ティップランエギング初挑戦でアオリ不発もサビキ釣りで食べごろアジをゲット【清水】
2024年04月01日 17:00
抜粋
なかなかショアエギングで釣果が出せない中、同行者から「オフショアに行きたい」という要望があったのでティップランを提案・初挑戦してきた。課題の残る釣行となったがその模様をお届けしたい。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター黒犬ちこり）
MARSⅡ（マースツー）で沖釣りへ
今回お世話になったのは、清水港折戸新係留場から出船しているMARSⅡ（マースツー）。
優しく丁寧な人柄が新規・常連共に人気の船長で、近場のサビキから金州ジギングといった遠征まで、旬の美味しい魚を求めオールラウンドに出船してくれる。今回も『ティップラン初心者だが挑戦したい。』という要望にも快諾してくれた上、前日には「厳しい釣行が予想されるのでキャンセルされてもかまいませんよ。」とお気遣い頂いた。しかし、どうしても挑戦したかったので、せっかくのお気遣いだったが覚悟の上釣行に臨んだ。
まずはサビキ釣りスタート
5時頃に全員集まり次第出船。この日は筆者たちのグループ2人ともう1グループの2人で計4人での釣行となった。出港してから15分ほどでアジの群れを見つけ、清水港近辺でサビキ釣りを開始した。
20cm級アジ連発
中層から低層に広く居たようで10m～20m間のフォール中に良く食って来た。少し待てば追い食いも期待でき、毎投コンスタントに20cmくらいの食べごろサイズが複数匹釣れてくれた。しばらくは入れ食いだったが日の出とともに食いも落ちていき、釣り開始から30分程度で落ち着いてしまったためティップランに移行することになった。
サビキでの使用タックルはタイラバタックル。同行者はレンタルしたティップランタックルを使用した。これくらいの弱めの道具が引きも楽しめ、乗りも良く面白い。オモリは40gのメタルジグや15号程度のナスオモリで十分。
余談だが、このサビキ釣りは時間帯によって狙いをアジかカマスか変えることができファンが多い。筆者も大好きな釣りの一つである。
ティップランへ転戦
ポイントを変えティップラン開始。風も潮も無く非常に状況が悪かったが、時間がたつにつれ徐々に風が強まっていきラインに良い角度が付くようになっていった。潮が無いため初心者の筆者グループでも着底を取りやすいのは良いがイカのやる気も無い。非常に辛い状況である。
初の釣りに四苦八苦
筆者たちは初めてなのもあって全然うまくシャクれないのだが、他グループの方々はショアエギンガーとの事でシャクリ方も堂に入っていて格好良い。余計自分たちのヘッポコさが目立ってしまうが、時折船長からアドバイスを頂きつつ試行錯誤してシャクリ続ける。
エサ巻きエギも不発
着底は取れているのでとりあえず釣りは成立しているのだが一向にアタリが無い（分からないだけなのかもしれないが）。初めての釣りでこうなってしまうとやっていることに自信が無くなり、余計に釣れない負のスパイラルに陥ってしまう。筆者はそのうちに痺れを切らしエサ巻きエギに鞍替えしてしまった。
そこをズルズル引きずり、時折大きくシャクってアピールを入れる。しかし、この奥の手もまさかの不発。エサが齧られることすらなかった。
船中で巨大モンゴウイカ登場
悶絶していると他グループの方が勢いよくドラグを出している。しばらくのファイト後に上がってきたのは、1.5kgはあろうかという巨大モンゴウイカであった。
結局この日のイカの釣果はコレ1杯のみ。筆者たちグループは足の先すら拝むことができなかった。しかも、終了15分前に同行者がレンタルタックルのティップを折ってしまうというアクシデントが発生。糸絡みにはずっと気を付けていたのだが、終了間際になって気が抜けてしまったらしい。一切アタリが無かったのも悪かった。
反省と次回の課題
船長とお話ししたり、自分なりに調べて反省と課題を考えてみた。
シャクリ方が下手
これはショアからでも練習できるので練習あるのみかと思う。
やっていることに自信が無い
釣れない事には自信が付かないので、もっとイージーに釣れるときに挑戦するべきだった。今年の秋ごろにもう一度挑戦しようかと画策している。
ティップ折れへの対策
アタリが無くて集中力が続かなかったのも原因なのだが、エギが軽すぎてティップに絡みやすくなっていたのも悪かったと思う。重たくし過ぎても釣れないらしいのでバランスを取るのが難しいのだが、もう数g重たくしていれば折ることは無かったかもしれない。
なかなか厳しい釣行となってしまったが、お土産のアジはお刺身で美味しく頂いた。次回はアオリイカを美味しく食べられるよう頑張りたい。
＜黒犬ちこり／TSURINEWSライター＞
