東京湾トラフグ釣りで2kg頭に船中本命10尾キャッチ【神奈川・つり幸】
2024年04月01日 15:00
抜粋
東京湾川崎のつり幸では、今期から新規の釣り物としてトラフグ船を開始。3月9日(土)、佐藤和規船長の操船で久里浜沖を狙い、最大2kg含めて船中10尾の本命が上がった。同宿はシーバス、タチウオ、午前・午後LTアジも受付中。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 岩下和弘)
つり幸でトラフグ便スタート
6時前には各船とも釣りファンで大にぎわい。トラフグ船にも、同宿の常連や舵を握る佐藤船長を慕うファンも集まった。出船前には、船長によるエサの付け方から釣り方のレクチャーがおこなわれた。
準備が整い右舷に8人、左舷に6人の計14人を乗せて6時55分に出船。船長から「約1時間は走ります。波をかぶるのでキャビンに入ってください」とアナウンス。船は南下して久里浜沖でスローダウン、潮回りをして狙いが定まり8時すぎにスタートの合図が出る。
天候は晴れ、潮回りは中潮で10時半ごろに干潮を迎える。北風があり午後には強くなる予報だった。
釣り方は、船長の説明によると「水深120m前後を探り中層を狙う釣りで、タナは海面から指示を出す。指示したタナからゆっくり巻き、アタリがあったらソフトにアワせるのが肝心」とのこと。エサはアカエビが1パック付き、エサと仕掛け、オモリ30号は、船内で販売している。大半の人が船内で船長手作りの仕掛けを購入していた。
船中続々本命登場
右舷胴の間には、トラフグ初挑戦のグループが入った。左舷大ドモ寄りは同宿の常連。左舷ミヨシ寄りには船長を慕うファンも。
ひと流し目は、タナは上から50~20mを攻める。早々にアタリがあるがサバフグの洗礼(サバフグは捌かないのでリリース)。右舷の胴の間にグループで息子さんと乗船の横川仙一郎さん(野田市)に、この日ファーストヒットの良型トラフグがきた。
左舷ミヨシから2番の佐藤星佳さん(横浜市)にも本命がヒット。サバフグの群れの中にトラフグも交じっているようだ。
前述のグループの右舷ミヨシ3番の山本浩史さん(取手市)も、船長の仕掛けで良型トラフグをキャッチに満面の笑み。タナ50mから3m巻き上げたあたりでヒットしたとのこと。
左舷トモから2番に入る同宿の常連でトラフグ初挑戦の大屋理絵さん(川崎市)に、タナ40mでかわいい本命をキャッチ。
当日最大サイズは2kg
船はこまめにポイントを移動。タナ70~50m、時折底から数10mなど、さまざまなタナを指示する。このアナウンスは聞き逃さないようにしよう。
6流し目、タナ50~30mで右舷大ドモの同宿常連の小野寺圭一さん(北区)の竿が引き込まれた。すぐに船長がタモを持ってスタンバイ。取り込まれたのは当日最大となる2kgのトラフグ。この日の2尾目で、30mから落とし込んで50mで食わせた。
さらに横川道夫さん(野田市)も本命をキャッチした。
今後群れが入り盛期突入
11時近くになると北風が強くなってきた。船長は各ポイントをチェックして北上していく。右舷トモ寄り2番の小林靖さん(品川区)は、いろいろな釣りを楽しむアングラー。今回初挑戦でトラフグをゲットして「面白い釣りですね」と虜に。
13時すぎ、大屋さんがサイズアップの本命をあげて2尾目をキャッチ。そして13時49分に沖上がりを迎えた。船中の釣果は最大2kg含め1kg級交じりで0~2尾。2尾は2人で船中10尾だった。釣ったフグは船長から札番号が配られて、オケに魚と札を入れると帰港後に捌いて身、白子、ヒレにしてくれる。なお、同宿は電車釣行が可能で、川崎駅から送迎車が出ている。
佐藤船長コメント
「今後群れが南下して盛期を迎えるので、ぜひ遊びにきてください。タックルはカワハギ竿、タチウオ竿でも流用可能。毎日出船スタンバイしているので予約をお願いします」
<週刊つりニュース関東版 岩下和弘/TSURINEWS編>