【東京湾2020】シーズンインの船カサゴ釣り解説 タックル・エサ・釣り方
2020年04月20日 11:00
抜粋
各地でカサゴ釣りが面白いシーズンに。東京湾の浦安、浜松町、立会川、平和島、鶴見潮見橋や金沢八景では、主に夜釣りでメバルなどと一緒に狙うことが多い。今回はこの釣りについて解説したい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版編集部)
船カサゴ釣りタックル
竿
専用は発売されておらず、ゲームロッドが使いやすい。7対3くらいの先調子で、胴のしっかりしたタイプを選びたい。浅ければ浅いほど魚が受ける水圧の影響が少ないため、想像以上に引きは強い。良型が掛かると根に潜られてしまうことは多く、それを少しでも回避できるパワーを備えた竿がお勧め。
リール
小型両軸が最適。常に手持ちで底ダチをひん繁に取り直す釣りなので、小型で軽量なものを選ぼう。
ミチイト
PE1~3号を100m巻いてあればOK。細過ぎると、オマツリや根掛かりで高切れのリスクが大きくなる。
仕掛け…胴突き2~3本バリで、ミキイト3号、ハリス2~3号前後、ハリはムツや丸セイゴなどの14~15号が一般的。枝スの長さはそれぞれだが、30cm前後の長めにして、エサの動きを自然に見せると食いがいいことも。ミキイトはハリスより太くし、根掛かりしてもハリスが切れるようにする。
ミキイトと枝スの接続は、トリプルサルカンやヨリトリビーズ、自動ハリス止めが便利。ハリス付きのハリの予備を多数用意し、切れたらすぐに交換できるようにする。
オモリ地域によって異なるので釣行前に電話で確認しておこう。
船カサゴ釣りのエサ
一般的にサバの切り身を使用。船宿で用意されていることは多いが、持参する場合は幅1cm、長さ4~5cm、厚さ5mm前後の長方形に切りそろえる。いびつな形だと水中で回転し、ハリスがヨレる原因になるので注意。
特エサとして、活ドジョウや冷凍イワシなどは大型実績が高い。
エサ付けについては、エサの上端から3~5mmの中心部に皮面からハリを刺す。こうすることで、水中で回転することを防ぎ、フワフワと漂いアピール力が増す。
船カサゴ釣りの釣り方
岩陰などに身を潜め、目の前にきたエサを捕食する。よって、魚の目の前にエサを持っていくことがポイント。
オモリを底から5~10cm上げ、底に着かず離れずの位置を保つ。アタリがなければ、ゆっくり竿を持ち上げてエサを躍らせ、再び底上5~10cmでアタリを待つ。持ち上げる動作は誘いになるのはもちろん、次のポイントに仕掛けを入れる意味があるため、必ず行いたい。活性が低いときは仕掛けをたるませるのが有効。根掛かりを恐れず、エサをより魚の目線に近づけたい。
①着底後、5~10秒待ってから竿を起こしてイトフケを取る。
②さらに竿を起こしてオモリを1mほど持ち上げ、魚信がなければ再びオモリを着底させてミチイトをたるませる
イトがたるんでいるときにアタることが多い。バラシが多いときは、たるませる時間を短くするなど、上手くハリ掛かりするタイミングをみつけたい。
アタリは竿先にゴンゴンと明確にでる。ついつい、強く大アワセしたくなるが、ゆっくりと竿を聞き上げて重みを感じたところでハリ掛かりさせる。待ちすぎると根に潜られてしまうので注意。また、空振りしたとしても、エサが残っていれば落とし直せば再度アタックしてくることがあるので試してみてほしい。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>