この冬おすすめ!食べ方や特徴、日本中の呼び名までカワハギを徹底解剖!
2020年04月17日 10:13
抜粋
この冬おすすめ!食べ方や特徴、日本中の呼び名までカワハギを徹底解剖!
「肝ぱん」と書いて何と読むかご存じですか?
「カンパン」?
いえ、それは違います。
不思議なことに、水温が下がるとカワハギの肝が肥大化して、おなかがぱんぱんになります。
そのため、「キモパン」が正解です。
なぜ水温が下がる冬場にカワハギの肝が肥大化してくるのかは、よく分かりません。
そんなことよりも、濃厚でむちっとした食感が楽しめる肝の味を一度でも覚えると、病みつきになってしまいます。
これからの季節どんどん美味しくなるカワハギの魅力をお伝えしましょう!
病みつきになる美味しさ
カワハギの語源は、文字通りレザーのような皮を剥いで料理することにあります。
筋肉質で淡泊な身は薄造りにぴったりです。
そして、この薄造りと合わせると美味しさが倍増するのが肝醤油です。
取りだした肝をさっと湯引きにして、酒を少しと醤油を加えて和えたものが肝醤油となります。
これに薄造りを絡めて食べるのが最高です。
まるでファオグラを食べているような濃厚な味と歯を押し戻すほど弾力がある身の食感が楽しめます。
カワハギは釣るのも楽しい
カワハギは、食べる楽しみだけでなく、釣る楽しみも大きいと言われています。
エサ取りの名手として知られていますが、その技を生みだしているのはドローンやヘリコプターのような行動が取れるからです。
前進、後退はお手のもの、ヒレを巧みに動かしてホバリングまでできるので、エサを巧みにかじり取って食べてしまいます。
その釣りにくさが、楽しさにつながっているのですね。
カワハギには色々な呼び名が!
カワハギの英名はファイルフィッシュです。
ヤスリ魚という意味ですが、ザラザラした表皮から生まれた呼び名となっています。
ユーモラスな顔をした魚なので、日本でも面白い地方名が多いですね。
・ウシヅラ(山形)
・コンゴリ、マサカリ(富山)
・アワクライ、キンチャク(静岡)
・スブタ(愛知)
・バクチウチ、ラケット(和歌山)
・コウベ(大阪)
・モモカンス(高知)
・ボップ(長崎)
とにかく意味が分からないものが多いです。
これからの寒い時期が旬のカワハギは、食べるも良し、釣るも良し。
釣り人の皆さん、この冬はカワハギ釣りに行きませんか?