メバリングにおすすめのリール特集！どの番手なら使いやすいの？

漁港や磯場で繰り広げられる、メバリングゲーム。

専用タックルを揃えてアプローチすることが多いのですが、いったいどんなリールを用意すれば、メバルに近づけるのでしょうか？

ここでは、メバリングゲームにおすすめのリールについて、実際に使ってみた感想も交えながらご紹介します。

メバリングとは、海水に棲むメバルを、ルアーで釣るアプローチのことを指しています。

元々エビなどをエサにして、メバルを狙うことが多かったのですが、ルアーのほうが遠くまで飛ばせますし、手返しのいい釣り方として定着しつつあります。

そのメバリングを支えているのが、ロッドとリール。

ロッドは、軽いルアーをロングキャストしつつ、微細なアタリを取るために、とてもしなやかで高感度なブランクスを持ったものになっています。

そこに装着するリールは、①大き過ぎてはいけません。

何故なら、重くなってしまい、せっかくの高感度がスポイルされてしまうからです。

スピニングリールの番手でいえば、1000番サイズから2500番サイズ辺りまでがベターではないでしょうか。

そして②滑らかにハンドルを回し続けられるものでなければなりません。

何故なら、ただ巻きリトリーブで軽いルアーやワームリグを泳がせることが多く、その最中にメバルからの微細なアタリが不意に発生するからです。

それを確実にとらえるには、滑らかな巻き心地が得られるリールてないと、かなり難しくなるでしょう。

それでは、メバリングにおすすめのリールを4つ、ピックアップしてみます。

●メバリングにおすすめのリール①ダイワ・月下美人X LT1000S-P

このスピニングリールは、2024年にリリースされたばかりのダイワの新作です。

ギア比は4.8対1と、ローギアードの設定になっています。

ハンドル1回転につき、60cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

ロングキャストしてからの、スローなただ巻きリトリーブでメバルを誘うのに向いているでしょう。

ウエイトは185gと軽く、最大ドラグ力は5.0kgになっています。

尺メバルサイズが掛かっても、しっかりとやり取りを楽しめるでしょう。

ラインキャパは、PEラインなら0.3号を200m、モノフィラメントラインなら2.5号を100m巻けます。

ボールベアリングは5個搭載されていて、ハンドルアームの長さは40mmです。

実際にフィッシングショーで手にしてみましたが、軽くて安定した巻き心地に仕上がっていました。

1000番サイズという番手は、スピニングリールの中ではかなりコンパクトな部類に入りますが、羽安定した巻き心地とドラグレスポンスを備えているので、ライトラインを使いこなすにはちょうどいいでしょう。

●メバリングにおすすめのリール②月下美人AIR TW PEスペシャル

ダイワから発売中のベイトフィネスリールに、メバリングに使えるものがラインナップされています。

ギア比は8.5対1ですから、ハンドル1回転につき74cmのラインを回収することができるように作られています。

最大ドラグ力は、3.5kgまで下がりますが、ターゲットがメバルならじゅうぶんな値でしょう。

ウエイトは、なんと165gしかありません。

これなら釣行時間が長くなっても、手首・腕・ヒジなどにさほど疲れは溜まらないはずです。

ラインキャパは、PEラインなら0.6号を50mまで。

実際には100mまで巻けるのですが、そこまでのライン量は要らないでしょう。

ボールベアリングは12個搭載されていて、ハンドルの長さは80mm。

スプール径は、28mmにまで小さく作られています。

実際にフィールドでキャストしてみましたが、1gから2g程度の軽いルアーでも、しっかりとキャストできました。

平均して14m以上、20mを少し超える程度まで飛距離を伸ばせます。

となると、使い道としては、手返しのいいリトリーブ。

そして着水してからのテンションフォール辺りでしょうか。

放出したラインを真っ直ぐにスプールに巻き取っていく構造なので、スピニングリールのような糸ヨレはほぼ発生しません。

一度巻いたラインを長く使えるのは、大きなメリットといえるでしょう。

●メバリングにおすすめのリール③シマノ・ソアレXR C2000SSHG

シマノからリリースされているライトソルトウォーターゲーム専用スピニングリール・ソアレXRシリーズの中から、C2000番サイズのハイギア仕様を選んでみました。

ギア比は6.1対1なので、ハンドル1巻きにつき82cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

実用ドラグ力は2.0kgで、最大ドラグ力は3.0kg。

ウエイトは、なんと155gしかありませんから、かなり軽いスピニングリールといえるでしょう。

スプール寸法は、直径/ストロークが43/13.5mm。

ラインキャパは、PEラインなら0.6号を140m、モノフィラメントラインなら2.5lbを140m巻けます。

ハンドルアームの長さは45mmで、ボールベアリングは9個搭載しています。

実際に手に取って使ってみると、とてもコンパクトで滑らかな巻き心地を体感できました。

ローター回転もスムーズですから、糸フケが発生しても素早く回収できるでしょう。

シマノ独自のスペック・XプロテクトやマイクロモジュールギアⅡ・サイレントドライブなどが搭載されているので、長く使い続けたくなる使用感を備えています。

●メバリングにおすすめのリール④シマノ・ミラベル2500SHG

シマノから発売されている汎用型スピニングリール・ミラベルシリーズの2500番サイズです。

この番手は、ラインキャパが大きく、ロングキャストやドリフト釣法に向いています。

例えば、フロートを装着してジグ単などを遠くまで飛ばす、フロートリグ用に使ってみるといいでしょう。

ギア比は6.2対1なので、ハンドル1回転につき91cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

実用ドラグ力は2.5kgで、最大ドラグ力は4.0kg。

ウエイトは205gと軽めで、スプール寸法は直径/ストロークが、46.5/14.5mm。

注目のラインキャパは、PEラインなら0.6号を200m、モノフィラメントラインなら5lbを110m巻けます。

ハンドルアームの長さは55mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。

実際に手に取って使ってみると、ハンドルの巻き心地はとても滑らかで、放出したラインをスムーズに巻き取れるでしょう。

ドラグのレスポンスも良好なので、不意に掛かるシーバスにも対応しやすいです。

シマノのミラベルシリーズは、実売価格帯が1万円前後と、とてもコスパ優秀なスピニングリールに仕上がっています。

2500番サイズ以外の番手も充実しているので、これからタックルを揃えたい人に適しているでしょう。

メバリングゲームにマッチしそうなリールの特徴や、おすすめリールのスペック・実釣インプレをご紹介しましたが、いかがでしたか？

さまざまなリールを手に取って確かめて、自分の釣りスタイルにマッチしたものを選んでみましょう。