽の鳥が並走するので、嫌でも気分が盛り上がってくる。メインのポイントとなる白石グリは午前10時からとなっているので、それまでは周辺のポイントで様子見となった。

水深100m以上のポイントに鳥が数羽いるものの、魚探には良さそうな反応が入らない。ボトムの僅かな感度にジグを送り込むが、スルー状態が続く。

ボトムべったりの感度を叩くので根魚は釣れそうだが、根魚も渋くてレンコダイ1匹という貧果で白石グリの開幕時間となった。

なかなか本命現れず

方々で時間待ちをしていた船が白石グリに集結する。10艇以上が感度を求めてうろうろ……。A級ポイントなのだが、肝心の青物のやる気がない。それを感じてか、鳥も水面でプカプカしており釣れる要素なし。

ま、時合いは昼からでしょと隣のアングラーと話していたが、お昼を回っても14時半となっても状況変わらず。船長は、70~85mのポイントを巡りながら電話で情報収集しているが、釣れだしたという情報はない感じ。でかいクーラーにはレンコダイ1匹。

「切り上げて湾口でサゴシ狙いましょう」と弱音が出そうになるが、船長判断は「白石グリで粘る」だった。ポセイドンの船長は女性なのだが、判断は男前だ。迷いがない。後から聞くと先に湾口に移動した僚船が釣れていないことを知っていたそうだが……。

同乗者にメジロがヒット

15時を回り、太陽が傾く。するとそれまでボトムべったりだった感度が浮くようになった。同時に鳥たちが浮足立ちひとところに集結し上下に舞い出した。ついに時合い到来か?

スピニングタックルに180gアカ金のジグを装着し75mのボトムへ送る。ボトムタッチから15mを早巻きしてロングジャーク、食わせのワンピッチとコンビネーションジャークで誘うが食ってこない。やはり渋い日なのか、それとも映る感度には青物が入っていないのか。

そんな疑問を打ち消すように右舷胴のアングラーにヒット。ただ、狙いのブリではなくメジロだった。続いてサバが上がる。鳥は足早に移動しながらも海面に突っ込んでいる。少しは捕食者のやる気が出てきたと思われる。

アプローチを変える

食いそうなのに食わせられない自分がもどかしい。スピニングタックルから少しライトなPE1.5号リーダー8号のベイトタックルに持ち替える。

ジグをアカ金からシルバーのダブルエンドグロー200gに換装し前後にツインフックをセットした。使い慣れているスロージギングのセッティングでアプローチ。これで釣れたらスピニングが苦手ってことで……。

時合い投入で80cmの本命手中

75mのボトムにジグが着底した瞬間に「底から15mまで感度入った」とアナウンス。それまでも多少浮いた感度は入っていたが、なぜか「これは食う」と根拠ない自信をもって早目のワンピッチからのロングジャーク。

するとフォールするラインがビタ止まり。食った!食わした!!ラインを巻いてフッキングを送るとロッドが曲がる。ドラグ音を響かせるような走りはないが、ゴンゴンと首を振って抵抗する。

振り幅の大きさや重さからブリだと思い慎重にファイト。浮いてきたのは、意に反して小さくて80cmジャスト。良く肥えていていたので、ワイズの割には重々しい引きだった。魚を〆てバケツに放り込み血抜きしたままジグを放り込む。

釣れた魚を血抜き中(提供:TSURINEWSライター・田中耕二)

感度はまだあるので連発するはずと着底を待っているとミヨシでヒット。続いて左舷でもヒットしたようで、ついに祭りに突入した。

同じパターンで連発

ジグが着底し15mを早巻きしてロングジャークを入れるとフォールでヒット。先と同じパターンで食ってきた。フッキングを決めて巻こうとするがスプールが滑って巻けない。

ドラグ音を響かせて突進する魚は、スピードはないが重い。間違いなくサイズアップだと慎重にファイト。

スプールを押さえるとブレイクする可能性があるので、ロッドを曲げてガイド抵抗を増してファイトする。リアフックが口にフロントが背中にフッキングしていて時間が掛かってしまったが、無事キャッチ。

良型ブリのキャッチに成功(提供:TSURINEWSライター・田中耕二)

ベイトのマイワシ2匹を咥えたままの食いしん坊なブリだった。

ベイトは大きなマイワシ(提供:TSURINEWSライター・田中耕二)

お腹もボテボテに膨れていたが、自宅計測8.8kgでマイワシ2匹を含んでも、狙いの10kgには遠く及ばなかった。

釣り上げられてもベイトを離さない(提供:TSURINEWSライター・田中耕二)

まだまだ期待大

時合いは一瞬だった。船中5本が同時ヒットしたこともありオマツリになったりしてポイントに着け直した時には平穏無事な雰囲気に。鳥も落ち着いてしまった。それでも1本を求めて全員が最後までしゃくったが16時にストップフィっシング。

丹後は、春のジギングシーズン真っ只中。5月いっぱいまで楽しめるだろう。例年、気温の上昇と共に痩せていくが、ベイトが豊富な今シーズンは太ったブリが期待できるかもしれない。

<田中耕二/TSURINEWSライター>

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