「すべての魚卵は痛風の敵」は間違い イクラは実は低プリン体食材

2024年04月12日 11:00

[TSURINEWS]

抜粋

しばしば「痛風の大敵」と言われるイクラなどの魚卵。しかし実際にはそうでもなく、むしろもっとキケンな魚介系食材が数多く存在します。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

「すべての魚卵は痛風の敵」は間違い イクラは実は低プリン体食材

グルメの大敵「プリン体」

美味しいものは健康に悪い、なんてよく言われますが、中年になるとどうしても若い頃と比べ、食べる量に制限が課される食材が増えてきてしまいます。

その多くは脂質や炭水化物が多く含まれる、いわゆる「ハイカロリー」な食べ物ですが、特定の人々にとってはこれ以外にも気にしないといけない食べ物の成分がありますよね。そうです「プリン体」です。

「すべての魚卵は痛風の敵」は間違い イクラは実は低プリン体食材プリン体のイメージが強いビール(提供:PhotoAC)

プリン体は生物の細胞核に存在する物質で、どんな食材にも含まれます。我々ヒトにとっても欠かせない物質なのですが、多く摂りすぎると余剰分が代謝され、尿酸となります。尿酸が多くなりすぎると結晶化して関節に沈着し、風が吹いても痛いと言われる「痛風」を引き起こしてしまいます。

悪者にされやすい魚卵

そのため、日頃から不摂生をしている人たちはプリン体を恐れざるを得ないわけですが、そんな人達がしばしば敬遠するのがイクラなどの魚卵。古くから、魚卵はプリン体を多く含む食品というイメージが強くあるようです。

しかし実際のところ、イクラはむしろプリン体の少ない食材と言っても過言ではありません。イクラ100gあたりのプリン体含有量は4mg弱であり、これはすべての食材の中でもトップクラスの少なさです。

「すべての魚卵は痛風の敵」は間違い イクラは実は低プリン体食材イクラの寿司(提供:PhotoAC)

プリン体という物質は前述の通り「細胞核」に含まれますが、魚卵などの卵はいずれも一つの細胞であるため、ひと粒のイクラには細胞核も1つしかありません。そのため細胞数が多い食材ほどプリン体が多くなり、細胞数が少ないほどプリン体も少なくなります。イクラ100gの細胞数は数えられる程度であり、結果としてプリン体含有量も少なくなるわけです。

なお、鶏卵100gあたりのプリン体は0.1mg未満となっています。

どれくらい食べるとリスク?

一般的に、成人のプリン体の推奨摂取量は300mg/日と言われており、この数値から考えるとイクラは8kgほどは摂ってもよいことになります(実際、そんなに食べると塩分過多やコレステロールのほうが心配です)。したがってイクラで痛風を心配する必要はほぼないと言っていいでしょう。

ただし、その他の海産物食材の中には、プリン体含有量に留意しなくてはならないものが少なくありません。例えばアンコウやカワハギの肝臓、フグやタラの白子などは100g摂取すると一日のプリン体推奨摂取量を超えてしまう可能性があります。

「すべての魚卵は痛風の敵」は間違い イクラは実は低プリン体食材鱈の白子(提供:PhotoAC)

意外なところでは、イワシやアジなど青魚の干物は高プリン体食材で、これも100gでプリン体摂取量が300mgを超えてしまうことがあります。乾燥品なのである意味当然ではあるのですが、体に良いと言われる食材も、痛風持ちにとってはリスクになってしまうというのは難しいですね。

<脇本 哲朗/サカナ研究所>

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