石垣島への家族旅行の合間にボートフィッシングで「GT」を狙う
2024年03月31日 16:30
抜粋
2月22日から2泊3日で沖縄県の石垣島を訪れた。今回は釣りではなく家族旅行だ。家族旅行ではあるが、日本でGT(ジャイアントトレバリー)を狙える数少ないフィールドである石垣島への旅行だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・桑原一幸)
期待を胸に石垣島へ
遡ること13年前、旅行の合間にボートをチャーターし、レンタルロッドでちょっとGTを狙ったところ、強烈な水柱が上がるバイトがあったが、ヒットには至らなかった。その時からいつかはGTを釣りたいと思っていた私。このチャンスに釣りをしないわけにはいかない。
……ということで「旅行の合間に釣りの予定を組み込む」ことにした。当初は家族の理解を得られるように旅行2日目にボートをチャーターし、ライトキャスティングゲームで、南国のさまざまな魚を狙う計画とした。
妻と長女は普段釣りにあまり興味を示さない。私の予定では午前中家族でライトゲームを楽しみ、午後からは1人でGTを狙う計画だ。しかし準備を進めるなかで、1日狙って1バイトあるかないかのGTに、半日で挑むのはかなり厳しい。
そこで午前7時すぎの飛行機で、中部空港から那覇経由で石垣島に向かい、初日の午後もGTを狙って出船することにした。気が付けば2日半の沖縄滞在中で1日半が釣りとなり、もはや旅行と釣りのどちらがメインか分からないという声が聞こえてきそうな日程だ。
AnglersHighでボートをチャーター
中部空港を出発した時は厚い雲に覆われていたが、石垣島に近づくと雲はなくなり美しい石垣島のサンゴ礁の海が飛行機から見えてきた。今回は前回お世話になったAnglersHigh(アングラーズハイ)でボートをチャーターした。
レンタカーで港に向かい、急いで準備を済ませて午後1時半に出船となった。当日は波もなく絶好の釣り日和。船は50分ほど走り、最近魚の反応が多いという西表島付近のポイントに到着した。
早速キャストを開始する。この日のために購入したタックルに、ルアーはダイワダイブスター220Fをセットしてキャスト。船長の荒屋さんのアドバイスも聞きながら誘いを入れると、突如強烈なバイトが!しかし13年前と同様ミスバイトでヒットには至らず。
早々の反応にテンションが上がったが、その後は反応がなく悠々と泳ぐウミガメを眺めながら初日の釣りが終了した。
2日目もイマイチな状況
2日目は午前9時に港を出港する。しかし2日目は天候が下り坂。空には厚い雲が立ち込め、朝から風が強い。サンゴ礁の点在する水深2~5mのポイントを狙うが、なかなか反応がない。
まずは家族に釣ってもらおうと、私はサポート役に徹してルアーを替えながら狙うが、反応はイマイチ。ちょっと長女のサオを借りてミノーを遠投して誘ってみると、ゴツンとアタリ。ようやくヒットしたが、丁寧にやり取りしすぎたせいか、サンゴに潜られてリーダーから切れてしまった。
ライトゲームで全員ゲット
その後、反応が少しずつ増えてきて、ようやく南国の魚たちが顔を見せ始め、まず私にキツネフエフキがヒット。さらに全員が魚を釣ることができた。
正午になったが、家族の希望で昼からもライトゲームに。小浜島沖のポイントでキャストを繰り返すが、ここで雨が降ってきて冷え込んできたので、午後3時に強制終了となってしまった。
残念ながらGTは今回も釣れなかったが、石垣の青い海で釣りができ有意義な2日間だった。「次はいつ来られるだろうか」と後ろ髪を引かれまがら石垣を後にしたが、今回道具をそろえたこともありこのままでは終われない。また秋に再挑戦を密かに計画している。
<週刊つりニュース中部版APC・桑原一幸/TSURINEWS編>