敦賀沖タイラバ釣行で70cm頭に良型マダイ5匹【福井】オレンジのネクタイで連発
2024年04月15日 17:00
抜粋
乗っ込みマダイのスタートを切った福井県敦賀市の遊漁船へ、3月16日に単独釣行した。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋）
敦賀沖でタイラバ釣行
集合は午前4時50分。釣り座はミヨシだ。
一昨年から敦賀沖のタイラバに参戦し今年で3年目。志摩との違いはベイトだ。春はホタルイカを捕食しているせいだろうか、タコカーリーに集中してくることも珍しくない。
使用したタイラバ（提供：週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋）風予報に合わせ、「160～200gのシンカーを付けておいてください」と船長からのアナウンス。
ブルーグローのタコカーリーと、パイロット的に使用しているイグレイの桜一（おうか）をセット。
6時すぎに船長の合図で実釣開始だ。予想とは裏腹に風と潮の流れが逆で、シンカーは水深120mをバーチカル状態で沈んでいく。
昨年はボトムから30mほど切った中層で良型が食ってきたこともあり、30回ほど巻いてはボトムへのフォールを繰り返した。
50cmマダイ登場
30分後、胴のアングラーにヒットし、船長からタコカーリーで釣れたとのアナウンス。見切りをつけようと思っていた矢先だったので、タコカーリーはオレンジに、シンカーをタングステン120gに交換した。
シンカーを軽くしたことで、前方へ払いだした。しかし、タコカーリーへのバイトは全くない。ヒットパターンを探り出すことが先だ。信頼して使っている桜一（おうか）のレッドラメカーリーを装着したタックルにスイッチ。ヘッドは鉛シンカーのオレンジ120g。
ボトムを確認後、10回巻いたところで、ティップを小気味よくたたきだした。巻き続けながらティップにテンションが乗ったところでアワセを入れると、ラインが引き出されていく。時折バットをたたくような引きに本命と確信。船長のタモに無事に収まった。美しいメスでジャスト50cm。うれしい1匹だ。
良型マダイ連続ヒット
しばらくして隣の2人組アングラーにヒット。タコカーリーのチャート（グリーン）で60cmオーバーが上がってきた。手巻きスピードを変えてみたり、攻める層を変えてみたり、数少ない引き出しを試したがノーバイト。日が高くなったのでオレンジ系のネクタイに交換。スタートのオレンジゼブラを装着した。
ボトムから10m上で潮が乗り、重くなる層からデッドスローでゆっくりと巻いてみると、ジジィィーッとドラグが滑りだした。今度は結構重量感がある。何度かラインを引き出しながら、上がってきたのは、60cmオーバーの良型だった。
時合いだろうか。落とし直すと連続ヒット。さらに重量感もあり、30m前方に浮かんだのは70cmほどありそうな良型だ。胴のアングラーもヒットしたが、残念ながらフグだった。
60cmアップの後に連発で70cmクラス（提供：週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋）腹パン良型マダイで4匹目
連続ヒットを狙ってフォールさせていると、急にテンションが消えた。巻き上げるとリーダーがスパッと切れている。幸い鉛シンカーだったが、フグが群れているので鉛シンカーにオレンジネクタイで開始した。
しばらくしてヒットしたが、この引きはフグ。ネクタイが切れてボロボロだったが、そのまま落とし込んだ。するとヒット。ナナマルには届かぬが、腹パンの良型マダイで4匹目だ。
ナナマルには届かなかったが腹パンの良型（提供：週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋）最終釣果
ここでネクタイをカーリーからストレートに交換。スタートのネクタイは短い。船長からシンプルなネクタイに分があると聞いていたので試すことにした。カラーはオレンジゼブラだ。潮を感じながら丁寧に巻いていると、早速アタってきた。船上では活性が上がらないなかで、どうしたわけかよく釣れる。
隣の2人も3匹目を釣り私はさらにアタリを何度か出したが、ヒットにつながることなく11時30分に沖上がりを迎えた。
結果は船中11匹で5人のアングラーに本命が釣れ、アマダイも1匹上がっていた。私は50～70cmとサイズにも恵まれ、5匹という数の自己記録更新ができた。
＜週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋／TSURINEWS編＞
