夜のイカメタル釣行でアカイカ(ケンサキ)にスルメイカ好捕【三重・フィッシング光栄】
2024年04月11日 16:30
抜粋
3月16日に三重県・紀北町三浦のフィッシング光栄へ、ナイト便でのイカメタル&アジングで釣行してきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・桑原一幸)
イカメタル&アジング釣行
ナイト便ではイカメタルではアカイカ(ケンサキイカ)、スルメイカ、アジングでは40cmを超えるギガアジが狙える。この日は3月とは思えない陽気で、日中は半袖でも過ごせるほど暖かい日となり、ナイト便には絶好のコンディションとなった。
ポイントに到着し、早々に集魚灯が点灯。空が明るいうちは反応がなかったが、冬のイカメタルでは夏のイカメタルとは違い日が沈むのが早いので、すぐに周囲が暗くなり釣れる雰囲気が漂ってきた。
スルメイカを手中
最初は底付近を丁寧に探っていたものの、なかなかイカからの反応がないため、20m付近からテンションフォールでイカの居場所を探すことにした。すると30m付近にさしかかったころ、穂先がフワっと持ち上がる。
すかさずアワセを入れると、グイグイとロッドを引き込む。この引き込みは間違いなくスルメイカだ。当日の1匹目ということもあり、丁寧に水面まで引き上げる。やはり良いサイズのスルメイカがヒットしていた。
船内に次々とアカイカが揚がる
連続ヒットを期待して同じタナに鉛スッテを投入する。しかし反応がない。どんどん誘い下げて幅広いタナを狙っていくが、なかなか反応が得られない。まだまだイカが集まってないようだ。
しばらくすると隣で釣っていたイカメタル初挑戦の川村さんにヒット。本命のアカイカがヒットだ。さらには右舷の岡田さんと天野さんにも次々とイカがヒットし、徐々に船内のテンションも上がってきた。
私はその直後に2匹目のスルメイカをヒットさせたものの、なかなか波に乗り切れない。魚探を見ると、浅いタナまでベイトが多く入ってきている。
しばらくしてスッテをフォールさせていると、10mぐらいのところでラインがピタリと止まった。即アワセを入れるとアカイカがヒットしていた。
アタるレンジは浅め
このヒットで「もしかしてタナはすごく浅いのでは」と思い、10m付近からテンションフォールで誘う。すると狙い通りすぐにアタリがあり、アカイカがヒット。
どうやら思っていたよりかなり浅いレンジにアカイカが回遊しているようだ。
よく目を凝らして海中をのぞいてみると、イカの群れが回遊してくるのが確認できる。そこでスッテが見えるか見えないかのレンジ、水深6~8m付近を8号の鉛スッテに変更してゆっくりフォールさせていくと、アタリが増えてきた。
一時は連続ヒットのタイミングもあり、ここで一気に数を増やすことができた。
バチコンアジングは不発
ダブルヒットもあり、この調子で終了までヒットしてほしかったが、徐々に反応がなくなってきた。そこで広い範囲をテンションフォールで探りながら狙って、数匹のイカを追加。
魚探にはアジらしい反応が映っているため、ここでバチコンアジングの仕掛けを入れて広く探ってみたが、残念ながら回遊が少ないようで、ヒットには至らなかった。
最終釣果
そして午後11時に終了の時間を迎え、港に帰港。当日の私の釣果はスルメイカ5匹とアカイカが11匹、合計16匹の釣果となった。
カリスマ船長によれば、この日はかなり反応が悪い日だったということだが、それでも一時入れ乗りのタイミングもあり、状況さえ変われば好釣果が期待できるだろう。
紀伊長島沖のイカメタルは、例年であれば4月いっぱいぐらいまで楽しめ、5~6月は釣果が下火になる。しかし7月以降また釣れだす傾向にあり、今後も目が離せない。
またイカの釣果が一段落する5~6月は、イカに代わってアジの回遊が増えるということで、当面紀伊長島沖のナイト便は熱い夜が過ごせそうだ。
皆さんもフィッシング光栄のホームページまたは本紙釣況欄を参考に、紀伊長島沖のナイト便で熱い釣果を狙ってみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版APC・桑原一幸/TSURINEWS編>